みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第101回目です。

101回目のプロポーズというドラマが昔ありましたね。懐かしい。さて、最近はまた「集中力」について研究しています。なぜならば、成果物を出していないのにも関わらず、時間だけが過ぎている感覚が強いからです。どうやらやっぱり、現代の人間はあらゆる方向から集中力を奪われているようですよ。お金の奪いあいから、時間の奪いあいの時代になってきています。簡単に連絡が取れるという時代は実は人類の退化を進めているのかもしれません。仕事への集中を妨げる結果、アメリカでは1兆ドルの損失が発生しているようです。「集中力」についてきちんと考える必要があるかと思います。

ベトナム人のTrangさん(日本語2級で簿記三級取得者)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。

本日のテーマは、「NFT市場を発展させるためにベトナムは何をする必要があるか? 」です。

Trang さん
Trang さん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。10月3日付けのニュース

>>NFT市場を発展させるためにベトナムは何をする必要があるか?

NFT市場を発展させるためにベトナムは何をする必要があるか?

今年前半のNFT総売上高が約25億ドルに達したとして、NFT「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」は世界中に多数の投資家の関心を引いている。特に、デジタル経済及びデジタルトランスフォーメーションを進化しているベトナムも、「NFTの過熱」を無視することはできない。

 

NFTとデジタルトランスフォーメーションの関連性

オックスフォードのデジタル経済コラボレーティブグループは「デジタル経済とは、デジタルテクノロジー、特にインターネットを介して行われる電子商取引に基づいて運営される経済である」と定義した。

 

したがって、専門家は、電子商取引の成長及びインターネット利用する人の促進、商品とサービスのシステムの開発というデジタル経済の3つの顕著な利点を指摘した。それに、デジタル経済は透明性も確保し、経済活動をより適切に管理できる便利なツールである。

 

NFTは一意性、非互換性及び希少性を持つからこそ、投資家が安心して、NFT市場への参入できる。NFTは各トークンが一意である特殊な種類の暗号資産で、他のNFTと直接交換することはできない。これは、投資家がデジタル資産の所有権を簡単に証明できることに対する重要な役割を果たす。

 

経済に対するNFTの2つのメリット

まず、NFTはクリエイターに収入を最大化し、資産の所有権を確保することに役に立つ。 NFTは世界中で、美術品や録音物、写真などのデジタル資産で一般的に使用されている。

 

NFTの中には、販売されると自動的にクリエイターにロイヤリティが支払われるものがある。これは完全に自動化されているので、クリエイターは自分の作品が人から人へと販売されることで、ロイヤリティーを得ることができる。現在、ロイヤリティの計算は手作業で行われており、正確性に欠けるため、多くのクリエイターが相応の報酬を得られていない。

 

NFTは物理的な製品をエンコードし、売買の市場を拡大できる。その他、不動産、ファッション製品、および非常に価値のある歴史的な資産などをエンコードするプロジェクトを研究されてきた。 

 

もし家、アパート、土地などの大きな価値のある資産を持っている場合、その資産を小さなNFTにトークン化されば、このトークンを所有することは、その資産の一部を所有することを意味するものである。したがって、流動性がより活気に満ち、国内市場のみならず世界に拡大する可能性がある。特に個人所有者だけでなく、一般的なデジタル経済エコシステムに高い利益を稼ぐことができる。

 

ベトナムも無視できない

新型コロナウイルス感染の世界的流行により、多くの国が非接触技術を強化に使用している。これは、毎日NFT市場に参入する個人や組織の数が多くになっていく理由の一つである。例としては、ベトナムではANFTと呼ばれる不動産デジタルプラットフォームが生まれた。

 

専門家は、このスペースが速く10億ドル規模の産業に変わり、芸能や音楽の範囲を超えて拡大すると信じている。

 

今年前半にNFT総売上高が約25億ドルに達し、NFTは残りの数か月間にも成長を成長を維持すると予測されている。 

 

現在、ベトナムのデジタル経済は急速に発展している。今年の8月にベトナムのファム・ミン・チン首相は「デジタル経済とデジタル社会の発展に関する国家戦略」を策定するよう情報通信省に指示した。

 

ベトナムには仮想通貨に関する法律研究グループがいる。研究者は仮想通貨に明確な定義の必要性を指摘している。この製品の法的枠組みを構築できるには、最初に明確な定義を定める必要がある。

 

法律研究グループは、仮想通貨を新しいタイプの資産として認識すべきであると提案した。具体的には、「今後、ベトナムは仮想通貨を民法の新しいタイプの資産として認める必要がある。そして、2015年民法第105条に記載された資産の定義を補充し、「法律で定められたその他資産」に訂正する必要である。

さらに、仮想通貨の法的ステータスを決定できることは、ICO活動の管理・交換、仮想通貨による税金に関する規制を策定するための確固たる基盤となる。 

NFTの流れは熱い!

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

最近、NFTという言葉をよくききますね。私は、NFTを利用したアートのトピックが気になりますね。NFTのCryptoPunks(クリプトパンク)などの値段を聞いて衝撃が走りました。

最近は心理学も勉強しているので「希少性」という言葉がすぐに思い浮かびました。

とはいいつつ、クリプトパンクの芸術性についてはまったくわからなかったのでちょっと焦っています。千利休の茶碗の価値についてはすんなり理解できたのですが、クリプトパンクの芸術性は理解できませんでした。ビジネス的な観点や希少性という観点で注目されているのかと。ただし、絶対無視できない時代の流れですね。

世界的にNFTの流れが来ている。ベトナムも例外ではない。

Trang さん

最近、ブロックチェーン関連のニュースや記事で、NFT(非代替性トークン)についてとり上げているものを数多く目にします。NFTは、デジタルコンテンツに対して、替えのきかない唯一無二の価値を証明する存在として世界の多くの投資家からも注目されています。

 

ベトナムでも2025年までに首相指示でデジタルガバメントを実現する戦略を発表しています。その中にはブロックチェーンについては仮想通貨の研究、実用試験を行って、AIについてはベトナム独自の製品、サービスを創出して、ベトナムの競争力の向上、国のデジタル・トランスフォーメーション推進の基盤とすることを目指すとしました。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

はい!テクノロジーの発展により世界が変わっていく。悲観的になるのではなくこのような流れを学び、楽しんでいきたいと思います。