法人所得税の申告書は複雑で難しそう…
そんなふうに思っていませんか?
でも、きちんと理解すれば、正しい税務申告ができ、節税につながる こともあります。

今回は、付録 03-1A/TNDN(通達80) に注目し、その構造・用途・作成方法 についてわかりやすく解説します!
この記事を読めば、「付録 03-1A/TNDN って何?」 という疑問がなくなり、スムーズに申告書を作成できるようになりますよ😊

フォーム 03-1A/TNDN とは?

付録 03-1A/TNDN は、法人所得税確定申告書(03/TNDN)に添付する事業成果報告書 です。簡単にいえばPLです。
これは、製造業・商業・サービス業の企業(防衛・治安関連を除く) が、年間の事業成果をまとめるための付録 になります。

📌 付録 03-1A/TNDN の主な目的

  • 企業の年間売上高や費用を明確に示す
  • 法人所得税を適切に計算するための基礎データ
  • 売上控除・費用・利益の内訳を税務当局に報告

フォーム03-1A/TNDN の構造

付録 03-1A/TNDN には、大きく 2つのセクション があります。

A. 企業の基本情報

まずは、企業の基本情報を入力します。

  • [01] 課税期間: 申告対象の会計年度を記入
  • [02] 納税者名: 会社名を記入
  • [03] 納税者番号: 企業の税コードを入力

B. 事業成果報告(財務データ)

このセクションでは、売上・費用・利益 などの詳細を記入します。

No.

指標コード内容
1売上収益[04]
商品・サービスの売上収益
 内訳: – 輸出販売の収益[05]
輸出販売に関する売上収益
2売上控除額([06] = [07] + [08] + [09])[06]
売上から控除される金額
a商業割引[07]販売時の割引額
b値引き販売[08]
値引きによる売上減少
c返品商品の価値[09]
返品による売上減少
3財務活動による収益[10]
例えば預金利息など
 内訳: – 預金利息収益[11]
預金利息からの収益
4事業活動に関する費用([12] = [13] + [14] + [15])[12]
商品・サービスの提供に必要な費用
a売上原価[13]
商品やサービスの原価
b販売費[14]
販売促進や流通にかかる費用
c企業管理費[15]
会社運営にかかる費用
5財務費用[16]
借入金の利息など
 内訳: – 借入利息費用[17]
借入金の支払い利息
6営業利益([18] = [04] – [06] + [10] – [12] – [16])[18]
事業活動による最終的な利益
7その他の収益[19]
例:設備売却など
8その他の費用[20]
例:突発的な支出
9その他の利益([21] = [19] – [20])[21]
その他の収益から費用を差し引いた金額
10法人所得税前の会計上利益([22] = [18] + [21])[22]
最終的な税引前利益

まあPLですね。

付録 03-1A/TNDN の作成方法

HTKKソフトウェア を使用すれば、付録 03-1A/TNDN を簡単に作成できます。ベトナム人スタッフがどんなこをしているか?ざっくり理解しておきましょう。

📌 ステップ別解説

ステップ1:
HTKKソフトウェアにログインし、「法人所得税」メニューを選択

ステップ2:
「法人所得税確定申告(03/TNDN)」と「付録 03-1A/TNDN」を選択

ステップ3:
財務データを入力し、売上・費用・利益を正確に記入

ステップ4:
ソフトウェアが自動計算を行い、指標 [22](税引前利益)を算出

ステップ5:
入力内容を確認し、電子申告を送信

まとめ

付録 03-1A/TNDN は、企業の年間業績を正確に記録し、法人所得税の計算基礎となる重要な付録 です。
正確に作成すれば、税務リスクを回避し、スムーズな税務申告が可能になります!

📌 申告期限: 翌年3月31日まで(会計年度適用企業は終了後3か月以内)

「この付録、うちの会社にも関係あるのかな?」と思ったら、まずは事業内容を確認してみましょう!😊
必要な場合は、HTKKソフトウェアを活用して正確な申告を行いましょう!