この記事はこんな人のために書いています。
  • ベトナム株式市場に興味がある。
  • ベトナムで資産運用を考えている。
  • どの業界が熱いか気になる。

このようなお悩みを解決していきたいと思います。

ベトナムという国は、今!成長が著しいです!

だからこそ、株式市場についても、気になりますよね。

先日、こんなニュースを見ました。

ベトナム政府は11月15日、民間航空分野における投資規制の緩和を発表しました。これにより、同国の航空会社に対する外国人投資家の出資比率の上限が従来の30%から34%に引き上げられました。

多くの読者にとって、ベトナムの航空業界の動向はこれまで関心の高いものではなかったかもしれません。しかし、米中の対立を受けて“ポスト中国”が模索される流れの中で、ベトナムの航空産業は高い成長が見込まれています。

ですので、今回普段お世話になっているVietjet(ベトジェットエア)についての決算書についてレビューしました。

私は、国内移動は、基本Vietjetを使っていますし、日本に帰るときもたまに使います!

Vietjetの基礎情報

会社名:VIETJET Aviation Joint Stock Company

有名社長:Nguyen Thi Phuong Thao 社長は美人社長でベトナム発の女性ビリオネア!(総資産10億ドル以上、すごい。)とても有名です。

会社設立日:2007年。タオさんは当時国営航空会社が業界を独占していたことに着目しました。業界の競争を活発化させるために民間航空会社が考え、ベトナム政府と交渉して規制緩和にチャンレンジしたのです。その努力が実り、2007年に会社設立をすることがベトナム政府から認められ、2011年にようやく運行が開始されました。

3月に発表されたフォーブス世界長者番付で、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツやアマゾン創業者ジェフ・ベソスと並んで一人のベトナム人女性が名を連ねました。グエン・ティ・フオン・タオ(Nguyen Thi Phuong Thao)です。

基礎情報はこれくらいとして、財務状況を見て行きましょう。

まずはVietjetの損益計算書をレビュー!

Vietjetは、上場企業ですから、財務情報を入手できます。ウェブにて監査報告書も公開されています。

元データ:公表されている監査報告書(Audit report)

あとは、以下のサイトも利用しました。https://finance.vietstock.vn/VJC/financials.htm

為替レート:200(JPY/VND)を利用し円換算しました。

単位:億円

例えば、以下のような感じです。

引用:監査報告書

クリックすると大きくなります。

また、図で見てみましょう!こうするとより浮き彫りになるんです!あなたの会社の指標についてもグラフ化してみるといいです。

次に、着目すべき点について解説していきたいと思います。

着目すべき点① 成長率

まずはその成長性ですよね。(クリックすると大きくなります。)

ものすごい成長で売上が伸びていますね。GDPの成長率より全然高いです。

着目すべき点② 一人当たりでみる

この視点、めちゃくちゃ大事です!大きな会社って金額が大きくてよくわからないんです。そこで、自分ごと、より、数値を身近に感じるために、この手法をつかうのです。

これも前述されているとおり、公表されている情報に基づき作成しました。人件費は、監査報告書のBusiness costs by elementsのLabour costs and suff costsを利用しました。人数も監査報告書に記載されています。

そうすると、すごいことがわかるんです!

一人当たりの人件費:350万円~410万円

一人当たりの粗利:780万円~1,040万円

これでも、ピンと来ないかもしれませんね。

今のベトナムの一人当たりGDPってご存知ですか?

2,400USD程度です。 つまり、25万円程度です。

一人当たりのGDPは、おおよそ年収と相関関係があります。

そして、日本は39,000USD程度です。4百万円くらいですね。

この金額ってサラリーマンの年収くらいかな?って実感わくのではないでしょうか?

これが、べトジェットの場合、350万円~410万円です。一人当たりGDPの10倍以上!ってことが読み取れます。

もちろん、人によって給与額が大きく違うので、(おそらく高い人はべらぼうに高いですしね。)一概には言えませんが、それでもこの金額はすごいです。

あなたがもし、ベトナムの会社の社長であれば、是非計算してみてください。これがいかにすごいか、スーッと理解できるはずです。

ちなみに、私の会社で計算したところ、仮にこの金額で考えた場合、売上が何倍あっても足りませんでした。トホホ……。

また、一人当たり粗利にも注目です。

これは、一人当たり生み出した価値というとらえ方でもいいです。べトジェットの場合、780万円~1,040万円です。

ただ、これでもよくわからない場合は、同業他社と比較すると、儲かっているのか?成長しているのか?などがわかります。

あまりにも数値が、大きすぎて、ピンとこない場合ってありますよね。そんな時は、「一人当たり」とか「一個当たり」にするとその実態が見えてきます。

下記の書籍がとても参考になりますよ。

JALやANAとPLを比較してみる。

次に同業他社という比較です。経営分析では、“比較”がとても重要となってきます。

参考:比較!比較!比較! 海外子会社のシンプルだけど効果のある財務分析の方法

私は日本人ですので、日本で有名なJALとANAで比較してみました。これも有価証券報告書やHP等の公表されている情報をもとに記載しました。例えば、以下のような感じです。

以下の比較表をご覧ください。(クリックすると大きくなります。)

いかがでしょうか?

数字の羅列だとちょっとわかりにくいなあと感じるかもしれませんね。

そこで、これも絵を使ってみましょう。とにかく図にしないと頭に入ってきません。

売上規模だとJALやANAが断然大きいですね。

 

しかし、一人当たりでみる必要があります。そうするとどうでしょうか?

Vietjetの方が、いい結果となっています。

つまり、生産性がANAやJALよりも高い!ということが言えますね。

これは、ものすごいことです。生産性で、日本は負けてしまっているのです。

★本日のまとめ★

 

  • Vietjetの成長率は著しい
  • 一人当たりでみると、ベトナムの企業としては断トツで水準が高い。(10倍くらいかかも。)
  • ANAとJALで比較してもそれがわかる。売上高の規模は、5分の1程度であるが、一人当たりの営業利益を見ると一番高い。

本日は、ベトナムで有名なVietjetの財務諸表をレビューしました。

あなたが、会計センスを持つことによって、正しい意思決定ができることを祈っていますね。