こんにちは!マナラボの菅野です。
ベトナムで会社設立や出資をする際、シンガポール法人の書類をどうやって正式な形にするかで悩んでいませんか?
たとえばこんな方に役立ちます
- シンガポール企業がベトナム子会社を作る予定、資本譲渡
- 出資に伴い、Certificate of IncorporationやBizFile、財務諸表を提出しなければならない
- 「どうやって認証するの?」「翻訳はどこで?」「何日かかる?」という疑問がある
そんな方に向けて、2025年最新版の認証プロセスを、わかりやすく・実務的に・具体的にご案内します!
この記事のもくじ
この記事でわかること
- 何が「領事認証」で、どんな書類に必要?
- シンガポール側の認証ステップ(Notary→SAL)
- ベトナムでの2つの認証方法(現地 or 在星大使館)
- 翻訳と翻訳公証の注意点
- 手続きの流れと期間・費用の相場
- 迷ったときの選び方・実務的アドバイス
Step 1:シンガポールでの認証は「Notary」と「SAL」の2段階!
費用はあくまで目安なので随時アップデートしてください!
Q. どんな書類が対象?
書類名 | 公証の必要有無 |
---|---|
Certificate of Incorporation(紙の原本) | SALでOK、公証不要 |
BizFile(ダウンロード形式) | 公証必須(電子印あり) |
財務諸表(会社発行) | 公証必須。必要に応じて署名付き |
公証(Notary Public)でやること
- 公証人が「これは正しいコピーです」と証明
- 書類が複数枚の場合、ページごとに料金がかかることも
費用目安:S$75〜85(1セット)
⏱ 所要時間:即日〜1営業日
SAL認証(Singapore Academy of Law)
- Notaryの署名を公式に確認してもらう段階
- ベトナムはハーグ条約非加盟国なので、SAL認証が必須!
💰 費用:S$87.20/通
📍場所:The Adelphi, Coleman Street
⏱ 時間:通常当日、混雑時でも1営業日
Step 2:ベトナム側での領事認証は「2つのルート」から選ぶ!
オプション1:シンガポールのベトナム大使館でまとめて認証!
📍 ベトナム大使館(SG):10 Leedon Park
📄 提出物:
- SAL認証済の原本+コピー
- パスポート
- 翻訳(英語→ベトナム語)とそのコピー(必要な場合)
💰 費用:S$10〜80(種類・処理方法による)
⏱ 時間:3〜5営業日
メリット:
- 一箇所で完了するので楽
- 郵送対応・代理人による提出も可能
⚠️注意:
- SGに滞在しているか、誰かに頼める必要がある
- 翻訳対応が遅い/割高なことも
オプション2:ベトナム国内で分割認証!
📌 Step1:シンガポール大使館(ハノイ or HCMC)で認証確認
📌 Step2:ベトナムMOFA(外務省)で最終認証
💰 費用合計:約S$14(VND200,000 + VND30,000)
⏱ 所要日数:5〜6営業日
メリット:
- ベトナム国内ですべて完結できる
- SGへ郵送不要
注意:
- 移動が多く、2箇所訪問が必要
- 書類の持ち歩き・管理に注意
どちらを選ぶべき? 迷った人への判断基準
あなたの状況 | おすすめオプション |
---|---|
SGにいる/代理人がいる | 🅰️ シンガポール大使館で認証(早くて楽) |
すでにベトナムに滞在 | 🅱️ ベトナムで認証(移動少なめ) |
翻訳もまとめて済ませたい | 🅱️ ベトナム側が翻訳費用も安くおすすめ |
多少の費用より「手間を省きたい」 | 🅰️ 一括処理できるSG大使館 |
Step 3:翻訳は必須!しかも「翻訳の公証」も必要!
ベトナムでは、英語書類はすべてベトナム語に翻訳し、翻訳の正確性を公証する必要があります。
📌 翻訳は:
- ベトナムの翻訳会社(例:Thao & Co)
- Notary付き翻訳事務所
💰 費用目安:100,000〜200,000 VND/ページ(S$6〜12)
⏱ 所要時間:1〜2営業日
最終的に提出する書類セット
- SAL認証+ベトナム領事認証済の原本
- ベトナム語翻訳+翻訳公証付き
- コピー(当局提出用)
このセットがあれば、ベトナム当局での法人登記、出資登録、ライセンス取得などで正式に通用します!
全体の費用と期間まとめ(目安)
項目 | 日数 | 費用 |
---|---|---|
Notary(SG) | 即日〜1日 | 約S$85 |
SAL認証 | 即日〜1日 | S$87.20 |
ベトナム側認証 | 3〜6日 | S$10〜14(VN) or S$30〜80(SG) |
翻訳+公証 | 1〜2日 | S$6〜12/ページ |
全体所要期間:7〜14営業日(余裕をもって2〜3週間推奨)
まとめ:事前準備と判断が成功のカギ!
- どこで認証するか(SG or VN)を早めに決めることがポイント!
- 書類形式をしっかり確認(PDFやコピーは公証必須)
- 翻訳+翻訳公証を忘れずに!
もしお困りなら…
マナボックスでは!
✅ 認証手続きのご相談
✅ 翻訳・認証サポート先の紹介(シンガポールのコンサルの紹介)
なども行っています!
「ちょっとだけ聞きたい」でもOKですので、お気軽にご連絡ください😊