こんにちは!マナラボのすげのです。

今日は、最近よく質問をいただくこのテーマについて、法的根拠と実務運用の両面から可能な限りスッキリ解説していきます。

はじめに:そもそもVNeIDレベル2ってなに?

2025年7月1日から、ベトナム政府は外国人向けにもVNeIDレベル2の申請受付を全国的に開始しました。
このレベル2アカウントがあると、税務申告、電子署名、公的サービスへのアクセスなど、さまざまな手続きがスムーズに!

>>【VNeIDのまとめ】VNeIDって結局なに?手続きから活用方法まで、ぜんぶまとめました!【リンク集】

でも、申請時に必要な「SIM chính chủ(正規SIM)」の登録条件について、「個人名義じゃないとダメなの?」という疑問を持つ外国人の方や企業担当者も多いのではないでしょうか。

というか私の知っている事例でも「会社名義で申し込みにいったらダメでした」という事例をちらほらと聞いていたからです。

結論:会社名義のSIMでも申請可能だそう。ただし条件あり!

まずベトナムのニュースによる結論から。

ハノイ市ドンダー区警察の公式案内によれば、外国人のVNeID申請においては、(他の地区はわからないけど)

個人の正規SIM または 会社名義の正規SIM のどちらでも申請可能”
(出典:dongda.hanoi.gov.vn公式ページ|2025年7月20日掲載

と明記されています。

ただし、k会社名義SIMを使う場合は、いくつか重要な要件があるんだそうな。

 会社名義SIMを使う場合の条件(公式より)

企業がSIMを発行して外国人に渡す場合、そのSIM番号は以下の情報とともに通信事業者に登録済みである必要があります。

  • 会社名
  • 税コードまたは企業コード
  • 営業許可証
  • 法定代表者の情報
  • SIM利用者のリスト

加えて、ホーチミン市警など一部の地域では、委任状(ủy quyền)の提出も求められるケースがあります。

📝 実例:「SIMは会社名義だったが、委任状がなかったため不受理になった」
(出典:>>Công an TP.HCM | 警察新聞)


🔍 名義確認の方法(個人・会社いずれでも)

「自分のSIMが正規登録かどうか分からない…」という方は、以下の方法で簡単に確認できます。

◉ 方法①:SMSで確認(全キャリア共通/無料)

TTTB [パスポート番号] を 1414 に送信

◉ 方法②:通信会社のアプリで確認

  • My Viettel
  • My MobiFone
  • My VNPT

※ 情報がパスポートと一致していない場合は、事業者窓口で修正/名義変更を。

 実務上のアドバイス

ケースおすすめのSIM種別理由
経営者/長期駐在

ただ、基本は個人でいいと思います。会社SIMのメリットは考えたのですがあまりないかなと(個人の意見)。どうせ「組織VNeID」を作ることになるためです

会社SIM(要登録+委任状)

法人負担、再発行も容易
現場スタッフ/短期滞在個人SIM(自身名義)手続きがシンプル
手続き急ぎの場合個人SIM審査が早く進む傾向あり

 まとめ

  • ✅ 外国人のVNeID申請には正規SIMが必須
  • ✅ SIMは個人名義でも会社名義でもOK(会社SIMは条件付き)
  • 通信事業者への事前登録+委任状でスムーズな申請を!

参考リンク


ご不明点や、委任状テンプレートをご希望の方は、ぜひコメント・ご連絡ください!
以上、すげのでした!