こんにちは、マナボックスのすげのです。

先日このようなニュースを見ました。衝撃的でしたね。正直複雑でした。

なぜならば、ベトナムでは、今だ、賄賂は日常茶飯事です。これが原因で書類送検されたからです。

まじか!って思いました。

追徴課税を減額してもらう見返りにベトナムの税関職員に約735万円相当の現金を渡したとして、愛知県警捜査2課は20日までに、不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)の疑いで、同国に本社を置く電線加工品販売会社の元社長の日本人男性同県北名古屋市=を書類送検した。書類送検は16日。

2014年5月10日ごろ、ハイフォン市税関局で、電線の原材料を輸入した際に実際と異なる品目や数量を書類に記載し、関税を過少申告したことに対する追徴課税や行政処分を減免してもらう見返りに、同局職員2人に現金を渡した疑い。

構造化してみましょう

誰が?⇒ベトナム進出企業の社長(日本人)が。いわゆる現地社長です。

なぜ?⇒税関職員に約735万円相当の現金を渡した

なぜ、渡した?⇒追徴課税を減額してもらう見返り

なぜ、なぜ?⇒関税を過少申告したことに対する追徴課税や行政処分を減免してもらう見返り(つまり、悪いことを見逃して~ってことですね。)

なぜ、なぜ、なぜ?⇒不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)の疑いです。法律違反です。

どのように?⇒なぜ、わかってしまったのでしょうか?これは新聞から明確にわかりませんでしたが、内部通報でしょう。匿名での通報です。

 

この点、以下について詳しく考えてみたいと思います。

ベトナム賄賂

1)なぜ、ベトナムでは、賄賂が発生するのか?

2)ベトナムにおける賄賂の3種類とは?

3) 現地社長と日本本社が対応すべきこと

 

それぞれ説明していきますね。

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1)なぜ、ベトナムでは、賄賂が発生するのか?

結論から言いますね。(私の意見として受け取ってください。)

公務員などの給与が激安だから!

これにつきると思います。

公務員の最低賃金は、8,000円程度です。

え!

私は、最初に聞いた時、耳を疑いました。

8万円でないですよ。8千円です。

だから、どうしてもこれだけでは生活していく上で足りないのです。そのため、他の”収入”が必要になってきます。

例えば、テト前には、公安の動きが活発になります。どういうことかというとレストランやカラオケに、お金を徴収(つまり賄賂的な)しにくるんです。

また、交通違反なんかも、賄賂で解決できる場合もあるようです。

もちろん、公務員の給与がその額とは限らないでしょうし、手当もあるはずです。

それにして、安すぎですよねって話です。

専門的な視点でいうと、不正のトライアングルの”正当性”にあてはまります。

砕いていうと、「給与低いんだから、賄賂もらうのは当然の権利でしょ」という事です。

こんなエピソードもありますよ。

税関監査の初日、税関調査員が、ベンツで来た!

凄いですよね。給与じゃ明らかに買えないと思います。

うーん。悩ましいですよね。ちなみにインドも警察の給与はすごい低かったような記憶があります。

ちなみに不正は、必ずこの不正トライアングルに当てはまります。

海外子会社の売上が5%も失われている? 不正のトライアングル

2)ベトナムにおける賄賂の3種類とは?

これも、まず結論からです。砕いた言い方しますね。

  1. 必ず生じる賄賂(通称サンキューマネー)
  2. 曖昧な論点(△)についての罰金を減らしてもらうためのの賄賂
  3. 明らかに違法(×)についての罰金を減らしてもらうための賄賂

この3つにパターン化できると思っています。

例えば、税務調査官が調査を終了後、特に何も問題がない場合でも、賄賂を請求してくることがあるようです。もちろん、すべてではないと思います。

これは、通称、サンキューマネーと呼ばれているようです。

「この度は、調査してくれてありがとう。」って感じでしょうか?

これは一人当たり数万円という印象があります。

次に、間違いがあった場合にそれを軽減してもらうための賄賂です。

これも2つに分類されます。

  • 曖昧な論点(正解が一つじゃない論点)
  • あきらかにミスや不正である論点

前者は、解釈の違いなどです。ベトナムの法律(税務など)は、とっても曖昧です。そこで、そこをつついて指摘するバターンです。

ベトナムでは、よくありますよ。正解が一つでないからです。

後者は、あきらかにアウトの場合です。例えば、個人所得税を全く支払っていないとか、給与明細を偽造している場合とかなどです。

冒頭の書類送検の件は、このパターンに当てはまると思います。

なぜならば、関税を過少申告したことに対する追徴課税や行政処分を減免してもらう見返りだからです。あきらかに×(ダメ)の論点になると思います。

3)現地社長と日本本社が対応すべきこと?

不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)の疑いで書類送検……。

全体を見てよかれと思ってやったことが、犯罪かも? やってられっか!

という声が聞こえます。少なくとも、私が社長であれば、そう叫んでいると思いますよ。

OKY

という言葉も浮かんでくるかもしれません。

でも、そんなことばかり言ってもしょうがないですよね。

では、どのように解決、向き合っていけばいいのでしょうか?これを考えてみました。

  • 日本本社は、ベトナムの事情をまず認識する。(リスク認識)
  • 役所や税務調査官との付き合い方(現地社長)
  • 明らかにダメなことは、やらない。

これかなと思います。

日本本社は、ベトナムの事情をまず認識する。(リスク認識)

まず一つ目は、これです。

ベトナムと日本の常識が異なるということを日本本社が理解するのがいいのかと思います。

「郷に入っては郷に従え」です。

ベトナムでビジネスをさせてもらっている。という謙虚なマインドが必要かなと。

そして、こんな事言うと怒られそうですが、事実なので言います。

具体的言うと、現時点では、賄賂はゼロにはまだならないのかなって感じています。

これを杓子定規に、賄賂はダメ!と決めつけるのは、なかなか難しい。(今はですよ。20年後は絶対違います。)

これをまず認識した上で、具体的に判断するという事です。

まずは認識。

念のため言いますが、原則としてダメです。これが大前提ですよ。

役所や税務調査官との付き合い方(現地社長)

めちゃくちゃケンカしてしまうケースがあります。

これも、正直よくないと思います。

もちろん、正論を発言しているとは思うのですが。

うまく付き合う。

これが大事です。

例えば、食事でもいいですし、ちょっとしたお土産(化粧品)などでもいいと思います。これによって、スムーズに手続きがうまくいくのなら、いいのかなと思います。

こいつ絶対、間違っている。態度がなめている!と思ってもぐっと我慢です。全体としてハッピーを考えましょう。

明らかにダメなことは、やらない。

基本的には、原則通り法律通りにやる。

これが重要だと思います。

変な事はしないほうがいいです。

今回の報道は、明らかに!違法であるパターンだと言えます。

偽造する。申告しない。

など、意図的な不正は絶対ダメですね。

 

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本日は、ベトナムの不正についてお話しさせて頂きまた。

あなたが、ベトナムの賄賂や不正について理解することにより、めちゃくちゃ大きなサプライズを防止できることを祈っていますね。