ベトナム税務はリスクアプローチで制する!
みなさんこんにちは、マナボックスの永井です。
さて、突然でしたが、みなさんはリスクアプローチって聞いたことありますか。
「リスクアプローチって何???」
リスクアプローチとは簡単にいいますとリスクの高い項目(税務調査で指摘され易い項目)を認識し、
リスクの高い部分にはよりリソース(時間や注意)を配分することです。
分かったようでわからないですね。
要は重要なものについては重点的に確認をして、後はざっとだけやるってことです。
表現を変えると、「やらないことを決める」ってことです。
言葉でいうのは簡単ですけど、これをやるのって簡単じゃないですよね。
私も長年ベトナムでアカウンタントさんを指導・教育してきましたが、とにかく真面目な人が多いです。いわゆる数字作成についてはとても優秀です。チーフアカウンタントさんもそうですね。
でも、、、、、、真面目な方ほど、細かい点に注意がいってしまい、大局的な視点で見れる方が少ないのも事実です。例えば、税務の確定申告の時期にくると、1年間の全てのインボイスを再チェック、、、、、、これが典型的なアカウンタントさんのアプローチです。
そして、限られた時間・集中力の中においては、「真面目」「細かい数値が気になる」「納得いくまで全て確認しないと気が済まない」というのは時にマイナスに働いてしまいます。重要な事項に注力できないためです。
インボイスの正確性ばかりに気をとられ、税務上の重要ポイントが疎かになるなどの弊害が起きてしまいます。
このような真面目なアカウンタント様へは時間を使って、根気強く社長様、駐在員様から継続的な指導が必要となります。「何が大事で」「何をやらないか」をきっちり、じっくり説明しないといけません。
つまり「リスクアプローチ」の考えを伝えなければいけません。
では、具体的にはどうやって伝えればいいのか?
その答えがこの前のセミナー資料に載せていた「ベトナム税務リスク図」です。(いくつか円が描いてあるもんです。覚えていますか?)
当図において以下のポイント、視点をご紹介させていただきましたね。
・金額の大きな取引
・海外取引
・外国人の費用
・役務提供
・優遇税
アカウンタントさんに紙を一枚渡して、「うちの会社の税務リスクを図で書いてみて」とお願いしてみてください。アカウンタントさんにこの図を書いてもらうと、頭の中の税務アプローチ、リスクアプローチのレベル、上記ポイントを押さえているか、やらないことの理解が見える化できます。一目瞭然ですね。
インボイスの正確性ばかりに時間を使って、駐在員のPITが疎かになって追徴されてしまう、、、、
そんなことも防ぐことができます。
ぜひいちどアカウンタントさんとベトナム税務のリスクアプローチについて話しをしてみてください。
そしてぜひぜひ「リスクアプローチ」という言葉を会社の経理部のスローガンとして使ってみてください。
みなさんの会社で「リスクアプローチ」の考えが浸透して効率的な経営管理ができることを祈っています。
また、ベトナム税務に関する情報をご提供させていただきます。
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