こんにちは!マナラボの菅野です。
今日のテーマはズバリ、「ベトナムで会社を守るための必須アイテム」=**財務規定(Quy chế tài chính)**について!
- 「うちはまだ小さいから…」
- 「会計は外注してるし…」
そう思っていませんか?実は、どんな規模の会社でも、財務規定(意味のある!と言っておきます。形式だけなら時間の無駄!)がないとリスクだらけなんです!
たとえば、
- 税務調査で「不透明な支出」を突っ込まれる
- 社員が勝手に予算を使ってトラブルになる
こんな事態、絶対に避けたいですよね。
だからこそ、今こそ知っておきたい!「財務規定とは何か?」を、すげのがわかりやすく解説していきます!
この記事のもくじ
財務規定(Quy chế tài chính)ってなに?
かんたんに言うと、
**「会社のお金の使い方ルール」**です!
たとえば、
- お金を使うとき、誰が承認する?
- 資産を買ったり売ったりするとき、どんな手続きが必要?
- 仮払金ってどうやって管理するの?
こういったルールを、ちゃんと社内で定めるもの。
💬 ベトナムでは、「企業法」「会計法」に基づいて、こういうルール整備が求められています!
📋 財務規定に盛り込むべきポイント一覧
以下はサンプル。
項目 | 内容 |
---|---|
資本管理 | 出資金の使途、増資・減資手続き |
資産管理 | 固定資産の購入・売却・減価償却 |
資金運用 | 銀行借入、社外投資、資金の流れ |
収益・費用管理 | 売上・費用の認識タイミングと基準 |
財務報告 | 帳簿作成、財務諸表提出 |
責任体制 | 社長・会計責任者・現場担当者の役割分担 |
📌 財務規定=「お金のルールブック」だと思えばイメージしやすいですね!
ベトナム会計基準(VAS)にちゃんと合わせるのが超重要!
ここ、見落としがちだけど超大事なポイントです!
ベトナムで財務規定を作るときは、VAS(ベトナム会計基準)に沿うことが必須です!
しかも、企業規模によって適用される通達が違うんです👇
通達 | 適用企業 | 特徴 |
---|---|---|
Circular 200/2014/TT-BTC | 中堅~大企業向け | 本格的な会計基準、細かい記載要件あり |
Circular 133/2016/TT-BTC | 中小企業向け | 簡素化されていて柔軟性あり |
💬 つまり、自社の規模に合わせてどちらの基準を参考にするかを選ぶ必要があるんですね!
もしこれを無視すると、
- 税務署で否認される(財務規定でなくてもいいのですが規定が必要になることが多い)
- 会計監査で指摘される。そんなに大きな影響ではないですが。
なんてリスクも……。
しっかり押さえておきましょう!
ベトナムの財務規定を作るときのコツ
まとめると、財務規定を作るときはこれを意識!
- 雛形を参考にしつつ「自社仕様」にアレンジ
- Circular 200または133に沿って内容をチェック(これ大事!というかこの通達に従って会計しているケースがほとんど)
- 承認フロー・支出限度額など、具体的に明記
- 少なくとも2〜3年に一度は見直しする
ちょっと大変そうに見えるけど、一度作ってしまえば、会社経営がグッとスムーズになりますよ!
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✨ まとめ
- 財務規定=会社を守るための「お金のルールブック」
- ベトナムではVAS基準(Circular 200/133)に準拠必須!
- 雛形を上手に活用して、まずは「自社にあった1本」をつくろう!
💬「何から始めればいいかわからない…」
そんなときこそ、今回のまとめページを参考に、一緒に進めていきましょうね!