こんにちは、菅野(すげの)です。

海外子会社税務、ベトナム税務は難しい。複雑だ。

直接税?間接税?どういう意味?

ベトナムに駐在しているあなたは、そんな風に感じてらっしゃるかもしれません。

この記事はこんな人のために書いています。
  • 間接税がよくわからない
  • 間接税をわかりやすく理解したい

このような悩みを解決していきます。動画でも解説しました!

間接税はなぜ覚えにくいのか?

わかりにくいですよね。

実は私も、簿記を勉強したばかりの時は間接税の仕組みわかりませんでした!とっつきにくいんですよね。

「仮払い?費用じゃないの? 預かった?売上請求書の全額が売り上げでしょ?で?結局なんなの?誰が支払うの? 」

って感じでした。

その理由は、言葉通り“間接”だからです。まわりくどいからわかりづらいんですよね。

人間もそうです。直接はっきり言わないと伝わらないよー。

ベトナムでよく話にでてくるVAT。(付加価値税といいます。)これも間接税なんですね。簡単に言うと日本でいう消費税です。

本日は、間接税の仕組みを解説していきたいと思います。この方法で覚えて頂ければ、理解も深まり、あなたの記憶にも残るはずですよ!

間接税をスーッとわかりやすく覚える方法

3つあります。

  1. ストーリーで覚える
  2. 絵にしてイメージする
  3. 論理的にポイントでマスターする

それぞれ説明していきます。

1)ストーリーで覚える。

まずは具体的にイメージしていきましょう。まずは登場人物をはっきりイメージする。
登場人物は、3人です

  • 材料供給会社(仕入れ先)
  • 製造会社(あなた)
  • 販売先(エンドユーザー、最終消費者)

イメージしてみてください。

あなたは、今、人気爆発のスマートフォンを作っている会社の社長です。材料を仕入れて携帯電話を製造してお客様に販売します。シンプルなビジネスですね。

1,000$で携帯電話を製造するための材料を仕入先から仕入れます。そして、材料を加工し携帯電話が完成しました。

これを2,200$で販売先に売却しました。VATの税率は10%ですので、それぞれ税金は100$と220$ですね。

仕入仕入販売
金額1,0002,200
税金額100220

100はあなたからすると、購入であり支払っていますので“インプット”といいます。日本だと仮払税金なんて言い方をします。

そして、220は、販売した時にお客様からもらいますよね。販売で出ていくイメージなので“アウトプット”という言い方をします。これは日本だと借受消費税という言い方をします。

真ん中にいるというイメージを持ってください。

2)絵にしてイメージする。

やっぱり、記憶に残すのには図、絵(イメージ)にすることがかかせません。絵にするともっと論理的にしかもスーッと頭に入ってきますよ。

上記の一連の流れを図にすると以下のようになります。

さらに、こんな風に理解してみると、よりイメージできて理解が深まるかもしれません。

3)論理的にポイントでマスターする。

最後に間接税を理論的に理解し、記憶します。

間接税、VATの重要なポイントは以下の三つです。

1)間接税である。(税金を負担するのは、最終消費者であるということ。)

2)最終消費者は、アウトプットVATも仕入れVATも認識しない。

あなたが、スーパーやレストランに行ったときを思い出すといいかもしれません。いわゆる税込みの金額があなたの総額の支出ですよね。総額が費用です。

3)中間の人はVATの納税の義務を負う。中間の人と理解してイメージしてください。先の例でも仕入れて→作って→販売してましたよね。

腑に落ちましたでしょうか?またイメージできたでしょうか?

最初はなんとなくでも大丈夫ですよ。

繰り返しイメージして、そして、自分の会社の決算書のどこにVATの金額があるか確認してみてください。

理解がより深まり、財務諸表をもっと深く見ることができると思いますよ!

あなたの会社が、VATの仕組みを理解することにより、税務での無駄なコストを発生?なんてことを防止できることを祈っています。

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