ラボの菅野です。

11月27日にManaHoc大学の説明会を実施しました。その時の背景と資料を共有させてください。なお以下のリンクは公開されているのでツールがなくてもだれでも見れます。

https://www.mindmeister.com/3527572701/manahoc

なぜ? やろうと思ったの?

以下の理由です。

過去の経験があったかこそ

過去の経験は、私がこのポータルサイトを作るに至った大きな要因です。

  • インドの経験
    例えば、インド駐在時にはスクラップや在庫管理の不正、さらには1億円の盗難といった大きな問題に直面しました。また、価格交渉が非常に困難で、多くの時間とエネルギーが必要でした。

  • ベトナムの経験
    ベトナムでは、一方で「スキル」を得た社員が大きく飛躍する一方で、継続的に「数値」を改善しない企業も多くありました。特に会計や税務のバックグラウンドを持つ社員が少ないことが課題として浮き彫りになり、期間を要して結果を出し始めるのは2年、利益を得るのは3年目からというケースが目立ちました。

これらの経験から、これを解決したらものすごい金額のインパクトに貢献できる(日系企業の数を考えたら数千億かも)と思ったからです。


海外 駐在員特有の痛み

駐在員が直面する課題は多岐にわたります。

  • 業務内容の幅が広すぎる
    駐在員は、多岐にわたる業務を同時にこなさなければならず、専門性に特化する時間やリソースが限られています。

  • 取捨選択の難しさ
    「経営」に必要な知識に絞るべきか、業務の幅広い分野に対応すべきか、どちらに重きを置くべきかが非常に難しい選択を迫られます。


3. 私の「時間」の限界

一人の駐在員として、多くの課題を抱えながらも、**「私の時間は限られている」**という現実を痛感しました。

  • 無料で多くの人に知ってもらう
    駐在員の方々に、これまで培った知識や経験を無料で共有する場を作ることで、より多くの人が役立つ情報を得られるようにしたいと思いました。

  • どうやってManaBox Vietnamの売上に繋がるのか?
    もちろん情報提供だけでなく、このプラットフォームが最終的に私たちのビジネスにも貢献できる仕組みを考えています。


4. 明確な参考事例と良い方向性

このポータルサイトのアイデアは、いくつかの成功例を参考にしています。

  • 日本のブライトスポット(良い事例)
    日本のCPA Learningというプラットフォームは、必要なスキルマトリックスを無料で提供し、教育と実践を結びつける優れた取り組みを行っています。このようなモデルに触発され、ベトナムの駐在員向けに特化した形で実現したいと考えました。要するに真似たわけです。

  • 多岐にわたるスキルの必要性
    取締役や管理職に必要なスキルセットは広範囲に及びますが、その中でも「会計」が含まれていない会社が多い現実に着目しました! 会計やっておいて損はないかなあと思ったんです。

このような背景がありました。

#2 どんな内容?

実際にポータルサイトを説明しました。

https://manabox.notion.site/11dca914716880f6bb2befa9a9c0de35?v=11dca914716880e3b204000cfe3ec21f&pvs=4

ベトナム経営者のスキルマップを作ってみました。こんな感じ。

文章で説明しますと以下の通りかなと。これが講座の土台となります。

1. 時間軸:過去から未来への視点

過去の視点

駐在員社長がベトナムで成功を収めるためには以下が必要かなと思っています。

  • 法律力(ベトナムの)
    労務法や企業法などの法律知識は、会社運営の基盤となります。ベトナムの法制度の理解は、トラブル回避や適法な運営のために欠かせません。この辺り日本の違いを中心に理解しておく必要があります。

  • 会計力⭐️
    数値からビジネスの実態を読み取るスキルは、意思決定に直結します。特に、ベトナム特有の会計制度に精通していることが求められます。

  • 税務力
    現地の税務制度を理解し、適切に運用するスキルは、コスト管理やリスク回避の観点から極めて重要です。深く知る必要はありませんが、構造は理解してほしいです。


未来(これからの成長に必要なスキル)

未来を見据える上で、変化に対応し、新たな価値を生み出すスキルが求められます。

  • マーケティング力
    市場の動向を読み取り、戦略を立案・実行する力。特に、ベトナム市場特有のトレンドや文化的要素を活かしたアプローチが必要です。

  • 管理会計力
    財務データを活用し、付加価値の創出意志決定を行うスキルです。これには財務分析やプロジェクトの収益性評価も含まれます。


2. スキルの種類:心理的要素と実務スキル

心理的要素(EQ: Emotional Intelligence)

駐在員社長には、心理的柔軟性リーダーシップが不可欠です。

  • 経営心理学
    組織心理学や行動経済学を活用し、従業員の動機づけやチームのパフォーマンス向上を図る力。これも大事です。私自身の経験や科学的な根拠を踏まえてこれを知っておくといいことばかり!! やらない理由はまったくない。

  • 人材・労務・人材開発
    現地スタッフの育成や、異文化マネジメントにおける人材戦略の立案力。これにより、持続可能な組織作りが可能になります。

実務スキル

不正は会計力ともリンクしますが、個別に知っておくと役立つことが多いですので不正(発見・防止)スキルは必須です。

  • 不正スキル
    不正リスクの発見や、内部統制を強化する能力も重要です。特に、不正が多発するリスクのある業界では、これが経営の安定に繋がります。

#3どうやって進めるの?

「学習ロードマップ」にしたがって進めることを説明しました。一個あたりの内容が2分から10分で終わるのがほとんどです。朝、通勤の車のなかでも実施できるようにしました。

あとは

「まずはアウトプット(クイズに答える)から始めるような構造になっています。

テストが一番有効な勉強方法とわかってるからですし、クイズやったほうが楽しく学べると思ったからです

不安だから意見箱作りました。

まだまだ途中なので皆様の意見をいただきながら修正して進めていきたいと思います。そのためポータルサイトには「意見箱」を準備しました!!

気軽に意見ください!!

ということで進めながら改善していきますのでよろしくお願いします。