こんにちは、すげの(@tomoyokenomad)です。

日本人の働き方、雇用や働き方について以下の大きな変化(すでにあるものやこれから影響ありそうなもの)が起こっています。

12月25日には以下の記事が、話題となっているようです。

チキリンさんの記事:時代の大きな変わり目が来てます 

これは、あなたにもとっても、大きな変化や影響を及ぼすことだと言えます。

  1. 終身雇用自体が崩壊!
  2. 人手不足なのに?45歳で早期退職(リストラ)が増加
  3. 正規と非正規社員の格差是正(同一労働同一賃金)
  4. 能力ベースで給料決定、当然年功序列も壊滅
  5. 週休3日4日の会社が増え、オフィスもなくなる?
  6. 年金制度が崩壊、老後の2,000万円は自分で準備、定年退職制度廃止(人生100年時代?)

1つ1つ、深堀りしていきたいと思います。

1、終身雇用がいよいよ終わった。一括採用も?

トヨタ自動車の場合

少し前になりますが、トヨタのニュースが話題になりましたよね。

豊田章男社長は2019年の5月に「終身雇用の維持は難しい。厳しい。」「企業に終身雇用のインセンティブがない。」と発言しました。

あの日本を代表するトヨタが、日本型雇用を変更しようとしています。

 

経団連の中西宏明会長の発言

中西氏は、以下のように発言しています。

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-192329

「終身雇用を前提に企業運営、事業活動を考えることには限界がきている。外部環境の変化に伴い、就職した時点と同じ事業がずっと継続するとは考えにくい。働き手がこれまで従事していた仕事がなくなるという現実に直面している。

そこで、経営層も従業員も、職種転換に取り組み、社内外での活躍の場を模索して就労の継続に努めている。利益が上がらない事業で無理に雇用維持することは、従業員にとっても不幸であり、早く踏ん切りをつけて、今とは違うビジネスに挑戦することが重要である」(5月7日定例記者会見、経団連発表)。

そして、一括採用も、終焉……。

「終身雇用制や一括採用を中心とした教育訓練などは、企業の採用と人材育成の方針からみて成り立たなくなってきた」(2018年9月3日、定例記者会見より)

「新卒一括採用で入社した大量の社員は各社一斉にトレーニングするというのは、今の時代に合わない。この点でも考え方が一致した」(記者会見発言より)

おさらいにはなりますが、終身雇用及び新卒一括採用とは、なんでしょうか?

職業スキルのない学生を「新卒一括採用」によって大量に採用し、入社後は研修や職場教育によって会社の事業活動に必要なスキルを長期にわたって身につけさせること。

終身雇用(しゅうしんこよう)は、同一企業で業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である。

つまり、大学を卒業し、ある会社に入所し、教育してもらい、その後は、定年退職まで、その会社で働き続けるということです。

従業員としたら、ずっと給与を安定的にもらえることができるので、そういった意味で安定的でした。

今後は、以下のような変化が考えられます。

変化前:新卒一括採用して、定期昇給、生活の保証(終身雇用)

変化後:スキルベースで採用、起業家(独立)増える。フリーランスが増える。(個人の時代)

2、人手不足なのに?45歳以上で早期退職(リストラ)が増加

希望退職(つまりはリストラ)のニュースが止まらないですね。

以下のニュースを参照しました。

https://www.orangeitems.com/entry/2019/03/24/000500?fbclid=IwAR13S9rtX38DiYAvM0BPyq6BX6bIvFCJnfT1Fb86nQcm9sNzFD2Xf0QEhMg

  • カシオ:45歳以上 200人
  • コカ・コーラ:45歳以上、700人
  • キリン:45歳以上
  • 日本ハム:45歳以上、200人
  • エーザイ:45歳以上 100人
  • ファイザー:50歳以上 200人
  • LIXIL:50歳以上 人数定めず
  • KIRIN:45歳以上 人数定めず (対象、目安人数) 

どの情報も、2019年の情報。 45歳以上が分かれ道のようです。

そして、いずれも、超大手企業ばかりです。安定していそうな会社ばかりです。業績が悪いばかりの会社ばかりでないという点に注目です。

45歳!ってまだまだ若いですし、家庭もあり、お子様もお金かかる時期です。それが、急にリストラされたら、金銭的な意味でかなり大変です。

例えば、

  • A氏:45歳
  • 部長
  • 子供:3人(高校生以下)
  • 奥さんは専業主婦
  • 年収1,000万円
  • 家のローンあり

みたいな感じの人が結構いると思います。お子さんがこれから大学行くので、もっと先にお金がかかりますよね。そして、家のローンもまだあり……。

こんな時にリストラにあうと、かなり、辛いはずです。

しかし、一方では、人手不足とも言われていますよね。そこで、疑問が生まれます。

12月29日のニュースでは40歳以上が対象者!

29日は、以下のニュースがありました。45歳ではなく、なんと40歳が対象。

大企業の「希望退職・早期退職者」募集は止まらず…… 各社のボーダーラインは何歳?

なぜ、45歳以上なの?

こちらも以下を参考にしました。

https://www.orangeitems.com/entry/2019/03/28/164956

一言で言うと、「45歳以上は、賃金が高い割(45歳を境に高くなるようです。)に、利益に貢献していないから。」だそうです。

もう少し砕いていていうと、

  • 「高いお金払っているのに、役に立たない」
  • 「高給取りのくせに、アウトプットがない。イケてない」

という事です。(言葉が悪いですが……。)

ただ、雇う側からしたら当然ですよね。

あなたが社長なら、若くて可能性があり、賃金が安い人を採用したいと思うでしょう?

こんなイメージですかね。

労働者

大中企業(昔)

大中企業(今後)

安い労働力

大量に、流れてきて増えた。

その結果、仕事の受注も増やせ、売上も利益も増加した。

労働力不足により人材がいない。

その結果、売上も利益も減少されることが予想

高賃金の人

上記により利益があるから、高い人も雇用維持ができた。

(特に付加価値を直接生んでいなかった。)

給与が高くなる基準の45歳にちいて雇用維持できない。

給与以上の付加価値がない。

ただ、大中企業だけではないと思います。なぜならば、今後は、外国人やAIにより、付加価値の低い、ルーティンワークに、人件費を割けないからです。

変化前:終身雇用が維持できていた。45歳以上も。アウトプットなくても問題ない。

変化後:いよいよ厳しくなってきた。業績不振やIT化、テクノロジーの発展により価値の変化(ノウハウが古い)45歳の人の価値が給与と見合わず、雇用ができない。アウトプットで判断。

3、正規と非正規社員の格差是正

先日このようなニュースがありました。

来年4月(2020年)、賃金や手当、福利厚生すべてについて、正社員と非正規社員の格差を埋めようとする同一労働同一賃金関係2法が施行される。格差是正のため、企業は正社員側の家族手当や住宅手当の縮小を始めている

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52450760R21C19A1KNTP00/

要するに、正社員に認められていた手当(食事手当、単身赴任手当等)がなくなる方向になるということです。

正社員って、優遇されて手厚いから、一種のステータスでしたが、それも今後はなくなります。

正社員の既得権益がなくなる方向なので、すごい不満が生まれそうですが、これは無くなるべきだと思います。まあ、フェアですよね。

変化前:正規、非正規で手当などで差があった。正社員だと優遇

変化後:格差がなくなる。

4、能力(スキル)ベースで給料決定、当然年功序列も壊滅

こちらもニュースを見ますよね。新卒でも、いままでより高い金額で給与が決定されます。

  • ソニー、デジタル人材の初任給優遇、最大2割増、730万円
  • DeNA: エンジニア職AIスペシャリストコース、600〜1,000万円/年
  • サイバーエージェント:エキスパート認定(最低年俸720万円~/高度な技術や実績、成果をお持ちの方が対象
  • 「無添 くら寿司」の「エグゼクティブ新卒採用」年収1,000万円
  • NEC 高度人材には新卒で年収1,000万円
  • ファストリ(ユニクロ)、入社3年で年収3000万円

このようなニュースです。若い人であろうが、スキルに応じて、給与が決定するというわけです。

すでに破壊していますが、年功序列的に給与が上がるという事もありません。

変化前:正規、非正規で手当などで差があった。正社員だと優遇

変化後:格差がなくなる。公平性。

5、週休3日4日の会社が増え、オフィスもなくなる?

こんなニュースが話題になっていますよね。マイクロソフトのニュースです。

引用元:https://japanese.engadget.com/2019/11/05/3-40-30/

日本マイクロソフト、週休3日制導入実験で生産性が40%も向上。会議は30分まで、メール対応も制限

大分改善されていますね。

やはり、背景としては、ITを中心として、生産性の向上の可能があります。今までムダがありすぎたという事ですね。

週休3日でラッキーなの!?

って思うかもしれません。しかし、当然その分、給与額が減ります。したがって、従業員は、収入を増やすために、副業などをする必要性が今後も高まるでしょう。

オフィスがない?フルリモートワーク?

普通、会社に就職すれば、オフィスってあると思いますよね。

でも、そうじゃない会社が増えてきているようです。いわゆるフルリモートです。

  • InVisionの700名の社員たち。同社は物理的な本社を持たず、 全ての従業員がリモートで働いている。
  • ソニックガーデンには、本社オフィスがない。全員がリモートワーク、在宅勤務なので、物理的に出社するためのオフィスをなくしてしまった。
  • キャスターでは、200名を超える従業員全員に出社の義務がありません。つまり全員「リモートワーク」「在宅ワーク」で勤務をしているということ。

オフィスがない会社が今後も増えそうです。したがって、これからは、”どこでも場所を選ばず”働く環境が増加すると思います。

変化前:週休2日(土、日曜日)、会社がある。働く場所は会社。

変化後:週休3日以上、オフィスもなくなる。働く場所が自由。

余談ですが、コワーキングスペースのニーズが増えます。孫さんがweworkに投資したのもこのような背景が1つとしてあるのでしょう。

参考記事:WeWorkショック!問題!?企業価値が5兆円じゃないことは財務諸表からも予測できた!?【図解で解説】

6、年金制度が崩壊、老後の2,000万円は自分で準備、定年退職制度廃止(人生100年時代?)

これもよく話題になっていますよね。

「夫婦そろって65歳から30年間生きると、老後資金が総額で2000万円不足する」との試算を発表した金融庁の金融審議会報告書が話題を呼んでいる。

要するに、老後の年金は貰えない(それか減る)という前提で今を生きた方がよさそうです。

また、上記とも強く関連するのですが、定年退職制度という考えがなくなりそうです。

人生100年時代!って最近聞きますし、健康寿命も延びてきますしね。

変化前:年金がもらえた。定年退職があった。

変化後:年金がもらえない。定年退職がない。ずっと働く

 

あなたは、今後どのように生きますか?

このような大きな変革期の中、どのように、あなたは生きますか?

「私の会社は、問題ない。ずっと雇用してもらえる。」ってさすがに思っている人は、今はいないかもしれません。でも、心の中で、どこか頼りにしている人もいるかもしれません。

しかしながら、残念ですけど、会社はあなたを守ってくれません。これは強く認識してください。

反論はありそうですが、いい意味で依存しないことが大事です。

ここで、私の話をしますね。私は、従業員ではなく「独立」するという選択を2016年にしました。

理由は、3つです。

①従業員という働き方が終焉を迎え、個人の時代がくると思ったから

会社の寿命は短くなってきています。会社の従業員として、依存するのはあまりにも怖いと思ったのを覚えています。

どんな人でも独立して、個人という時代が来るはず。

であれば、早めに行動したほうがいいと思ったんです。(決して早くはないですが、当時、36歳)

②どんな状況でも生きていけると思ったから

これは、インド時代(2013年~)の駐在員の経験が大きいです。

インドは、急成長しているとはいえ、まだ発展途上国で、貧富の差が半端ないです。

要するに、「生きるためだけに毎日を生きる。」

という人がたくさんいて、そういう人は挑戦すらできない状態です。

例え、どんなにいくら才能があっても、その人が陽の目を見ることはありません。これってめちゃ辛いですよね。

しかも、猛暑で死んだり、栄養が足りなくて餓死してしまう人がたくさんいたんですね。

一方日本ってどうです?

最近でこそ、経済がやばいとか言われてますが、それって、正直世界を知らない人です。

日本に生まれてきただけでラッキー!

っても考えることもできます。

なぜならば、餓死のリスクはほぼないですし、少なくとも”挑戦”できる環境が整いやすいからです。

「やりたいことに挑戦できる状況(まあ、食ってはいける。)なのに、挑戦しないなんてだめじゃない。」って言われてる気がしたんですよね。本当に。

「なぜそんな幸せな環境にいながら、やりたいことをしないのか」

ちょうどそのころ、マザーハウスの山口絵里子さんの影響も受けてて、上記の言葉が、心を突き動かしました。以下の書籍です。

 

③「公認会計士」というセーフティネットがあった。

正直、私が公認会計士という資格があったから。というのはあります。とても難しい試験で、知名度があり、信頼性のある資格ですし。

当時、両親に独立の相談したところ、特に反対されず、すんなりいった記憶があります。

実際に、監査のアルバイトは結構させて頂きました。かなり、お世話になりました。

全員が、資格があるわけでないので、今であれば、副業(ブログなど)などで、ある程度稼げるようになることが必要だと思います。

あなたが、今から準備すべきこと

上記で述べた6つの時代の流れから、何を?いまから準備すべきか?ということがわかると思います。

私の考えについて、述べたいと思います。これは、3つあります。

それは、

1、健康でいる

2、”資産”をつくる。(働き方も含め)

3、ずーっと学ぶ

1、健康でいる

健康でいなければ、働くことができないからです。

どうしても年齢を重ねていくと健康の不安が生まれますよね。病気だったり、ボケだったり

したがって、40代のうちから、食事や運動についての知識がとても重要です。

ちなみに、私は、以下の事を今から半年前に実施しています。

 

  • 食事は、1日1食(怪しい。ですね。でも!、タモリさんやビートたけし、福山雅治、内村航平、オバマ、ジャックドーシーも同じですよ。そうすると、納得感ありますよね)⇒怪しいと思われますが、仕事の生産性もこれで結構上がります。
  • 糖分なるべくとらない(コーラや砂糖は基本とらない。)
  • 運動(週に2回はジムにいく。筋トレも。最近は、動画も取ってるため、外見も気にするように。顔ヨガもするようにました。(笑))
  • サウナ(週5回以上、サウナと水風呂を繰りかえす。)

以下で、私の人生に影響を与えた書籍を紹介しますね。

2、”資産”をつくる。(働き方も含め)

費用的な感じではなく、資産的に働くことです。

あなたの市場価値を上げる

これってめちゃくちゃ大事です。

資産とは、あなたの体が動いてなくても収入をもたらしてくれるものです。

逆に言うと、労働集約的な働き方ではまずいです。

ちょっとわかりにくいですよね

資産になる働き方とは、例えば、

  • 今の自分の会社プロジェクトで成果を出し、実績を残す
  • 履歴書に書けるネタ(実績)を今の会社で増やす。
  • 転職しても使えるスキルをゲットする。
  • ブログで定期的に有益情報を発信し、広告収入や自分の商品を売る
  • YouTubeで動画を発信し、継続させてチャンネル登録が増え、収益が増やす

自分の市場価値を常に意識するといいでしょう。サッカー選手のようなイメージでもいいと思います。

このスキルがあれば、あの企業はいくらで採用してくれる。みたいな。

収入源を複数もつ。副業も必須かなと!

収入源を1つ以上から持つ、というのはとても重要かなと思います。

私は今マナボックスベトナムの代表として、収入がありますが、それ以外でも作る予定です。

サイボーズの記事 4つの副業のタイプ

 

不動産や金融資産を持つ

あとは、不動産や株式などの金融資産に投資するのもありです。自分で年金を稼ぐくらいのつもり。

参考になる有名で基本的な書籍は以下です。特に”資産”という考え方は個人に

とってもとても重要です。

3、ずーっと学ぶ リカレント教育

これも大事です!

冒頭で紹介させて頂いた、ちきりんさんも「思考時代」になると言っています。

なぜならば、時代の流れがはやく、過去のノウハウが使えない場合があるからです。

そうするとそのノウハウの価値はゼロ⇒リストラという流れになります。

社会人になってから、勉強する人がとても少ないって日本では言われています。

そこで、生涯勉強するいわゆるリカレント教育というのが必要になります。

年齢を重ねるごとに熟成していく、普遍的な知識を今から学ぶというのも大事です。

日本政府は、主に文部科学省ですが、リカレント教育へのニーズの高まりを受けて、いろいろ施策を推進しているようです。

いかがでしでしょうか?

時代を先読みしつつ、行動して生きていく。これが大事です。私も日々考え、行動し、失敗しています。

あなたも、是非、先を読みつつ行動してください!