こんにちは、マナボックスの菅野です。

本日は、ベトナムの社会保険の対象と個人所得税の対象についてお伝えしたいと思います。

この記事はこんな人のために書いています。

ベトナムの社会保険料が高いと感じている。手当や福利厚生で合理的に減らせないか?節税できないか?を知りたい。

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社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

あなたの会社の従業員への給与ですが、どのように支払っていますか?

例えば、基本給与に加え、手当などを支給している場合が多いです。語学手当や資格手当などがイメージしやすいと思います。

その他、福利厚生・給付金などいろんな形で従業員様に支給されていると思います。

今回は、その中でも気になる論点

  • 社会保険の対象になるか?(日本で言うと標準報酬月額・標準賞与額)
  • 個人所得税(PIT)の課税対象か?

という視点でざっくりとではありますが、お伝えしたいと思います。

まずは、ベトナムではどのような手当や福利厚生があるか?

ベトナムでは、大きく以下のグループに分類されると考えられます。

  • 一般的な手当
  • 仕事へのサポートのための手当
  • 賞与
  • 福利厚生
  • ベトナム労働法・社会保険法で定められた給付金
  • その他給与

それぞれ解説していきますね。ちなみに根拠条文は、111/2013/TT-BTCや595QD-BHXHなどです。

ベトナムにおける手当

以下のような手当が例としてあり、まとめると以下のようになります。

種類社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

役職手当

責任手当

危険・危険手当

✖️

勤続手当

地域(都市)手当

✖️

通信手当

出勤手当

技能手当

日本ですと、役付手当、勤務地手当、家族手当、通勤手当、住宅手当、残業手当等が標準報酬額の対象(社会保険の対象)です。労働の対償としてというのがポイントですね。

仕事へのサポートのための手当

以下のような手当が例としてありあす。まとめると以下のようになります。

種類社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

自宅から職場までの交通費支給(社用車貸与、現金支給ではありません)

✖️✖️

文房具

✖️✖️

自動車の燃料代の支給

✖️

電話料金

✖️✖️

出張手当

✖️✖️

 

ベトナムにおける賞与

以下のようが賞与が例としてあり、まとめると以下のようになります。

種類社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

クリエイティブなアイデアの

報酬

✖️

労働者の誕生日のボーナス

✖️

年間の業績と社員の勤務成績のレベルに応じて賞与あり

✖️

Rewards for creative ideas(クリエイティブなアイデアの報酬)ですが、これは統計局などもからんでくるみたいです。

ベトナムにおける福利厚生

以下のような福利厚生が例としてあり、まとめると以下のようになります。社会保険にも個人所得税にも含まれないようですね。

種類社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

従業員が結婚している場合や親族が結婚している場合のサポートした際の支出

✖️✖️

旅行代金

✖️✖️

天災、敵の妨害行為、事故、病気などで被災した労働者の家族を支援するための費用

✖️✖️

従業員への休日・年始の旅費を支援するための経費

✖️✖️

学業成績優秀な労働者の子供に報いるための費用

✖️✖️

職業分野に係る訓練機関での学習知識を補うための支出

✖️✖️

従業員またはその近親者の重症患者の受診・治療支援

✖️✖️

 

ベトナム労働法・社会保険法で定められた給付金

以下のような労働法・社会保険法での給付金が例としてあり、まとめると以下のようになります。社会保険にも個人所得税にも含まれません。

種類社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

傷害保険、健康保険、その他従業員のための任意保険(従業員のための生命保険、厚生年金保険の任意加入を除く

✖️✖️

出産・養子縁組一時金

✖️✖️

産休育休給付金

✖️✖️
労働能力の低下に伴う給付金✖️✖️
産休明けのリハビリテーション✖️✖️
労働能力の低下をサポートするための支援費用✖️✖️
退職一時金(定年退職後)✖️✖️

毎月の寡婦年金

✖️✖️

退職金、失業手当

✖️✖️

 

その他の給付金

その他として以下があります。

種類社会保険の対象か?個人所得税の対象か?

勤労児の幼稚園から高校までの教育費

✖️✖️

制服、防護服

✖️✖️(上限あり)

食事手当

✖️✖️(上限あり)
健康診断費用 ✖️
航空運賃✖️△(目的による)
保険料(貯蓄型の保険) ✖️

保険料

✖️✖️

個人のゴルフ費用

✖️

住居費用

✖️

 

本日のまとめ

本日は、ベトナムにおける手当や福利厚生が、社会保険料の計算対象になるか?個人所得税の対象となる課税所得に含まれるか?

と言う点で、解説させて頂きました。

不当に社会保険の納付を避けてはダメです。でも、きちんと理解すれば、合理的に減らせたり、節税することは可能です。

お役に立てれば幸いです。