日本国公認会計士/ 海外子会社経営管理専門家 /海外専門のセールスライター / ブログライター/日本グローバル経営管理アドバイザー
福島県の二本松市というところの出身です。
少し長くなりますが、菅野(すげの)智洋のこれまでの歩みを見て頂ける方はどうぞよろしくお願い致します。
この記事のもくじ
海外子会社の“経営管理”の支援をしています。
2018年より、マナボックスベトナムという会社の代表取締役をしています。
ドンブリでなんとなくではなく、“数値”から判断する
海外、ベトナムに進出する日系企業様に対して、経営管理支援をしています。
具体的には、日本人社長様が、決算書により、会社の実態を読み取り、行動を起こすことにより未来を変えていくことを支援させて頂いております。
日本国内市場が超成熟する中、日本からの海外進出企業の成功が必須という状況のもと、日本人のさらなる活躍が重要だと考えています。
海外進出の日系企業がもっと元気になるためには、日本人の社長が、経営管理の知識が必要不可欠です。財務諸表3表の知識、管理会計の知識、利益計画など、これらのスキルを無視することはできません。
「会計がわからんで経営ができるか?」
「利益なくして果たせる使命なし」
など、過去の著名な方が言われるように、会計、経営管理(経理)は非常に重要です。
仕組みによって、あなたは実力を発揮しなければならない。
また、駐在員様が、本当の力をすぐに発揮することができるように、「仕組み」によって海外管理業務を標準化し、効率化することによって付加価値の高い業務への時間を増やし、革新を起こしていくことが必要だと考えています。
そのための「仕組み」作りを支援しています。業務の見える化やマニュアル作成作りなどの標準化支援です。日本人(駐在員)の給与は、今でも、振興国のスタッフなどと比較すると数十倍になるケースがあります。
このことを考えると、より一層、付加価値の高い事を赴任後すぐに実施することが必要です。定例業務について時間をかけているほど暇ではありません。
インドでの製造業の責任者としてのやるせない経験がきっかけ
私は、公認会計士試験に2006年に合格後、グローバルの大手会計事務所(PwC)に入所しました。そこで、製造業のお客様を中心に法定監査や内部統制アドバイザリー等をさせて頂きました。
その後、どうしても海外で働きたい!という想いからインドの日系の製造業(自動車関係)の財務責任者として3年ほどインド赴任しました。従業員が1,000名を超えるほどの会社でした。
「正しい会社の数値をはやく見れるようにしてくれ。」という日本側の社長の命令でした。
そのインドで、私は海外進出企業の大きな2つの問題を肌で実感することになります。
それは、1)利益の喪失と2)仕組みの課題です。
しゃれにならない不正で利益がふっとぶ!
インドに赴任後、財務分析により、スクラップの不正(盗難)を発見することになりました。(詳細は、また別の機会にお話しできればと思います。探偵のようなこともしてました。疑心暗鬼という状況にもなりました。)
その額、なんと…。
総額1億円超!
利益としてこの金額を回収するには、何年もかかる金額です。みんなで汗水流して頑張った利益が一瞬に不正によって奪われる…。
「まじか!こんなことって実際にあるんだな…」
日本で働いていたころは、上場企業など、内部統制等のコントロールが効いてる会社ばかりがお客様でしたのでこのような大きな不正に対面することはありませんでした。
「くやしいね‥‥。許せない‥‥。」
当時、現地の社長とこんな言葉を交わした記憶があります。おそらく、海外進出している企業はこのような不正(金額ここまで大きくなにしても)が、日常茶飯事なのだと思います。実際、キックバックなどの不正は日常茶飯事でした。
管理会計がわかれば、利益が増える。
また、決算書を工夫して、グラフ化したり、管理会計の要素を取り入れるようにしました。現地社長と協力して、見たい指標は何か?どんなメッセージ(原材料の無駄使い?一般管理費の無駄使い?)を伝えたいのか?というの考えながら月次資料を作りこんでいきました。
このように会社の実態を数値化、A3などでビジュアル化して、経営会議を毎月行うことで、会社の問題点が浮き彫りになります。
社長が、そこを指摘して指示するだけで‥‥!(現地社長が本来は優秀であることが非常に多いです。)
結果は、数値に現れました。販売単価の見直し、無駄なコスト削減、原材料の使い方改善による変動費削減。数千万円の改善は、あっという間でした。
「こんなに簡単に業績、利益って変わるのか!」というくらい変わりました。
日本と違って、スタッフの退職が当たり前。人に悪い意味で依存すると痛い目にあう。
赴任直後、誰がなにをやっているかわからない状況の中、日々ルーティンワークの確認、催促に疲れ果てる思いをしました。
そのような状況の中、短期間でアシスタントマネージャー、マネジャー計4名の退職を体験しました。
業務が全く回らない。フォローで疲弊。
属人化してしまうことのリスクを肌で感じました。属人化により、過去分の多額の税務ペナルティを目の当たりにしたりもしました。
経理等の管理業務を「標準化」、「見える化」しないと始まらないとの考えが強くなるきっかけとなりました。
経営管理がわからないと物凄い機会損失が生じている。
このように、海外子会社においては、機会損失だったり、ムダな時間という課題があるということを肌で実感しました。
「これを解決しなければいけない。」
これが、私が海外子会社管理支援をしようと思ったきっかけです。
【インド時代の写真】
会計士っぽくないよね……。でも、私が説明すると……!
「菅野さんって、会計士っぽくないよね‥‥」 私が、まわりからよく言われる言葉です。
おそらく、外見なども関係しているかもしれません(笑)。
また、実は、私、公認会計士受験時代から、周りとの違いを感じていました。周りの勉強している人は東大、慶応、早稲田などの優秀な頭脳を持つ人ばかり、、、。
私は、偏差値45?くらいの大学。しかも、英米文学部の出身。会計の知識、ゼロ。(実際、当時、簿記3級は落ちました!トホホ)
今、思うと無謀な挑戦だったのかもしれません。
「菅野君、大学どこ?」「へーなんなのその大学?どこにあるの?」(半笑い)
こんなこともよく言われてました。正直、怒りを感じることもありました。
「いつか見返してやる。」っていう気持ちもあったのかもしれません。4年間、狂ったように勉強(蕁麻疹がでるくらい)しました。
お金も全くなく、どん底な生活‥‥。毎日、もやしばかり食べていました。(けど低価格で高栄養!)
「まあ、なんとか、生きてはいけるな」という楽観主義的な考えのきっかけは、この生活から始まっているように思います。
ちなみにこの時代、いろんなバイトを経験しました‥‥。月10万円以上は自分で稼がないと生活ができなかったからです。
- コンビニの派遣業務(キャバクラがたくさんある繁華街での経験は面白かったです。いろんな人間ドラマを妄想していました。)
- 弁当工場で弁当箱の容器にラインに並び、ひたすらおかずを入れるという仕事(スピードに慣れずおばちゃんに怒鳴られる!ボトルネックという原価計算の言葉が腑に落ちた瞬間でした。私がボトルネックだったんだ! おかずを入れる作業‥‥。結構テクニックいりますよ)
- プリクラの機械のカーテンの印刷を夜中から朝にかけてひたすらやる。(ひたすらすぎて途中で気が狂いそうになります)
- 運送業での荷物整理。(この時、正社員からめちゃくちゃ怒鳴られる経験をした。これがパワハラか!と感じました。いまでもこの運送会社は使いたくありません)
まあ、今となっては、いい経験になってるとは思います。多少は我慢強くなったかなと。
家族や先生の周りの手厚いサポートもあったことから、2006年に公認会計士試験に合格することが出来ました。苦労した経験からか(もともと秀才でない)、偉そうにすることなく、話やすい。相談しやすい。と言ってもらえてます。
誰にでもわかるようにわかりやすい言葉(専門用語なるべく使わない)で説明する、絵を描く。ということも強く意識して実践しています。
海外子会社の社長様で、会計・税務のバックグランドを持っている人はいません。
しかし、経営管理から避けていては明るい未来は残念ながら待っていません。はっきり言います。
社長が、経営管理を理解するためには、きちんと腑に落とす必要があります。しかし、会計・税務は、小難しい言葉ばかりです。専門家チックにならないように中学生や小学生でもわかるように説明するということをモットーにしています。
これまでのお客様の声について
マナボックスベトナムも設立から2024年で9年ほど。嬉しい事に、こんなお客様の声をい頂いております!
- 今まで決算書を見て、考えることがなかったが、きちんと見て分析するようになった。
- 製造現場と決算書がリンクしておもしろい。
- 儲かっている製品とそうでない製品がわかり、意思決定に役立った。
- 利益計画も策定できるようになりました。間違った売上設定がわかってよかった。
等の改善について嬉しい声をいただいています。自分の事のように嬉しいですね。
支援に込めた思い。あなたに約束できる事。
私は、海外子会社の社長様・駐在員様を支援することにより「会社の未来を変える!」という事を全力でお手伝いします。
- 利益がでないけどどこに問題があるかわからない。問題点を財務諸表から読み取りたい。
- 月次決算書、管理会計をうまく使いこなせない。
そんな悩みを持った、海外で頑張る!あなたに対して、「正しい経営管理」を一緒になって考え、徹底した初心者目線でサポートをさせて頂きます。
経営管理のスキルは、沢山あります。基礎から応用まで。これらを体系的に理解、身に着けることにより、可能となります。
絶対大丈夫!あなたにもできます!
だって、僕自身、何もわからないゼロ(英米文学部)から始めましたから。
マーケティングの支援も!
守りと攻めの経営があるとすれば、
経理は、“守り”の経営です。
しかし、海外の日系企業の悩みは、売上を増加させる。利益を増やす。ことでもあります。日系企業の進出企業の業種が多様化している中、マーケティングはより重要になってきています。誰もが必要になっていくスキルになっていくことでしょう。
私自身、マーケティングを会社で実践し、何度も失敗している経験を生かして、この支援をしていきます。現状では、新商品のセールスレター作成やウェブ(ブログ)の立ち上げの支援をしています。
菅野智洋の略歴
■1979年6月22日生まれ。ゴールデンエイジの小野や稲本と同級です。
サッカー関係の編集をしている兄がいます。今は、雑誌や別冊、ムックや書籍、ホームページの作成などを手がけるプロ集団のナウヒアを立ち上げますた。「企画提案」「取材」「編集」「ライティング(原稿執筆)」「デザイン」「写真撮影」「ウェブサイトの構築・運営」までをワンストップで支援。https://www.nowhere1011.com/
■福島県二本松市出身
小中高は、サッカーに明け暮れていました。
■福島県西高等学校出身
女子高から男女共学になった時の一期生。
■1998年に友人の影響でエアジャム(ハイスタンダード、サム、スネールランプ、スーパーストゥーピットなど)に行った以来、ハードコアミュージックやメタルにはまる。(メタリカやチルドレン オブ ボトム、パンテラ、インフレームズなど。Baby metalやBISHも好き。エモーショナルメタルが好きです)
■性格⇒真面目、誠実。ハマると時間を忘れてずーっと没頭するタイプ。
ちょっと適当なところがある。ベトナムでは、「まっいいっか?」が口癖。ベトナム人スタッフが、この日本語覚える。(ベトナム、インドでは超几帳面なうるさいおやじ、でも、日本ではズボラ。自分では、バランス感覚がいいと思ってる)
■ハマっていること⇒サウナ(年300回通うサウナー)瞑想も日々実践しています。
ナスDの動画を見ること。ゴットタンを見ること。ダラケを見ること。書籍は年に100冊以上は読んでいます。
■好きな事⇒ブログを描くこと、書籍(ビジネス、心理学、マネージメント、社会学)を読むこと。
■好きなドラマ⇒Super natural(海外ドラマ)、ギリシャ神話系
■好きなところ⇒暖かくて天気がいいところ。(たまにハノイを脱出する必要があります。ダナンに定期的に行ってノマドで働いています)
■苦手なモノ・ヒト⇒高圧的な人、偉ぶる人。人を見下す人。業者扱いする人。陰口を言う人。時間を大切だと思っていない人。ずるい人。大事な約束をうそをついて破る人。
(このような人とはお仕事できないので仕事をするのをお断りさせて頂いております。人生は一度っきりです)
私の海外子会社管理に秘めた想い
あなたの、あなたの会社の
経営管理の力を活用し
本当の意味での経営することをお手伝いをして
あなたの会社の健全な経営を実現させ「あなた」と「ベトナム人」スタッフを幸福にする。
それだけです!
このブログでは私が、我々が、もっている海外の専門知識や情報をつつみなく公開しています。このブログだけでも経営管理の基礎やベトナムの法律を学ぶことが出来ます。
しかし、どうしても、キッカケがない…。専門知識のわからない。聞く人がいない…。
同じ悩みや志を持った海外での仲間と頑張れる環境がほしい!
という場合は、弊社でお手伝いさせて頂ければと思います!
マナボックスベトナムのサービス一覧を見てみるまた、下記から気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。