こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。

・AIを搭載したロボット

・UBER

・ビットコイン

・ドローン

・クラウド会計

・Value

「革新」により、さまざまなサービスが生まれました。

これからも、「革新」により便利なサービスが生まれていくでしょう。

これから将来、会社が生き残っていくにはこの「革新」を起こしていくことが重要と言われています。

では、どうすれば「革新」できるのでしょうか?

もしかしたら、あなたの思い込みは間違っているかもしれません。

実は、私も、あるきっかけでイメージがガラッと変わりました。

 

革新には自由な創造性だけが必要なのか?

 

革新と言うと、多くの人が、ダイバーシティ(多様性)だったりフラットな組織、自由な発想という要素が大事だと思われるかと思います。

確かに、こういった要素がすごく大事です。なければ、「革新」が生まれません。

しかし、革新に必要な最も重要な必要な一つの要素は、「管理」だと考えます。

管理なしの革新はない!

とも言っても過言ではありません。

その理由について、まとめていきたいと思います。

 

1)自由な創造性は、「型」があるからこそ。

 

「スペインには、サッカーの型があるけど、日本にはないのか?」

元日本代表の岡田監督が、スペインの人に言われた言葉だそうです。

スペインのサッカーというと、

自由奔放、個々の力で打破する! バルセロナの優雅なサッカー!

というイメージがあるのではないでしょうか?

そして、日本のサッカーは、組織的とか、ルールがキッチリ、というイメージがありまよね。

しかし!

実際に教育している内容は全く逆だったのです。

日本では、自己判断の競技だから、型にはめてはいけない。と教えるそうです。(今は変わってきてるかも。)

岡田監督が選手のときには、型やルールにはめるのではなく、自由な発想や個人の判断が大切だ、ということで「考えさせる指導」というのが主流だったそうです。

一方で、

スペインは、決定的に型を教えこむようです。型とは、共通認識みたいなものです。

たとえば、味方がボールを持っていて、相手にプレッシャーをかけられたとき、まずファーストエリア、一番近いエリアにいる選手は何をするべきか。セカンドエリアにいる味方はどう動くべきか。サードエリアにいる味方は……という共通認識のような型を(彼らが)持っていることが分かりました。

つまり、管理、ルールと考えることができますよね。

 

2)「制限」があるからこそ独創性が生まれる。

 

例えば、締切のない仕事は、仕事ではないと言えます。締切という制限があるからこそ、仕事は進むのです。

他にも、いろいろあるはずです。

✓予算という制限(お金の管理)

例えば、ユーグレナという会社の社長である、出雲さんは、お金がなかったからこそ、イノベーションが生まれたと言っているようです。

また、テレ東の「Youは何しに日本へ?」という番組も、予算に制限があったから生まれたアイデアですね。

成田空港で来日した外国人をつかまえて話を聞き、外国人と日本の関連性を見つけ出しストーリーにする、海外に行かない海外バラエティー。

この場合の渡航費用はゼロですよね。自分が海外に行くのではなく、海外から来た外国の方に取材するからです。

✓時間や場所という制限 (時間の管理)

制限があるからこそ、人はその中で、思いっきり頭を使い、爆発的なエネルギー、発想がうまれるのです。

なんでも自由だ!

ってなると逆に面白い発想が生まれないのかもしれません。

すなわち、「革新」をもたらすことが難しくなります。

3)管理があるからこそ、「創造性」という属人化できない部分に時間が使える。

 

元Lineの社長の森川亮さんが「シンプルに考える」という書籍で、こんな事を言っていました。

仕組みでは成功できない。マニュアルが創造性を壊す。

 

かなり、言い切ってますね!

 

一見、あれ!って思いました。そうなのかーと思いました。

しかし、森川さんの意見は、結局、私とまったく同じなんだなと思ったのです。

仕組み化できない部分にこそ競争力の源泉があると考えています。

マニュアル化できないと言う方が正しい。創造性というものは、完全に属人的なものだからです。

こんなことも言っているのですね。

この文言を見たときに、理解できました。

 

会社を運営していくにあたり、

 

「標準化できる業務はなくならない。」(30年後はわかりませんが。)

 

というのが私の意見です。

もっと言うと、実際は標準化し管理すべき業務が、80%以上を占めるといっても過言ではないです。

間接業務はもちろん、マーケティングや営業だってそうです。

どんなアイデアでも、実行段階になったととたん、それは標準化し管理できるものとなると考えています。

過去の経験をパターン化し、体系的に蓄積したものを利用しない企業は、強いとは言えません。

標準化を進めて、人にしかできない創造性の部分に時間を費やす。という思考が正しいと思います。

4)自由と不自由の関係

 

自由は不自由の中にあり

あの福沢諭吉氏の有名な言葉です。

 

自由と不自由

 

対局にある関係ですよね。

解釈は、いろいろあるようです。

しかし、私は、こんな風にも考えられると思います。

自由=革新

不自由=管理

例えば、人は選択肢が多すぎると、逆に判断出来ません。

情報が爆発的にある今の世の中、うんうん!って思う人も多いと思います。

選択肢が多い=自由

判断できない=不自由

しかし、

選択肢が制限されている、管理されている=不自由

好きなように判断できる=自由

と考えることもできますよね。

表裏一体だと考えて腑におとす。

 

もちろん、革新には管理だけでは不十分です。

しかし、

“管理”なしの“革新”はない

革新をもたらす一番の要素は、“自由”でなく、“管理”`なのかもしれませんね。

神田昌典さんも同様のことを【稼ぐ言葉】という書籍で言っています。

イメージとしては以下のような感じでしょうか?

 

これは、海外子会社管理も同様です。

 

「管理」、、、。

 

というと、いいイメージがないかもしれません。

しかし、本日お話した通り、“管理”ってとっても重要なのです。

日本での管理手法がそのまま使えるかというと、それは正しくはありません。しかし、それを利用しないというのは本末転倒です。

まずは、あなたの海外子会社の管理について整理してみるといいかもしれませんね。

あなたの会社が海外子会社管理を重視することにより、「革新」できることを祈っています。

それでは、また!

 

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