ベトナムで効果的なマネジメントをするための2つの視点とは?

会社やあなたが決めたルール・決まりがいつの間に破られている。そして、存在もしなくなっている?

ベトナム、海外子会社で日々頑張っているあなたは経験あるのではないでしょうか?

例えばこんなルール、、、。

遅刻をしない。ものを整理整頓する。頼んだ資料を期日通りに提出する。モノを買うときには申請書を記載して事前に提出する。などなど。

こんにちは、海外子会社コンサルタントの菅野(すげの)です。

本日は、私が実践してみてすごく効果的だったルールを守ってもらう方法・マネジメント方法について共有しますね。

とてもシンプルですけど、あなたのスタッフが、劇的にルールを守ってくれるようになりますよ。保証します!

スタッフが、催促しないでも大切なルールを守ってくれる。想像しただけで嬉しいですよね!ストレスも減るはずです。

 

実験してみましたよ!

 

弊社の今の一番の課題は、ずばり、労働生産性です。もう少し砕いていうと、お客様ごとに使った時間の効率化です。

まずは、どのプロジェクトにどれだけ時間を使ったか?これを、見える化しないことには、第一歩が踏み出せないのですね。そのためには、時間を記録してもらうことが必要でした。

Kintone というシステムを利用して、勤務時間を記録するというのをルールとして定めました。

この時間を記録するルールですが、大まかでかまわないという風にしているのでスタッフの負担にはなりません。ものすごく凄く簡単です。

「きちんと、どんな業務どれくらい時間つかったか?記録してね。シゴトだからね。」

でもですね、、、。実際どうだったかと言うと、、、。

ほとんどのスタッフが、記録してくれません。毎日、スカイプやメールで催促する毎日でした。それでなんとか記録してくれる、、、、、。

とほほ、、、。

ある日、やり方を変えました。強制的に、、、。

 

なかなかルールが守られない。ちょっとやり方を変えてみよう!と思いました。

なぜ、このように変えてみようと思ったか?

それは、あるルールが効果的だった!

と感じだからです。それは、罰則・ペナルティ的な事です。

弊社、恥ずかしながら、以前は、遅刻しても特になにも罰は設けていなかったのですね。個人的には、フレキシブルな雰囲気が好きなので問題視していませんでした。

遅刻した場合には、勤務時間がその分短くなるので給与で調整するというルールを定めたのです。ベトナム人代表のロアンがそのルールを決めて、それがとても効果的だったのですね。

「時には鬼になる。」

あれ?これが効果的なんじゃないか!

って感じたのですね。

そこで、勤務時間をきちんと毎日記録しない場合には、ペナルティが発生すると決めたのです。具体的に言うと、次の日までに、勤務時間を記録しないと50,000ドンのペナルティが発生するとしたのです。

(私自身、このようなやり方はとても嫌いなので、本望ではないのですが、、、。)

※法律的に、罰金は禁止されていると思います。この点留意してください。あくまでみんなの同意のもとでしてますし、もらったお金についてはスタッフみんなで食べるおやつや食事に使っています。

このルールの効果は、、、、?

 

このルール、、、、。めちゃくちゃやばいです。みんなが守るようになりました。ほぼ100%です。

毎日システムをチェックしても、みんな記録してます。

個人的にはとても悲しいのですがね、、、。この方法がいいの??って。

 

なぜ、ポジティブに効果的だったのか?

 

ペナルティ強制的に課す。なぜ、この方法が効果的だったのか?前述の通り、私自身、軍隊的な押し付けるやりかたは好きではありません。

そこで、今回自分なりに調査してみました。日本歴が長いベトナム人にもいろいろ聞きましたよ~。

本気だぞっていう姿勢を見せた。発案者自ら、、、。

 

このルール、誰が一番先に破ったと思いますか?

何を隠そう。私だったのです(笑)。 当然、50,000ドン払いましたよ。豚の貯金箱に。スタッフみんなのまで払いました。

意図的に実施したわけではないのですが、これが、「あ、本気なんだ。破ったらペナルティ払うんだ。」ってみんな思ったのだと思います。

 

「楽しい!」っていう要素を入れた。

 

前述のように、私はこのような強制的なやり方は好きではありません。そこで、徴収した罰金は、スタッフみんなのおやつやパーティ代に使おうって言う風にしたのです。

そうすることで、罰金=罰という厳しい、怖い、ネガティブのイメージが薄れるのかなって感じてます。

実際、私が支払った時にも、みんな笑って嬉しいそうでした。「おかし食べれるよー!って。」

理由を何度も説明した。

時間管理。

新人からトップマネジメントまで、ビジネスパーソンの必須スキルとして「時間管理」は外すことができませんよね。

何度か説明したのですが、ベトナム人の方にはなかなか理解が出来ない概念なのかなって最近は感じています。これはおそらく歴史や文化も関連しているでしょうね。

なので、何度も何度も説明しました。なぜ、必要なのか?ってことを。

具体的には以下を説明したのですね。

■お客様毎に実際の時間が多すぎたり、少なすぎたら問題でしょ!

すごく時間を使いすぎても、赤字になってしまって問題ですし、逆に、報酬頂いているのに全然支援していないというのも問題です。

■生産性が高い人が優秀なんだよ。

こんな質問をしました。「まったく同じ仕事があります。この仕事、Aさんは5時間、Bさんは10時間で終わらせました。あなたがボスならどっちの人を評価しますか?」

当然ですが、「Aさん!」という回答が返ってきます。じゃあ、評価するために仕事毎に時間を把握することが必要だよね。って説明をしました。

もちろん、本人にとっても時間管理が大事なんだっていうのを何度も説明しました。7つの習慣の文言なども引用して。

そうすることで、納得感を得られたのだと思います。納得感、これ大事です。

 

マズローの欲求5段階説へのあてはめ

 

この方法が有効というのは、この説に当てはめると「生理的欲求」の段階にいるという考え方もできることができます。一番レベルが下の欲求なんですよ。

私が罰があまり好きでない理由として、この罰金の管理が「生理的欲求」に当てはまるという考え方ができるからです。レベルが低い段階なのですよね。

少額であっても罰金されると、給与が減ってしまう。そうすると、食べるものが買えなくなってしまう。それは困る!というロジックです。

現状ベトナムでは、このペナルティという方法が有効なのですね。

人が行動する2つの理由

 

人が行動を起こす理由は2つしかありません。と、マーケティング上では言われています。

それは、

1:快楽を求める。

2:苦痛を回避する。

そして、マーケティング上で有効なより強い行動要因は、2だと言われています。ある行動経済学の先生も、「人は将来の得より、目先の損を回避しようとする」と話しているようですしね。

エピソードをお話しますね。

弊社では、改善案を1個提出すれば、同じ50,000ドンあげる。という施策をしています。それは主体的に考える人を評価したいからです。

導入した最初の方は、改善案を出してくれていたのですが、今では、ほとんどだれも提出していません。どんな提案でも一個50,000ドンなのでいい条件なのですがね。

これを当てはめてみましょう。

・お金をもらえる:快楽を得る。

・お金を払う:苦痛を逃れる。

という風に考えることもできますよね。

マネジメントでも後者の方が、効果的だったというのが検証されてしまいました。

 

ベトナムの歴史と人柄にマッチした管理

 

先日、ベトナム人の文化や歴史を学ぶセミナーに参加しました。そこでは、とても印象的な事を学びました。

歴史的には、中国などの影響を強制的に受けているという背景があります。でも、ベトナム人は強制されることは好きではありません。嫌いなようです。

ベトナム、ベトナム人は、

歴史上、強制されてきた。でも、強制されることは嫌い。

ここにヒントがあるような気がします。今回、すごく効果的だった方法は、強制したという側面を重視しています。ペナルティですからね。

ただ、一方で、スタッフ自身が楽しいという側面とか趣旨も丁寧に説明しています。

この相反する概念をどっちもうまく使う。これが、効果的なやり方なのだと思います。

ベトナムに住んでるみなさん、、、、。

メトロやビルの工事の進捗についてとても遅く感じたことはあるのではないでしょうか?でも、その一方でビングループが関連しているビルの建築は早いって感じるのこともあるかもしれません。ご存知の通り、ビングループは有名な企業です。

ビングループのマネジメントの特徴の一つとして、「とても厳しい」という特徴があるようです。約束を守れない。締切日を守らない。そんな場合には厳しい罰(例えば、クビ)があるようです。

(ほかにも当然、要因はあるかとは思いますよ。)

本日は、ベトナムでの効果的なマネジメントについて私の実体験も踏まえてお話しさせて頂きました。

●強制的なことが必要

●でも強制的なことは大嫌い

この相反する2つの要素が組み合わさったときに、その効果が発揮されます。

決まったルールが守られない、、、、、。という悩みがあれば上記を実践してみてください。きっと解決されるはずです。

あなたの会社が、効果的なマネジメントを実施することで、よりよい経営ができることを祈っていますね。

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