こんにちはマナボックスの菅野です。
今日は『永守氏から学部!付き合ってはいけない取引相手とは?』というテーマでお伝えしたいと思います。
あの巨大企業のNidecの創業者の永守氏の書籍『永守流 経営とお金の原則』から我々にも転用すべき点がありましたので共有したいと思います。
めちゃくちゃ成功している超一流の経営者の主張していることですから参考しない選択肢はありません。なにせ副題が「50年、体当たりで会得した財務と資金繰りの本質」ですからね。絶対に役立つことでしょう。
ただし、朝方人間(朝早い人)が経営も成功している。仕事ができる。という主張(永守氏はこう主張しています)は科学的に正しくないのでこれははっきりと否定しますね。正解は「遺伝子タイプ、クロノタイプによる」です。この思い込みで多くの才能が潰されていることに悲しみを感じますし、大きな機会損失も発生していることでしょう。朝方人間(クマ型)が多数派であるだけです。でもそれは人類の50%程度です。永守氏もクマ型なのでしょう。
以下の書籍を参考にさせて頂きました。
代金回収は徹底しろ!【それができない相手とは取引しない】
これが結論です。
代金回収は決して妥協するな。そのお金を払えない取引先とはビジネスをするな。
です。永守氏の意見によればこれだけ厳しく言っています。それくらい経営には重要だということです。
書籍の第5章のタイトル「取引先を見極める方法-その選択が会社の運命を分かつ」にそう書かれています。誰とビジネスをするか?それで会社の運命も決まると言っているのです。これはかなりでかいですよね。
永守氏によれば、創業期から営業担当者に徹底している原則があるそうです。それが「代金の回収は絶対妥協してはいけない」と言うことです。なんと代金回収の際には必ず朝一番に出向くそうです。
経営がうまく言っている飲食店ほど代金回収に厳しい
印象的なストーリーは、永守氏の行きつけの飲食店ほどツケの催促が厳しかったそうです。
「もう来てくれなくていい」
ついついツケの支払いが遅くなるとこう言われたそうです。つまり、もうお客として来なくていいですよ。ということです。
これってすごいですよね。日本では「お客様が神様」みたいな風潮がありますけど「もう来なくていいわ」と言い放っているのです。
しかし、「経営」という観点からはこれくらい徹底しないといけないのです。永守氏もそもそも回収状況が悪い取引先には販売してはいけないし、手を切るべきだろうときっぱり言っています。
実際に不渡で何度か会社のピンチを経験しているからこそ重みのある言葉ですよね。
Win Winを意識しつつ締める部分は締める
永守氏は代金回収のために以下のようなこともしていました。徹底していますね。
- 朝早くの代金回収(小切手)を徹底
- 取引先の銀行に口座を作った
「決断は非常に、措置は迅速に」「回収は早く、支払いは遅く」
と主張しているので冷徹な部分も垣間見えますね。私がいつも参考にしている考え方でギバーになる。お互いの稼ぎを増やすというのがあります。『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』という書籍の内容です。
これが大前提であることは確かなのですが、時に非情な心というかある意味、冷徹になる必要があります。
お金は会社の血液です。これがないとあなたの従業員の給与や賞与、教育が捻出できませんよね。つまり、お金を払わない企業というのはあなたの会社の従業員を不幸にしている企業ですし、倒産に追い込んでいる企業でもあるのです。永守氏はそんな企業を見極め取引を継続するのか?意思決定するのが経営者の仕事だと言っています。
これはすべての経営者に言えることですよね。中途半端な優しさ(甘さ)やいい人に見られたいと思って代金回収をおろそかにすると身近な人も不幸にしてしまいますよ!という非常に心に響くお話です。
本日のまとめ
本日は、代金回収は徹底しろ。そうしないと倒産し従業員を不幸にするぞ。というお話でした。
やっぱり、代金回収のリマインドってしにくいですよね。私も嫌ですししたくありません。ただ、経営という観点からはそうは言っていられません。
「企業を存続させたい」「従業員を守りたい」と考えるなら代金回収は徹底すべき!というのが結論です。
「取引先のことを思うと催促はできないなあ」と思っていても、もしあなたが企業と従業員を大事にするのであれば厳しく金回収をしなければいけません。
そういったマインドに変更すれば事前と行動に移るかと思います。
是非意識してみましょう!