こんにちは!マナラボの菅野です。
今日は、ベトナムでM&Aを検討されている皆さんにとって必須の知識とも言える**「表明・保証条項」について、実際の裁判例・仲裁判断**をもとに、リスクとその対策をまるっと解説します!
1. なぜ表明・保証がここまで重要?
M&Aで「この会社、大丈夫ですよ」と買主にアピールする。それが表明・保証(Representations & Warranties、以下R&W)。
ベトナムではこのR&Wについて、民法上の明文化がありません。つまり、契約書で「どう書くか」が全て。
さらに、DD(デューデリジェンス)では分からなかったリスクが、PMI(買収後統合)で出てくることも多々あります。だからこそ、R&Wの“書き方”と“実行力”が命です。
2. ベトナム法での表明・保証の扱い
観点 | 英米法 | ベトナム法 |
---|---|---|
Representation | 過去・現在の事実の申告 | 法的規定なし(契約で明記可) |
Warranty | 表明の正確性に対する保証 | 同上 |
救済方法 | 契約解除・賠償など | 契約で定めないと不可 |
つまり、ベトナムでは「違反時の効果」も必ず契約に書くこと!続いて実際に起きた5件について解説します。
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