こんにちは、公認会計士のすげの(@tomoyokenomad)です。

本日は「論語と算盤」の第5章についてまとめていきたいと思います。明日から、仕事を楽しむぞーって感じていただけるはずです!

論語と算盤の目次

  • 第1章 処世と信条
  • 第2章 立志と学問
  • 第3章 常識と習慣
  • 第4章 仁義と富貴
  • 第5章 理想と迷信👈ここについてまとめていきます
  • 第6章 人格と修養
  • 第7章 算盤と権利
  • 第8章 実業と士道
  • 第9章 教育と情誼
  • 第10章 成敗と運命

なぜ?今の時代に渋沢栄一を学ぶ必要があるのか?その理由についての意見は、以下のリンクに記載しております。

>>渋沢栄一の「論語と算盤」時代や国境超えて使える普遍的な知識、まとめと感想 【①処世と信条】

【理想と迷信】での3つのポイント

本当に大切なことは変わらない!

そして、仁義は、義理・人情の部分ですね。道徳の部分です。

第5章のポイント、以下に注目しました。テクノロジーの発展により、変化が激しい時代だからこそ、使えるノウハウだと思いました。

  1. 仕事を趣味とする
  2. 本当に大事なことはずーっと変わらない【普遍・学ぶ姿勢】
  3. 迷信に振り回されず、科学的な根拠を重視する

中田敦彦のyoutube大学でも、紹介されています。2分過ぎにこの章の話題となっていますよ。

人生100年時代、仕事を趣味としてしまう

ワクワクしろ。仕事を楽しんですれば、いいじゃない!

知っている→好き→楽しむ。仕事も同じだ

この考えですが、現代によりマッチしていると感じました。なぜならば、現代は、人生100年時代と言われているからです。医療の発展などにより、人の寿命が100年くらいになるというのです。

今の経営者は圧倒的な勉強不足なのだそうです。

ワークライフバランスでなく、ワークアズライフにすればいい

よく、「ワークライフバランス」と言われますが、そうではなく、「ワークアズライフ」にすればいいと思うのです。

これは、「仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間 以外はすべて仕事であり趣味であるという考え⽅」のことです。要するに、仕事が趣味だったらいいんじゃないか?ってことです。

なぜなら、前述の通り、人生100年時代と言われており、これまでの人生設計の大前提が崩れているからです。つまり、60歳で定年をむかえて、あとは、余生を楽しむというモデルが成り立たなくなっているかなと…。

得意なことや没頭でき、それが、仕事にも繋がることによって、ぼくらの幸福度はより高まると思います。

「楽しむ」が一番強い!

これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如(し)かず。」

引用元:孔子(『論語』

学ぶには、「知る」「好む」「楽しむ」という段階があるという考え方です。そして、これは、仕事にも適用できるという考え方です。

「ワークアズライフ」を実際にするには、あなたが、幸福を感じながら、継続できることでないといけません。

そうすると、好きで没頭できることが必要です。ただ、これだけでなく、他の人に「貢献する。人の役に立つ」という要素もかかせません。

例えば、私も人生100年を見据えて、愚痴をいいながら仕事するのはやだなと思い、なるべく「好き」「没頭」「第3者に役立つこと」を模索してトライアンドエラーを繰り返しています。

どうやら、文章を書く。書籍を読んで、わかりやすく砕く。コンテンツを創作する。というのは、好きそうなので、これに「第3者に役立つこと」というのが加われば、仕事を楽しむということができそうです。

 

本当に大切なことは、ずっと、変わらない

科学やテクノロジーの進化は物凄いが、人間にとって本当に大切なことは、ずっと、変わらない。

キーワードは、【普遍性】と【学ぶ姿勢】

次にこれです。

道徳、哲学や心理学は、変わらない。そして人間の体も…

特に現代では、テクノロジーの発展によってものすごい勢いで、時代が変化していますよね。スマホが当たり前になったのも、ここ20年くらいの話です。AIの発展により、これまであった職業が大きく減ってしまうことも示唆されています。ロボットによって50%の仕事がなくなる。なんても言われています。

どうやら、ぼくら人間の多くの仕事がこの先テクノロジーによって代替されていく未来は、避けられそうにありません。

せっかく学んだ新しい知識も、3年で陳腐化する時代だとも言われていますね。

しかしながら!

基本的に、何千年も、変わってないものもあります。その代表的なものとして、道徳があると言っています。道徳は、普遍的なのですね。

他の普遍的な知識としては、以下のようなものがあるでしょう。

  • 哲学
  • 心理
  • 健康の知識(体の仕組みは大きく変わっていない)

これらの知識は、学んでおくと、コスパがよさそうです。

ずっと学ぶ姿勢が大事

前述した通り、データ✖︎AIの時代において、ぼくら人間の役割が大きく変化してきます。そこで、ずっと「学ぶ習慣」というのが非常に重要になってきます。

「戦略的学習力」

これは、オックスフォード大学マイケル・オズボーン教授(AI(人工知能)などの研究を行う)が2017年に発表した論文において、2030年に仕事で必要とされるスキルを順位付けした中で、120のスキルのうち、1位となったスキルです。

普遍的な知識も、その時において強みとなるはずの知識も、学び続けなければ、時代の変化に対応ができなってしまうのです。なので、死ぬまで学ぶって感じですね。非常にエキサイティングな時代に生きてこれて幸せだって思うことにしましょ。

 

迷信に振り回されず、科学的な根拠を重視する

占いなどの科学的な根拠がないものではなく、科学的な根拠を重視する

3つ目は、これです。

根拠がないとやっぱり、弱いし、遠回り

占いや迷信を信じてしまう気持ちもわかります。人間は弱い生き物であるから、何かに依存してしまうことがあるからです。

しかし、科学的なエビデンスを重視することは、やはり、重要ですよね。なぜなら、裏付けあるからです。

特に、今の時代では、様々な研究やメタ分析が進んでおり、科学的な論拠が多くそろっています。これを重視することによって、正しい意思決定ができます。

メタ分析などの調査は、膨大な時間と大勢の人の協力得られた結論です。確かに、この結果が全てではないかもしれませんが、これを重視した上で、自分で試すほうが、100%正解に辿りつけやすくなりますよね。

例えば、わたしちたち中年世代は、「1日3食」というのが、当たり前と教育されてきました。しかし、今では、どうでしょう?数十冊の専門家の書籍を読みましたが、「1日3食」(成人に対して)を推薦している書籍は、むしろ少数派です。病気を防ぐ、アンチエイジング、集中力を高めるといった観点からは、少食(1日1食やリーンゲインズなど)の方が望ましいという分析結果ばかりです。

これを「1日3食」が、健康にいい。なぜならば、〇〇だから。のエビデンスが弱いとやはり誤った意思決定をしてしまうのだと思います。

なので、結論→その根拠は?その信頼性は?という視点が、めっちゃ大事です。

「それ、あなたの意見ですよね?」ってひろゆきさんに言われて、なんにも返答できなかったら、それは怪しいってことです(笑)。

これ、海外子会社管理でも、一緒です。必ず、理由(法的根拠あるの?他者事例は?)という視点を持ってください。そうしないと、とんでもない間違いが生じてしまいますし、時には大きな損害となってしまいます。

もちろん、感情も大事であるが…。

こういうと、論理ばかりで、息が詰まる。と言われそうですが、そうではないですよね。この書籍のタイトルは、「論語と算盤」。論語、つまり、人の心は重視しましょうって主張しています。

第3章【常識と習慣】では、智・情・意って、言ってますからね。“情”は、とても大切です。

これが大事であることは、大前提です。

★本日のまとめ★ 論語?算盤?

 

個人的な意見とはなります。本日のポイントが、論語よりか?算盤よりか?を表にてまとめます。

ポイント

論語

算盤

仕事を趣味にする

本当に大切なことは変わらない【普遍・学ぶ姿勢】

✖︎

科学的なエビデンスを重視する

どっちもありますね。

いかがでしたでしょうか?

「論語と算盤」の第5章、理想と迷信

今でも、そして、海外、ベトナムでも使えるノウハウ、教えばかりです!ぜひ、実践していきましょう!