ラボの菅野です。
この記事のもくじ
「人・本・旅、この3つからしか人は学べない」だから海外への社員旅行を選んだ
マナボックスベトナムでは、社員旅行を「楽しい」だけではなく「学び」の場として位置づけています。せっかく行くならただのエンタメで終わらせるのはもったない(笑)。投資だと思っています。
ライフネット生命の出口治明さんの言葉、「人・本・旅、この3つからしか人は学べない」をモットーにしています。この影響か、私の趣味も書籍を読むと旅行ですね。
なので「旅」を通じて新しい視点を得ることをとても大切にしていますし、マナボックスのメンバーにも経験してほしいと思っています。
旅は、普段の自分では考えられないことや経験できないことに出会える貴重なチャンス。だからこそ、ベトナム社員旅行を海外で実施して、日常の枠を超えた体験を大事にしています。
「相手の立場になって考える力」が必要不可欠!だから海外行け!
私たちの会社では、日本人という異文化を持つお客様を支援することが多いので、社員には「相手の立場になって考える力」がとても重要になります。でも、このスキルって簡単に身につくものじゃないんです。私の経験では、自分の国しか知らない人ほど、このスキルが弱い傾向があります。
ここが弱い…….。
「自分がわかることは相手もみんなわかる思考」と私は命名しているのですがこの思考の人がめちゃくちゃおおい。だから報告とかもメールも雑になる傾向になります。
「え?あなたにとっては何百回もやってることだけどお客様にとっては年に一回やで」となります。
私はこれまで”Put yourself in others’ shoes” という言葉を1000回くらいは言っているように思います笑。
自分の常識や当たり前が世界の全てだと思い込んでしまうと、相手の気持ちや考え方を理解するのが難しくなります。だからこそ、社員旅行で「アンコンフォートゾーン」に飛び込む体験が大事なんです。普段の安心できる場所を抜け出して、新しい文化や価値観に触れることで、自然とこの力が磨かれます。
だから「海外旅行1人で行け」とたまに言っています。
マナボックス タイに行ったストーリー
2023年の社員旅行では、タイのバンコクとパタヤを訪れました。この旅のテーマは、「コンフォートゾーンを抜け出して、新しい視点を手に入れる」。
バンコクでは地元の市場を巡り、タイ料理を試しながら地元の人々との交流を楽しみました。市場の独特な香りや賑やかな雰囲気、見たこともないような食材に社員たちも驚きの連続でした。
まあこれはツアーでの普通の経験なので「アンコンフォートゾーン」までにはいかなかったと思います。それでもいい経験になったかなと。
夜の自由時間で、屋台やマッサージに行ったり、ディスコでナンパされたり(笑)それがとてもいい経験だった!と私は思っています。「アンコンフォートゾーン」に近いはずです。
旅が与えてくれるもの
社員旅行を通じて感じたのは、旅が与えてくれる学びと成長の大きさです。異文化に触れることで、「自分の常識が世界の常識ではない」と気づく瞬間がたくさんあるはずなんですね。この気づきこそが、柔軟な思考や新しいアイデアを生むきっかけになります。
たとえば今かなり重宝しているNOTIONの最初のコードは「京都」で作られたんだそうな。Notionは2015年、開発の停滞に直面し、足りない「何か」を探すため、共同創業者と共に京都で1か月間過ごしたんだそうです。
移動(旅行)しなければプロダクトがなかったかもしれないと思うとその重要さが認識できると思います。
京都は美しい街並みや豊かな文化が溢れ、「デザイン」に関する多くのインスピレーションを与えてくれる場所でした。滞在中、私たちはほとんどの時間を製品開発に費やしましたが、自転車で街や川沿いを散策する息抜きが、新たな視点やアイデアを生むきっかけとなりました。静かで集中できる環境でありながら、新しい刺激を与えてくれる京都は、まさに最適な選択でした。場所を変えることで得られるインスピレーションの大切さを実感した時間でした。とても美しくて、「デザイン」というものに関して多くのインスピレーションを与えてくれた街でした
次回の社員旅行でも、社員が「コンフォートゾーン」を抜け出し、新しい発見や成長のきっかけを得られるような旅を企画したいと思っています。日本や韓国といった、さらに異なる文化に触れられる場所を考えています。
社員旅行は「楽しい時間」と「学びの時間」を一緒に体験できる、素晴らしい機会です。皆さんの会社でも、ただのリフレッシュではなく、新しい学びを取り入れた旅をぜひ検討してみてください!旅は最高の教師です。