みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第86回目です。

最強の成長術という書籍が面白かったです。成長のためには、負荷と休みのバランスが必要のようです。つまり、負荷がないと成長できないし、負荷だけがあってもダメってことですね。

ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。

本日のテーマは、「社会隔離は多くの企業の利益を食い尽くす」です。

りんさん
りんさん
こんにちは!リンです。

社会隔離は多くの企業の利益を食い尽くす

りんさん
りんさん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。8月25日付けのニュース

>>社会隔離は多くの企業の利益を食い尽くす

社会隔離措置が数週間続いているとき、多くの大企業は次々に利益の減少または損失という状況について発表しました。

 

7月は、南部の多くの地方で発生した新型コロナウイルス流行のピーク、政府からの隔離命令が連続的に延長された時期です。これはまた、店舗閉鎖及び運営上の制限によって困難な状態に陥った小売業の31日間です。

 

モバイル・ワールド・インベストメント株式会社(MWG)はその一例です。最近発表されたレポートによると、7月におけるこの小売チェーンストアの純売上高は約95,000億ドン(約4586万円以上)に達し、去年同期比10%増加しました。しかし、税引後利益は29%(約2300億ドン)減少しました。

 

その結果は、7月後半から、MWGのスマートフォン・パソコン・周辺機器及び家電・電化製品を小売している2千近くの店舗が、事業所閉鎖または販売活動の制限をしなければならないためです。それらの店舗は、MWGの全国販売店数の約70%を占めています。この会社によると、7月の売上高伸び率は、食品と日用品の小売チェーンストアであるバッハホアザンの売上を伸ばす努力によるものです。

 

同様に、宝飾品大手フーニュアン・ジュエリー株式会社(PNJ)も、7月に新型コロナウ感染症から大きな影響を受けた大企業です。7月末までに、PNJは、社会隔離措置を厳密に実施するため、274店舗を一時的に閉鎖しました。この会社は純売上高4900億ドン近く、また損失320億ドンを記録しました。同期比、売上高は63%、利益は157%減少しました。

 

これはPNJが損失申告を行った今年の最初の月です。昨年の4月にも、この会社は、指令16に基づく社会隔離措置のピークのため、原価を下回る価格で販売しなければなりませんでした。

 

輸出比重が高い繊維企業であるタンコン・テキスタイル・ガーメント株式会社も、7月における売上高と利益の減少を記録しました。売上高は3%近く減少し、1450万米ドル(約3300億ドン)になりました。税引後利益は47%減少し、153億ドンになりました。この会社によると、7月には、社会隔離のため、繊維産業の労働生産性は計画した数値が達成できず、それによる売上総利益は去年同期に比べて低下しました。

 

プラスチック業界について言えば、ビンミン・プラスチック株式会社(BMP)は最初の会社が財務状況の概要を説明しました。最近の定例会議で、この会社の経営陣は、今回の新型コロナウイルス流行により、7月におけるBMPの全ての事業活動は通常の1520%だけにとどまっていると述べました。先月のプラスチック販売量は5,200トンを超え、去年同期比44%減少しました。それによる収益は39%近く減少し、2440億ドンになりました。

 

社会隔離措置が厳しくなり、物資輸送が困難になった7月後半から、BMPの事業は衰退期を迎え始めました。一般のプラスチック製品は必要品に含まれず、野戦病院などの特定のプロジェクトのみに使用されます。以前の投入材料の高価格に加えて、ビンミン・プラスチック会社は初めて37億ドンの損失で赤字の決算を出しました。。

 

この会社の経営陣はまた、売上高が約700750億ドンだけである8月の状況はもっと深刻になり、去年同期と比較して大幅に減少することを共有しました。これは、計画した月額4,0005,000億ドンに比べて非常に低い数です。

 

VNDirectによると、広範な社会隔離措置は、多くの企業、特に第3四半期における小売企業の回復の勢いをを妨げています。ただし、第4波の新型コロナウイルス感染症が抑制された後、各企業は回復のチャンスがあり、特に電子機器を小売する企業は多くの利益を受け取れます。

 

上記のネガティブな状況で、ロンベト証券株式会社(VDSC)は、「2021年下半期の経済見通しは、新型コロナウイルス感染拡大を阻止する対策の効果とワクチン接種の進展に大きく依存している」と述べました。 VDSCは、年間のGDP成長率が4%に達すると予測しました。

 

ドラゴン・キャピタル・グループによると、第3四半期におけるベトナム経済は、長年にわたって最も低い成長率を記録する可能性があると述べました。これは、新型コロナウイルス流行のほぼすべての悪影響を反映する四半期と見なされます。

コロナの経済への影響は大きい

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

暗いニュースばかりですが、きちんと現実を受け止めつつ、やれることをコツコツと実行するしかないですね。

新型コロナウイルスによるベトナム経済へのネガティブな影響

りんさん

自分の意見ですが、第4波の新型コロナウイルス流行はベトナムの各企業に多くの悪影響を与えています。中小企業の倒産リスクに直面していることだけではなく、大企業の売上高減少による利益率の低下もベトナム経済の大きな課題です。

社会隔離措置は事業活動の回復を妨げていますが、その対策を実施しないと、感染拡大は必ず深刻になります。この困難な状態で、新型コロナウイルス向けのワクチン接種の進展は経済回復にチャンスをもたらすと期待されています。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

ワクチン の普及率が鍵となりそうですね。