みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。
今回で、第76回目です。
性善説は科学的に間違っている。と思った知識があったので紹介しますね。人が誰もいないところ、見つからない状況だとだと90%の人が不誠実なことをしてしまう。というのです。なので、見られている。という感覚は大事なんだと思います。
ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。
本日のテーマは、「新型コロナウイルスに対応している繊維産業」です。
この記事のもくじ
新型コロナウイルスに対応している繊維産業
繊維産業は、ベトナム国内で最も多い労働者が集中する産業の1つであるため、たった1つの新型コロナウイルスに感染したケースで、企業が閉鎖され、生産・事業活動が停止される可能性があります。これは、配送状況に影響を与え、市場で評判が悪くなるだけでなく、企業に対して経済的損害をもたらします。そういう状態で、企業は、新型コロナの流行を予防すること、生産量を増やすことなどの設定された目標が達成できるために、多くの対策を実施しています。 新型コロナ感染症の流行の中心地であるバクニン省とバクザン省で、生産資源の不足、生産活動の停滞、損失のリスクのため、各繊維企業は多くの困難に直面しています。株式会社ダプ・カウ・ガーメント(Dagarco)の取締役会会長と最高経営責任者を兼ねているルオン・バン・トゥ氏によると、COVID-19流行第4波が発生したとき、彼の会社はすぐに毎時及び毎日の情報チェック・コントロールのための一連の措置を強化しました。感染症に関する情報の記録及び保管という作業は完全に実施されており、処理できる問題もタイムリーに更新されます。5月15日に、ある労働者の妻がF0であるというニュースを受け取った後、会社はすぐにそのF1の労働者と一緒に働く生産チーム全体に仕事を休ませ、新型コロナウイルスPCR検査と隔離をさせました。3日後、F1の労働者は新型コロナ陽性になり、企業は生産エリア全体を消毒し、ダプ・カウ・ガーメント社がある工場の中の1,500人の労働者全員に新型コロナウイルスPCR検査をさせました。全ての結果は陰性でしたが、生産現場で新型コロナ防止策は依然として強化されています。例えば、ドアハンドルを1日に数回掃除するという細部にも注意する必要があります。食堂やトイレの公共エリアを消毒し、継続的に道具を掃除することなどで、衛生習慣を身に付けるべきです。同時に、自分自身と周りの人達を守るために、労働者がいつもマスクを着用し、距離を取るべきだと案内しました。新型コロナ流行を予防するための優れた宣伝・管理活動のおかげで、3週間過ごした後、ダプ・カウ・ガーメント社の各工場でF0になったケースは発生しませんでした。 ルオン・バン・トゥ氏はまた、「今回は初めて企業が「半死半生」の状況に陥った」と共有しました。地域内の800以上の所にバリケードが配置されるので、企業は取引向けの他の地域に行くことができません。また、衣服が季節によって変わる商品の一種ですから、お客様との商品引渡し時期の延長に関する交渉が可能であっても、長く引き延ばせません。注文を別の生産工場に移したいですけれども、それの状況は制御不能です。注文が処理できる効果的な解決策もなく、隔離状況も厳しすぎるので、企業はいつも困難に直面しています。同様に、フンイェン・ガーメント・コーポレーション(Hugaco)の取締役会会長であるグエン・スアン・ドゥオン氏により、5月8日に、Hugacoの一つの支社で2人の労働者が新型コロナ陽性になりました。直ぐに、企業は10人以上のF1である労働者に隔離をさせ、残りの労働者は、保健省と企業の規制に従う安全対策を厳守して生産を続ける必要があります。しかし、感染症が早く抑制されなければ、企業ビジネスに大きな影響を与えるのは当たり前です。 新型コロナウイルス流行の予測不可能な状態で、各繊維工場は、感染症を予防するための解決策を積極的に実施してきました。 従例えば、毎日、労働者と訪問者が消毒室を通過したり、マスクを着用したり、体温を測定したりすること、定期的に手を洗い、テーブル仕切りのある食事を手配すること、また、工場の消毒、食品の安全・衛生の確保、宣伝活動の促進、規制に従って5Kを完全に実施することなど、多くの対策によって警報を最高レベルに上げます。 ベトナム繊維協会(Vitas)の代表によると、これは年末の注文を急いで完了するための各企業の重要な時期です。制御できない新型コロナ流行は300万人近くの労働者の作業と企業の生産・事業活動に悪影響を及ぼすると共に、輸出額が390億米ドルに達すというこの業界の目標を達成することは困難になります。現在、新型コロナ流行は多くの地方と都市で発生しており、工業地域に広がり、繊維の企業にとって大きな危険となることです。新型コロナウイルスに感染する1つのケースだけで、繊維製品は生産中止になり、企業は時間通りに商品を配達できなくなります。 それによる契約のキャンセルや罰金を科されることは顧客と企業の両方へ損害を与え、それから加工費の損失が発生し、労働者も仕事を辞めなければならないという困難な状態に陥りやすいです。同様の考えのあるDagarco社のルオン・バン・トゥ氏は、新型コロナウイルス感染症が早く制御され、社会隔離の期間が終わった後、企業が再生産できるようになることを望んでいます。予見通りに、6月末までにすべてが安定し、生産活動が回復できれば、Dagarco社は生き残ることができます。さもなければ、企業の倒産が避けられないリスクです。 ベトナム国立繊維・衣料品グループ(Vinatex)の取締役会会長であるレー・ティエン・チューオン氏によると、新型コロナウイルス感染症は企業に困難な状態及び非効率的な事業活動という色々な悪影響を与えています。 そのため、チューオン氏は、各企業が困難を克服できるために、政府がVAT納税期限の延長や法人所得税の減税などの支援政策を出すことを希望しています。特に、感染症のために契約期限の遅延・延長や契約の解除などの損害を受ける労働者数の多い特定の業界や企業向けの最適なサポート・パッケージを提供する必要があります。 更に、繊維業界は、大量の労働者を雇用するという特徴を持っていおり、感染のリスクが高い業界なので、政府が繊維・衣料品の企業の労働者達に新型コロナワクチンの早期接種をサポートすることを強く望んでいます。 新型コロナウイルスの影響を受ける条件として、人が密になる状況が挙げられす。繊維業の工場では、多くの人があつまるので、どうしても、感染リスクは高まりますよね。 新型コロナウイルスによるベトナム繊維業への影響と各企業の防衛策。そして、ベトナム政府の税制という点からの支援バクニン省とバクザン省の企業は、多くの困難に直面している
迅速に新型コロナウイルスによる感染症を制御する解決策
繊維業と新型コロナ、そして政府の対応
自分の意見ですが、今回はベトナムの第4波の新型コロナウイルス流行で、各企業はまだ第3波の流行から回復しませんが、すぐもう一度困難な状態に陥っています。
特に、繊維業界にとって、多い労働者数、契約期限の遅延・延長や契約の解除などの原因で、各企業は倒産リスクに直面しています。そういう背景で、政府からの新型コロナワクチンの早期接種や税務等に関する支援対策は繊維・衣料品の企業の生産・事業活動を維持する上で大きな役割を果たしています。
ベトナムは縫製が強い国です。ですので、この業界の回復は、ベトナム全体にも影響与えますよね。
なんとか国の支援などで、回復して欲しいです。