今日は『外国契約者税(FCT)をベトナム法人のあなたが支払うか?の判断基準』について解説します。
FCTはほとんどの場合、海外に支払う側つまりベトナムの法人が外国契約者(海外の会社でありFBとかTikTok)の代わりに申告・納税しています。
けれどもそうじゃない場合もあるのでそれをきちんとお伝えしますね。2ステップで整理するとわかりやすいですよ。
この記事のもくじ
ステップ1: サービス提供者が税務総局に登録(税番号)されているかどうかを確認する
その外国の企業、税務登録している?FCTの税番号持っている?
税務総局からの情報によれば、2022年4月4日より、TikTokはベトナムで請負者税の自己申告および納税を登録しています。以下の番号のようですね。
したがって、この日以前に発生した請求書については、TikTokのサービスを利用している組織が請負者税を確実に代わりに控除しなければならないことが理解されます。
自己申告税を行っている請負者のリストはこちらを参照してくださいね。
>>FCTの税コードを登録した外国企業のリストを紹介します!
ここに注意!
こちら留意点です。
TikTok PTE 請負者を類似の請負者と区別する必要があります。たとえば、Tokgistic(輸送) が該当します。Tokgisticの請求書には、サービス料金に税金が含まれていないことが明確に記載されています。
したがって、この請求書についてもベトナム法人がFCTを申告する必要があります。
ステップ2: 請求書に請負者の税金自己申告が記載されているかどうかを確認する
その外国の企業の請求書に税登録番号書いてある?税金、記載されている?
TikTokはベトナムで請負者税の自己申告および納税を登録していますね。この場合、請求書に税番号が記載されているか?どうかを確認する必要があります。
TikTokは広告サービスに対してのみ税金を自己申告します。したがってベトナム法人側はFCTを申告・納税する必要がありません。
- ◻︎FCTの税番号ある?
- ◻︎税金の金額ある?
この2つです。
しかし!他のサービスについて、請求書にサービス料金に税金が含まれていないことが明確に記載されている場合、ベトナム側の当事者は依然として請負者税を代わりに申告する必要があります。つまりベトナム側のあなたが納税する必要があるんですね。下記の写真を見てください。こんな場合も留意です。
TikTokの税務ポリシーがウェブサイトに公開!
TikTok: https://ads.tiktok.com/help/article/vietnam-vat-cit?redirected=1
まとめると以下の通り。きちんとFCT(VATやCIT)を納税しますよ!と言っていますよね。
TikTokの責任:
- ベトナムでの広告提供に対する付加価値税(VAT)および法人所得税(CIT)の報告・納付をTikTokが行う。
- 2024年1月1日以降、TikTokは購入金額に対して5%のVATを徴収。
オフィシャルレターも紹介します。
公式通達3115/TCT-CS(2024年版)で以下の指示が更新されました:
外国提供者TikTok Pte. Ltd.が、通達80/2021/TT-BTCの第76条、第77条、第78条の規定(2021年9月29日付財務省発行)に基づき、税務登録、申告、および納税を行った場合、外国提供者は税務総局の電子情報ポータルで直接これを実施する必要があります。
2023年の公式通達6033/TCT-CSにおける指示内容の概要:
- TikTok Pte. Ltd.が税務総局の電子情報ポータルで直接税務登録を行った場合、TikTok Pte. Ltd.は規定に従って税を申告・納付する義務があります。
- Daesun Vina Co., Ltd.がTikTok Pte. Ltd.に代わって税を控除、申告、納付した場合、TikTok Pte. Ltd.は、ベトナム側から控除および納付された収益を控除する権利を有します(2021年9月29日付財務省発行の通達80/2021/TT-BTCの規定に基づく)。
お役にたれれば幸いです!