こんにちはマナボックスの菅野です。

今日は『個人がレッドインボイスをきちんと入手、賞金がもらえるかもしれない』というテーマでお伝えします。

レッドインボイス及びベトナム側の考えが理解できて、将来の動きなどが予想しやすくなるはずです。またもしかしたらあなたも数十万円の賞金をもらえるかもしれませんよ。

ベトナム語のニュースは以下のリンクです。ベトナム人スタッフ様に是非共有してください。

https://gonnapass.com/lay-hoa-don-co-co-hoi-nhan-duoc-tien/

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個人も「レッドインボイス」をゲットしよう。そうすれば賞金がもらえるかも!

わかりやすく表現すると、

お店に行ったらきちんと「レッドインボイス」を入手してね。そうすれば賞金がもらえる可能性がありますよ。

ということです。税務総局はこのようなプログラムを発表しました。「Lucky bills」プログラムと呼んでいるそうです。なお、「レッドインボイス」(VATインボイスという表現も同意義です)についてわからない人がいれば以下を参照してください。

>>【保存版!】ベトナム駐在者がベトナムのレッドインボイス(ホアドン)の内容と見方を覚える方法

税務総局の狙い

なぜ、このようなプログラムを発表したのでしょうか?その理由は以下の通りです。

税収をきちんと確保したいから。そのための消費者への習慣づけ。

要するに脱税を避けたいのですね。

これまで紙面の「VATインボイス」を売り手が発行しないケースが多くあったようです。消費者であるぼくらもいちいちカフェとかスーパー、飲食店に個人で購入した時に「VATインボイス」くださいって言わないですよね。

それって実は税務総局からすると「痛い」んです。なぜならば「脱税」に利用されるからです。「VATインボイス」を発行しないということは売上を申告してないことと同意義なのです。つまり、ベトナムの国からすると税収が減ってしまうのですね。

>>ベトナム、VATインボイス、レッドインボイスいらないよ〜の意味

それを「電子インボイス」の適用をきっかけに消費者にも意識してもらおうということでこのプログラムが開始されました。

どうやったらレッドインボイスによる賞金がもらえるの?期間は?価格は?

どうすれば賞金がもらえるのでしょうか?それを解説していきます。

賞金の抽選会の対象者について

私たち「個人」です。しかし、以下の要件に留意しましょう。

  • 購入したサービス・商品の「VATインボイス」を入手し、保管しておくこと。
  • インボイスには、氏名、CCCD/IDカード/パスポート、住所、タックスコード、商品名、サービス名、数量、単価、消費税など、売り手と買い手の身元を確認する必要

オフィシャルレターNo.3199/TCT-DNNCNによると、このプログラムの目的は、商品やサービスを購入する際にインボイスを入手するよう購入者に促し、税申告収入の管理を強化することで税収を確保と明記されています。従って、この「Lucky bills」プログラムに参加できる対象は、以下の全ての「電子インボイス」です。

  •  雇用機関のコードを持っている(レジから生成された「電子インボイス」を含む)。
  • 個人の購入者等(法人の購入者は対象外)。

電子インボイスの種類の詳細については以下のリンクで詳細を解説しています。

>>【知らないと損する】78/2021/TT-BTC 電子インボイスのあなたの企業への影響とは?

どのように当選者が選出されるのか?

課税総局がデータシステム上でインボイスを無作為に選出します。当選したインボイスは、税務総局から連絡があり、購入者が税務総局に当選した請求書は税務総局から連絡があり、購入者は税務署で賞品を受け取るか、個人所得税を差し引いた後、幸運な消費者に直接賞金が振り込まれます。

各インボイスは1回のみ当選可能で、キャンセルされたインボイス、調整済みインボイス、交換用インボイスは対象外です。

最大で100万円もの賞金?小さくない賞金の金額

賞金の金額は各省によって異なります。以下の3つに区分されます。

  • グループ1:2都市(ハノイ、ホーチミン)が含まれます。最大2億VND/四半期。
  • グループ2:中央集権的な16省・市(ハイフォン、ヴィンフック、バクニン、ダナン、クアンガイ、カインホア、ビンズン、ドンナイ、バリアブンタウ、カントー、クアンニン、ドゥオン、フンイェン、クアンナム、ハーナム、ニンニク、クアラルンプール)。
    Quang Ninh, Hai) Duong, Hung Yen, Quang Nam, Ha Nam, Ninh Binh)。最大8,000万VND/四半期。
  •  グループ3:残りの45省・市。最大3,000万VND/四半期

大きな都市は総額の賞金が大きいですね。

ハノイのプログラムのルールや賞金体系などの詳細は、ハノイ市税務局のホームページで発表される予定です。ベトナム人スタッフ様と共有するといいかもしれません。

http://hanoi.gdt.gov.vn

どんな期間・頻度で賞金がもらえるのか?

四半期ごとです。

ただ、最初の賞金は10月15日までに各税務当局が抽選を完了し11月15日までに賞金を贈る予定だそうです。その後は四半期ごとに抽選がされるそうです。四半期終了後の15日(例えば12月であれば1月15日まで)までに抽選を完了し発表されるようです。その後30日以内に賞金が振り込まれます。

売り手の影響とは?税務当局から目をつけられるかも

今回の趣旨は「税収」を確保することです。したがって、売り手としては「電子VATインボイス」を発行する割合がこれまでより増えるでしょう。

例えば、飲食店であればこれまでは「VATインボイス」を発行しないケースが実務上は多く見られました。しかし、このプログラムによって消費者から「VATインボイス」を要求されることが増えるでしょう。そうすれば発行しないわけにはいきません。

少しマニアックですが以下の情報も知っておくといいと思います(会員様向けの情報)

>>M-Lab ベトナムで損金不算入を防止するための“インボイスを買う”の意味【これも秘密です】

消費者はインボイスを発行しないお店を当局に報告できる

なお、商品やサービスの購入者が請求書を入手することが困難な場合、または販売者が購入者への請求書の提供を拒否した場合、わたしたち消費者は税務当局にその情報を報告し、適時にサポートを受けることができます。そのため、「インボイス発行したくないから」という理由だと税務当局に目をつけられる可能性が高まります。実際にホットラインやgoogleフォームリンクにより報告するルートは整備されているようです。

  • ホットラインによる受信チャンネル: 0243.7733.520;
  • googleフォームリンクによる情報受信チャンネル: https://forms.gle/Xz51rKaQ68d2KBLo9.

これによりいわゆる法人税が今まで増える可能性があります。なぜならば申告する売上の金額が増加するからです。

賞金によるインセンティブは長期的に効果的なのか?

今回のポイントは「賞金」による動機付けですね。こちらについてどうなのか?ということについても様々案な科学的な根拠を踏まえ考えてみたいと思います。

私が思う結論としては、「長期的に効果は期待できない」です。なぜならば金銭的な報酬は長期的な観点から効果がないと実証されているからです。

「お絵描きをしたらお金をあげる」と言われて絵を書いていた子供は、休憩時間を告げるベルが鳴ると同時に鉛筆もクレヨンも放り出すが、お金も貰わない子供は熱心にお絵描きを続けた

どうやら40年を超えて100件超える実験では、「金銭的インセンティブ」があるとモチベーションがそれがある時と比較して下がるという現象が繰り返し起きているようです。

なので、他の点でインセンティブを考えないと「VATインボイスください」という消費者は激減するでしょう。

他にも以下のような実験の結果が参考になるかもしれません。

遅刻者に罰金を課す

例えば、こんな実験があります。

幼稚園で遅刻をする人(お母さん)を減らすために、遅刻者に罰金を課すルールを適用しました。しかしながら、結果は遅刻者は減るどころか逆に増えてしまったそうです。なぜかというと「お金」を払えば遅刻してもよいのだという考えが生まれたからです。罰金を払うので遅刻しても正当化されるとなってしまったんですね。罰金を手数料と考えるようになったんですね。

一人当たりに補償金を払う

スイスの実験です。放射性廃棄物の貯蔵庫の受け入れに賛成かどうか?という投票で「一人当たり2,000ドル〜6,000ドルの補償金を支払うならこの貯蔵庫の受け入れに気持ちが傾くか?」という質問をしたところ、この受け入れの賛成する投票が減ったのです。

これらを報酬の押し出し効果というらしいです。まあ、つまり金銭的な報酬は逆になるという

ただし、ベトナムの一般市民はまだまだ所得が低い人が多くいる状態ですから、短期的にはかなり効果が見込めるかとは思います。

こちらの知識は以下の書籍から引用しました。人生を変えるほどの威力のある書籍なので機会があれば是非購入してみて読んでみてください!

Mind over Money

Claudia Hammond/木尾 糸己 あさ出版 2017年06月23日頃
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今日のまとめ

本日は「レッドインボイスをきちんと貰えば賞金がもらえるかもしれない」というテーマでお伝えしました。

もし、あなたが買い手なら賞金がもらえるかもしれません。

売り手(B to Cビジネス)ではレッドインボイスの発行頻度が増えるかもしれません。