こんにちは。ベトナム在住8年の公認会計士の永井です。
ベトナムでマナボックスというコンサルティング会社の代表をしています。
今日はべトナムにおける経理事情についてお話ししようと思います。
日本での経理のイメージは3K
日本だと「経理」ってどんなイメージお持ちですか? 日本での世間のイメージは、3K、暗い、細かい、堅苦しい、、、のようです。
ベトナムでは経理は超クール!
一方でベトナムでは経理の職はというと、新しい、収入がいい、成長とのイメージです。とても人気です。クールです。
女性の文系で人気No1!
特に文系の女性にとっては一番人気といっても過言ではありません。両親も経理職につくことを勧めるようです。(企業で働く経理担当者の9割以上が女性です。)
ベトナムでの経理は新しい分野!
ベトナムでは経理がまだまだ新しい分野で成長分野です。例えば、複式簿記が入ってきてまだ25年、会計士が15年、税理士が5年、今の会計基準も2006年にIFRSをコピペして作成した経緯があるようです。
日本で言えば1960-70年代くらいかもしれません。大原やTACのような大手学校もまだありません。
ベトナムではイギリス会計士が最上位!
資格で言えば、日本であれば自国の会計士や税理士が一番上だと思いますが、ベトナムにおいては、ACCA(英国勅許公認会計士)という資格が最上位となります。
このACCAを取得をすればべトナムの公認会計士の科目の大部分が取得(免除)されます。そのため、エリートの多くは皆自国の会計士ではなく、ACCAを英語で勉強しています。
ベトナムに簿記検定はない!
日本にあるような日商簿記検定のようなテスト・資格はベトナムにはありません。一部のエリート向けのACCAや会計士・税理士の資格しかありません。ベトナム人向けのベトナム語の経理のテストが存在しません。
勉強しようにも目標がない
一般の経理担当者にとっては勉強するための標準目標もないし、企業が採用する際の客観的なものさしもありません。
このような状況はベトナム以外のアジア新興国も同様です。
ないなら自分達で作ってしまおう!
私も縁があってべトナムという地にいて、縁があって会計業界にいるので、何か貢献できることはないか、と思いベトナムで創業したのがマナボックスです。(社名の由来は学ぼうです。)
まだまだ今は微力ながら、教育トレーニングや経理実務テストの、自習サービスの提供を行っています。
アジアでの経理財務教育にご興味ある方はぜひお声掛け下さいませ。
ベトナム経理実務テスト「Kip(knowledge is poser)
ベトナム人向けのベトナム語の経理実務テストを開発し提供しています。
オンライン資格自習サービス「GONNA PASS」
ベトナムでは「問題集」というものがありません。資格勉強の際のアウトプットは過去問とテキストの例題だけです。そこでマナボックスでは自習オンライン問題集サービスを提供しています。(税理士・会計士を勉強している人達へ)