こんにちは、公認会計士の菅野です。
あなたは、人間関係、うまくいっていますか?うまくコミュニケーションが取れてなくて、なんだかとっても辛い日々を送っているなんてことはありませんか?
例えば…
- 怖い上司からの怒号や理不尽な要求(パワハラ?)
- 会社のメンバーに、本音で言いたいことが言えなくて歯痒い
- ベトナム人スタッフを厳しく指導しているが、どこかで孤独を感じている
そんな悩みを、今回の話題で解決できるかと思います。それは、
「アサーション 」
です。よくわからないですよね。私は、「監査要点」って思ってしまいました。監査の専門用語があるんです。アサーション って。
本日は、「アサーション 」について、海外子会社管理という視点も絡めて、説明していきたいと思います。
正直、この知識は、めっちゃ役に立ちます。私は、これを学んで、実践したところ、「スーッと楽になりましたし、マナボックスベトナムでのメンバーの関係性もタスクを進めるという意味でも、よくなりましたよ〜。
動画も撮影しました。
もし、自分らしく生きて、幸福になりたい、やりがいを感じたいというのであれば、「アサーション 」を知っておくといいです!かなりおすすめです。
なお、家族や夫婦関係にも、効果的らしいです。ベトナム人の奥さんとケンカになっちゃう場合にもこの考え方が使えるかもです。
40歳を超えて、学ぶことばかりで、これは、死ぬまなで学んでも、足りないって思いました。
この記事のもくじ
しずかちゃんが、アサーティブだった
アサーション とは言語化すると…。
自分も相手も大切にする自己表現方法
「自分も大切にする」これが最大のポイントだと思います。特に日本人は、自己犠牲のような美徳のような感覚がありますからね。
書籍では、すごいわかりやすい喩えで説明されていたのでご紹介しますね。
みなさん、ドラえもんはご存知ですよね。海外でも超有名です。
私の経験のある、インドでもベトナムでも、みーんな、知っていました。すごい影響力ですよね。ちなみに、私は、インドでもベトナムでも「のび太」っぽいと言われましたね。おい!
こんな場面を想定してみてください。学校で隣の席の人が、あなたの消しゴムをとって使われ、そのまま返してもらえなかった場合です。
ジャイアンだったらなんて言いそうでしょうか?
- ジャイアン「消しゴム、すぐ返せ!ただじゃおかないぞ」
- のび太「なにも言わないで、黙っているのでは?」
- しずかちゃん「消しゴム、済んだら返してね。今度使いたい時には、「貸して」って言ってね。
そう、しずかちゃんこそ、アサーティブな表現をしているのです。なぜならば、自分も相手も大切にしているからです。
下記のようにするともっとわかりやすいですね。しずかちゃんの言葉のサンプルを増やしています。
専門的な用語で、ジャイアンのような場合を「攻撃的表現」と言い、のび太のような場合を「非主張的表現」と言います。
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アサーティブじゃないと、あなたは人生を損する!その理由
では、なぜジャイアンや、のび太だと人生を損してしまうのでしょうか?
それは、以下の理由からです。
のび太キャラだと…。
命令に従う人、譲る人、他者の言いなりの人、自分の言いたいことが言えない自信のない人のことです。
例えば、以下のような事で損するでしょう。
- 都合のいいやつだと思われ、搾取される対象
- 辛い思い。欲求不満や我慢が爆発して、突然キレてしまう
- 世の中から評価されない。才能が発揮されない。
- 体調不良
もしかしたら、この手の人が日本は多いのではないでしょうか?私もどちらかと言うと、のび太タイプです。東北にはこの手のタイプが多いかも。学ぶ必要がありますね。
GIVE & TAKEという有名な書籍をご存知でしょうか?この書籍の搾取されるGIVERになってしまいます。
ジャイアンキャラだと…。将来、孤独になる。
これは、のび太と逆のパターンですね。
- 押し付けがましい
- 上から目線で命令
- 言い負かす
- 大声で怒鳴る
- パワハラ
まさにジャイアン!このような人も結果的に人生を損することになります。確かに、会社の部下出会った場合には、ジャイアンキャラで、満足感を味わえるかもしれません。しかし、会社という関係がなくなった時に、人が離れていき、孤立してしまう。孤独になってしまいます。孤独は健康に悪いというエビデンスもありますから、寿命も短くなっていることでしょう。
会社では、立場が上だったから、威張っていた。でも、会社を定年したら、みんな離れていってしまい、孤独になる。このパターンはよくありますよね。。
のび太とジャイアンキャラもいる。内弁慶
外では、言いたいこといえないくせに、家庭内では、暴君のタイプです。いわゆる「内弁慶」ですね。DVで妻をいたぶる男、ひきこもりの家庭内暴力なんかでしょう。
アサーティブになる方法
ここからは、のび太、つまり「非主張的表現」をする人向けの方法になるかなと思います。
マインドブロックを外す。「人として誰もがやってよいこと3つ」
自分が言いたいこと言うと、
- 「わがままだ」
- 「あいつは生意気だ」
って言われそうで怖い場合があるかもしれません。でも、そうではありません。以下のポイントを強く意識することが重要です。
- 誰もが自分らしくあってもいい。(自分がどうしたいか?)
- あなたの気持ちや考えを表現してよい。大人になっても。(人間だもの)
- 過ちや間違いし、それに対して責任をとっていい。(間違いはあるさ)
これです!
アサーティブになるために、これがとっても大切なマインドセットかな〜と思いました。なぜならば、私も含めて、自分らしくあるとか、気持ちをそのまま表現するなんてダサいとか大人っぽくないとか、そう言うイメージを持っているからです。
こちら3つについて、詳しく解説していきます。
最近では、多様性という言葉もある通り、人それぞれの生き方が認められるべきです。ただ、日本人の場合、同質性(違いを否定)や村八分などの考えどうしてもあるので、「自分らしくあってもいい」と言うのが苦手かもしれません。しかし、「自分らしくあっていい」というのが正解です。私も、この年になって、「自分らしくあっていい」というのを受け入れることができたように思います。
- 夜型の生活
- 楽な服装でのタスク
- ノマドスタイル
- 引きこもりスタイル
をするようになり、成果物が多くでるようになりました。(業績が上がったかは聞かないで…)
次に、「気持ちを表現してよい」って言うですね。これも、日本人でしかも大人になると苦手になっていることでしょう。上記でも述べたように、「大人気ない」などと思われることを恐れるからです。でも、違うんです!
大人になっても関係ない!感情はあるはずですよね。
嬉しい!寂しい!孤独!緊張した!むかつく!
これを表現することがアサーティブになる方法です。いやーこれをきちんと認識した時、ふーっと楽になった感じがしました。「あ、言ったほうがいいんだ!」って。
自分の気持ちや意見を言うと、自分の思いがより明確になって、「自己理解」が進むそうです。自分のことを理解するってすごい重要だそうです。仕事で成功するという場合にも、この自己理解が必要になってきます。
3つ目ですが、「謝ることも権利」って言っている点も、意外ですよね。
ただ、科学的に有効な謝罪というのもありますから、そことも関連しますね。
>>【効果的!】謝罪の4つのステップとベトナム人のスタッフのマインドを見抜く方法
やっていいことはたくさんあるんだ!
以下のようなことはありませんか?その時、上記の3つのフィルターを通して見ましょう。
- この依頼を断ってはいけないのではないか?
- この感情を口に出してはいけないのでは?
私も含めて、日本人の場合(福島県、東北が多いかも)、控えめ、ガツガツしてない人が多いのかなと思っています。おっとり〜。
心に届く伝え方とは?
では、どうやって、アサーティブに伝えるのでしょうか?この方法について引用しながら述べていきたいと思います。
- 自分の思いを確かめる
- 事実や状況を共有する(以心伝心には頼らない)
- 提案は具体的に述べる
この3つのポイントです。
自分が、感情的にどう感じたか?をきちんと確かめることだと思います。ムカついた?イライラした?本当は飲み会断りたい?カラオケ今日は行きたくないな。
などです。上記で述べたマインドブロックを外してもいいんだ!と言うことを意識することが大事です。
次に気持ちだけでなく、事実や状況を共有するということですね。客観的な事実をきちんと理解し、伝えるというのは、大事です。なぜならば、感情の前提となっているからです。けど、できないことが多いと思います。いきなり批判的にならないためにも、これが大切。
「え!そういうことだったの?じゃあ、しょうがないようね。ごめん、ごめん」って後悔したこともあるかと。
特に海外でビジネスしていると、文化や言葉の違いがあることから、ここの「事実や状況」の共有が大事になってくるかと。日々のコミュニケーションもそうですけど、図解などを使って、共有することが効果的です。
そして、「具体的な提案」です。アサーティブのためには、これが欠かせません。忘れてしまう可能性がありますのできっちりと
じゃあ、どうするの?って、具体的な行動を提案してみるのです。
これは!反応しない練習に似ている
この「届け方」を読んだ時に、この言葉とリンクしました。それは、「反応しない練習」と言う書籍です。アサーティブになるためになる方法と通じるところがあります。人生に安らぎと満足、幸福をもたらすという目的も一致しています。
- ①ココロの状態を言葉で確認する
- ②カラダの感覚を意識する
- ③アタマの中を分類する
1は、心で感じたことを言語化することです。
言葉で確認することを仏教の世界ではラベリング(ラベル貼り)と呼ぶそうです。心の状態に「名前」を貼って客観的に理解してしまうんです。瞑想もそういうことです。ありのままの自分の状態を見る。
感覚を意識するというのは、「感覚を意識する」ということで、例えば、寒いとか、うおぎているとか、その状態を意識するということだそうです。
- 自分の思いを確かめる
- 事実や状況を共有する
は、①②に通ずると思いました。
そして、「③アタマの中を分類する」
これは、心の状態をいくつかの種類に分けて理解する方法です。以下の3つです。
- 貪欲(過剰な欲求に駆られている状態)
- 怒り(不満・不快を感じている状態)
- 妄想(想像したり、考えたり、思い出したりとぼんやり考えている状態)
「貪欲」「怒り」「妄想」で、人間の三大煩悩と呼ばれています。
2.事実や状況を共有する。という点とリンクしました。
本日のまとめ
本日は、アサーティブになり、自分も相手も大切にする方法についてお伝えしました。私は、これを読んで、マナボックスベトナムの人間関係もより、よくなったと感じています。そして、ビジネス的な観点からいうと自主的になってくれたという効果もありました。
これについのマナボックスストーリーは、「マナラボ 」にて共有しています。こちら限定のコンテンツで、生々しいお話も掲載しております。興味があれば、ぜひ、加入してください。
それでは、また!