こんにちは!マナラボの菅野です。

今回は、「ベトナムで会計ソフト、結局どれがいいの?」というテーマにズバッと答えるブログをお届けします。

経理担当者の方、経営者の方、そして「会計ソフトって聞くだけで頭が痛くなる…」というあなたにも。**2025年の最新事情をふまえた「使える会計ソフト10選」**を、やさしく・詳しく・正直に紹介します!

この記事のもくじ

💡 この記事を読めばわかること

  • ベトナムの中小企業で人気の会計ソフトランキング
  • それぞれの機能・価格・得意分野・向いている業種
  • 「日系企業が使いやすいソフト」って実際あるの?
  • 会計ソフト導入前にチェックすべき注意点
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2025年版 ベトナム会計ソフト比較表!

まずは全体像をパッと!見ていきましょう。

順位ソフト名対応言語クラウド対応価格目安導入実績ひとこと特徴
1MISA SME🇻🇳・🇺🇸△(ローカル中心)約1.5万円/年〜13万社以上現地普及率No.1。機能豊富で実績も◎
2FAST Accounting🇻🇳・🇺🇸◎(クラウドあり)月約800円〜約28,000社(クラウド8,000社)軽快動作&低価格。原価管理も◎
3BRAVO🇻🇳△(オンプレミス)数千〜数万ドル(個別見積)約3,600社ERP型。大手・多拠点企業向け
4LinkQ🇻🇳・🇺🇸・🇨🇳・🇰🇷△(VPN利用)約1.3万円〜非公開(多店舗展開企業に多い)支店一括管理に強み。多言語対応
5EFFECT🇻🇳・🇺🇸△(スタンドアロン)無料〜6万円程度約3,000社以上無料版あり。柔軟なカスタマイズ
6SIMBA🇻🇳✕(ローカル)約2万円(買い切り)非公開税務帳票の実務対応に強い
73TSoft🇻🇳・🇺🇸・🇨🇳・🇰🇷✕(スタンドアロン)約1万円〜非公開低価格・多言語。家族経営にも
8Smart Pro🇻🇳✕(LAN/VPN)約2万円(買い切り)非公開帳簿分析やピボット操作に強み
9AccNet Cloud🇻🇳・🇺🇸◎(クラウド完結)約1万円/年〜非公開(数千社規模)老舗ITの信頼性。シンプル操作
10EasyBooks🇻🇳◎(完全クラウド)年8,000円〜非公開(成長中)新興勢力。スマホ操作も可

ここから詳細に説明していきたいと思います。ランキング形式です。

第1位:MISA SME|ベトナム中小企業の“会計ソフト標準装備”

ベトナムで「会計ソフトといえば?」と聞かれて、真っ先に名前が出てくるのが**MISA SME(ミサ エスエムイー)**です。これはもう、“定番中の定番”。

導入企業数は13万社以上。中小企業から大企業まで、ベトナム全土で広く使われており、「迷ったらMISAにしとけ」という声もよく聞きます。

今回は、この圧倒的シェアと実績を誇るMISA SMEについて、特徴・価格・導入事例などを詳しく見ていきましょう。

✔️ 特徴まとめ:とにかく機能が豊富。経営分析にも強い

MISA SMEは、財務会計を中心に、電子請求書、銀行連携、経営分析まで対応するオールインワン型の会計ソフトです。

具体的には以下のような機能があります:

  • 現金・銀行・売掛金・買掛金管理
  • 販売・仕入管理(帳票印刷も◎)
  • 財務指標・経営分析レポート自動作成
  • 会計帳簿・決算報告書の自動出力(VAS準拠)
  • 電子請求書(Hóa đơn điện tử)との連携
  • インターネットバンキング、電子署名にも対応

特に評価が高いのは、**「帳簿と証憑の自動照合」「定型業務の省力化」**です。ベトナムの複雑な会計業務をシステムで“ほぼ自動”にしてくれる設計が、中小企業の強い味方になっています。

UI(操作画面)は、ベトナム語が基本ですが、英語にも対応しており、日本人駐在員がチェックする際にも扱いやすくなっています。

また、MISAは会計だけでなく、給与計算、人事管理、資産管理などのシステムも統合できるため、「会計業務だけでなく、社内の管理業務全体を一元化したい企業」にもおすすめです。

価格帯:年額約1.5万円〜。コスパ良し!

MISA SMEは、年間サブスクリプション制で提供されています。2025年時点の価格は以下の通りです:

  • スタータープラン:年額2,950,000ドン(約1.5万円)/1ユーザー
  • スタンダードプラン:年額4,450,000ドン(3ユーザーまで)
  • それ以外にも企業規模に応じたプランあり

すべてのプランにサポート料・アップデート費用が含まれているため、後から高額な保守費が追加されることはありません。

また、15日間の無料トライアルも提供されており、導入前に試してみることも可能です。

 導入実績:13万社以上が導入済み。信頼と安定の実績

MISA社によれば、MISA SMEはベトナム国内で13万社以上の企業に導入されています(2024年時点)。
この数字は、会計ソフトとしてはベトナム最大のマーケットシェアを意味します。

  • 中小企業だけでなく、上場企業、外資系企業、NGOなどにも採用実績あり
  • 公的機関や地方自治体とも取引多数

導入数が多いということは、それだけユーザーコミュニティやFAQ、ノウハウ記事も豊富。困ったときに検索すれば、大抵の問題は先人が解決済み、という安心感があります。

 対応言語:ベトナム語が基本。英語UIもあり

  • メイン言語:🇻🇳 ベトナム語
  • 英語UIあり(※一部画面)

現地スタッフが入力・処理を行い、日本人管理者が英語画面でレビューする運用も可能です。日本語UIは非対応ですが、日本語でのレポート作成はExcelなどでの補助が一般的です。


☁️ クラウド対応:AMISシリーズでクラウド展開中

MISA SMEは基本的にオンプレミス(PC・ローカルインストール)型ですが、**クラウド版のAMIS(MISA AMIS Accounting)**も提供されています。

ただし、MISA AMISは中堅以上の企業を主対象としており、導入にあたってはクラウド化を希望するかどうかを最初に相談する必要があります。


👤 向いている企業:現地中小企業・日系の駐在法人にも最適

  • ベトナム人スタッフが経理実務を担当し、日本人がレビューする体制
  • 会計・請求・税務・銀行などを一元化したい企業
  • 日本語UIは不要だが、安定・実績・サポートを重視する会社
  • なるべく月額コストを抑えたい中小法人・支店・代表事務所

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 MISA SME公式サイトはこちら

第2位:FAST Accounting|速さ・軽さ・価格で勝負!クラウド時代の中堅企業向けソフト

会計ソフトって、「遅い」「重い」「複雑」…そんなイメージありませんか?

そのイメージを覆してくれるのが、FAST Accounting(ファスト・アカウンティング)
名前の通り、動作が速く、軽く、しかもクラウド対応&価格が良心的なソフトです。

製造業や建設業など、原価計算が必要な中堅企業に特に人気
ここでは、FASTのクラウド版(FAST Online)を中心に、その実力をご紹介します。

✔️ 特徴まとめ:軽快な動作と原価管理の強さが光る

FAST Accountingは、1997年に誕生したベトナムの老舗会計ソフト
オンプレミス版とクラウド版(Fast Accounting Online)の2つがあり、中小〜中堅企業に最適な構成になっています。

主な特徴は以下の通り:

  • 必要な会計機能をシンプルに搭載(仕訳・帳簿・財務諸表・帳票印刷など)
  • 管理会計・原価計算機能が豊富
    • 製造業の製品原価、建設業のプロジェクト別原価に対応

  • クラウド版は処理速度が軽快で安定
  • 電子インボイス(電子請求書)やe-tax連携も可能
  • ベトナム会計基準(VAS)に準拠しつつ、多言語画面(ベトナム語・英語)対応

また、FASTはデータ量が増えても快適に動作するように最適化されており、数万件の伝票も軽々扱えるのが中堅企業に喜ばれているポイントです。

💰 価格:月額800円からの超高コスパ

クラウド版(FAST Online)の価格は以下の通りです(2025年時点):

  • 月額:146,000ドン(約800円)〜
  • 長期契約(6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月)でさらに割引あり
  • クラウド利用料・アップデート・保守費すべて込み

オンプレミス版(Fast Accounting)は業種別パッケージが用意されており:

  • サービス業:5,900,000ドン〜
  • 製造業・建設業向け:〜11,900,000ドン前後
  • 永久ライセンス(買い切り制)で、導入時に数回のトレーニング料(約300万ドン)も別途発生します。

📈 導入実績:クラウド含めて約3.6万社以上!

FAST社の発表によれば:

  • オフライン版:累計28,000社以上に導入
  • クラウド版(FAST Online):6,000〜8,000社以上

MISAに次ぐシェアを持つベトナムNo.2の会計ソフトといっても過言ではありません。
特にハノイやホーチミンの製造業・建設業・サービス業に多く採用されています。

対応言語:英語UIにも完全対応

  • 🇻🇳 ベトナム語(標準)
  • 🇺🇸 英語UIあり

スタッフ間でベトナム語と英語のUIを使い分けられるため、外国人マネージャーが関与する企業でもスムーズに運用できます。

☁️ クラウド対応:もちろん◎!FAST Onlineが主力

  • **FAST Online(クラウド版)**はモバイルブラウザでもアクセス可
  • データはクラウドで保管、インターネットさえあればどこでも処理可能
  • 自動バックアップやサーバーメンテナンスも込みなので、ITの手間も不要です

👤 向いている企業:こんな会社にピッタリ!

  • 製造業・建設業など、原価をしっかり管理したい会社
  • 会計システムをクラウドで運用したい企業
  • ベトナム語と英語で社内を運用している日系・外資系法人
  • 中堅規模で、コストを抑えて本格的な帳簿管理を始めたい方

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 FAST公式サイトはこちら

第3位:BRAVO|ERP一体型。会計だけじゃ物足りない企業へ

もしあなたが「会計だけじゃなくて、生産・在庫・販売もまとめて管理したい」と思っているなら、このBRAVOは有力な選択肢になるかもしれません。

BRAVOは、ベトナム大手企業向けに開発された統合型ERP会計ソフト
会計機能はもちろん、在庫管理・原価計算・部門別予算管理・マルチ拠点集約管理まで、企業の基幹業務を丸ごと支えるソフトです。


✔️ 特徴まとめ:拡張性の高いERPソリューション

BRAVOは、単なる会計ソフトではありません。
企業ごとにカスタマイズされた「業務システム全体の統合基盤」を提供するソフトです。

主な特長は以下の通り:

  • 会計(仕訳、帳簿、決算、税務申告)に加えて、
  • 在庫管理・販売管理・購買管理・生産管理・給与計算も統合可能
  • 拠点ごとのデータをリアルタイムで集約し、本社から集中管理が可能
  • UIは柔軟にカスタマイズ可能(入力画面の設計・操作手順の変更など)
  • 為替管理、外貨換算レポート、差損益の自動調整にも対応
  • **業種別テンプレート(建設業・製造業など)**も用意されており、特殊業種にも強い

たとえば、製造業向けには「製造原価報告」、建設業向けには「工事台帳・進捗管理」などの専用レポートも搭載可能です。

まさに、「ベトナムで拡大中の企業が次のステージに行くための土台」とも言えるソフトです。

💰 価格:完全見積もり制。数千〜数万ドル規模

BRAVOはフルカスタム・ERP型であるため、価格は「導入企業の要件」により大きく変動します。

参考価格帯:

  • 会計モジュールのみ:数千ドル
  • 在庫・販売・給与など統合導入:数万ドル規模
  • 保守費用:年額ソフトウェア費用の15〜20%
  • 初期導入支援・トレーニング料:別途数千ドルが必要になる場合あり
  • 費用はやや高めですが、「自社仕様で完全対応してくれる」という点で、多くの中堅〜大企業から支持されています。

📈 導入実績:上場企業・大手民間企業を中心に約3,600社!

現地メディアの報道によると、BRAVOはベトナム国内で約3,600社の導入実績があります。

導入先の傾向としては:

  • 上場企業
  • 製造・建設・小売など多拠点・多部署を持つ大手企業
  • 法人グループをまたいだシステム統合を検討している企業

また、ベトナム公認会計士協会(VAA)などの業界団体とも連携しており、信頼性も非常に高いソフトです。


🈳 対応言語:ベトナム語。UIカスタムで一部多言語対応も可

  • 🇻🇳 ベトナム語が基本
  • 日本語・英語対応のUIはオプションで開発可能(要カスタム)

画面設計を変更することで、日本語ラベル付きの帳票や入力画面の設計も可能です(導入前に要相談)。


☁️ クラウド対応:原則オンプレミス。VPNでのリモート利用は可能

BRAVOは基本的には社内サーバーで稼働するオンプレミス型です。
ただし、企業がVPNなどを使えばリモートアクセスも可能で、支社・工場からのデータ集中化も対応しています。


👤 向いている企業:多拠点・多部署を抱える成長企業へ

  • 拠点が複数ある中堅〜大手企業
  • 製造・建設など、原価・在庫・業種特化の帳票が必要な会社
  • 会計+販売+在庫など複数業務の一元管理を検討している企業
  • Excelによる月次集計から脱却したい管理部門

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 BRAVO公式サイトはこちら

第4位:LinkQ|多拠点企業を救う“集中管理型”会計ソフト

ベトナムでは、ホーチミン、ハノイ、ダナン…と複数拠点をもつ企業がどんどん増えています。
でも、「各支社ごとに帳簿がバラバラ…」「Excelで集計すると月次レポートが遅れがち…」なんて悩み、多くないですか?

その課題に真正面から向き合ってくれるのが、今回ご紹介する**LinkQ(リンクキュー)**です。


✔️ 特徴まとめ:支社・支店・店舗を本社で集中管理!

LinkQは、ホーチミンに本社をもつベトナムローカルの会計ソフト開発会社が提供しています。

最大の特徴は、支店・拠点で入力した取引データをリアルタイムに本社へ集約できる設計です。

具体的には:

  • 支社単位でデータ入力 → 本社サーバーに自動同期
  • 会計帳簿、レポート、財務諸表を本社で一元集計
  • 複数のウィンドウを並べて操作可能(台帳・帳票を同時表示)
  • マルチランゲージ対応(🇻🇳ベトナム語・🇺🇸英語・🇨🇳中国語・🇰🇷韓国語)
  • リモートアクセス対応(VPN接続)

このように、拠点数が多い企業にとって、「経理の一元管理・早期集計」を実現するにはうってつけの設計になっています。

UIはExcelライクで直感的な操作ができる点も、経理担当者から高評価です。

価格:ライセンス型、約1.3万円〜(導入構成により変動)

LinkQは1社1ライセンス制+拠点追加ライセンス制で提供されています。

  • 本社1拠点あたり:約2,500,000ドン(約1.3万円)〜
  • 各支店ごとに追加ライセンスが必要
  • カスタマイズ・データ連携の要件により価格は変動
  • 価格は基本的に「個別見積もり制」

公式サイトでは価格表の公開はなく、企業の規模・業種に応じて営業担当がヒアリング→見積書提示というスタイルが採用されています。

試用版のダウンロードも可能なので、導入前に使い勝手を確認することができます。

📈 導入実績:詳細な導入社数は非公開。ただし多店舗業界に定評あり

現時点でLinkQの正式なユーザー数や導入実績リストは公開されていません
ただし、会計・業務システム比較サイト(例:Kế toán Anpha、Base.vn)などでは、

大企業・グループ企業向けの代表的な会計ソフトの1つ
フランチャイズ展開企業の導入が多い

と紹介されており、小売チェーン、飲食、多拠点展開しているサービス業などの企業での導入事例が多いとされています。

また、導入後の操作感に関しては、

  • 「複数ウィンドウを同時に扱えるため作業効率が高い」
  • 「データの同期が速く、支店とのやり取りがスムーズになった」

など、現場での使いやすさを評価する声が見られます。

 対応言語:多言語UI対応(最大4カ国語)

  • 🇻🇳 ベトナム語
  • 🇺🇸 英語
  • 🇨🇳 中国語
  • 🇰🇷 韓国語

各ユーザーが自分の言語で画面表示を切り替えられるため、外国人マネージャー、越境出身スタッフ、日系子会社のローカル管理者など、多国籍メンバーがいる企業にはありがたい設計です。

※現時点では日本語UIは提供されていません。


☁️ クラウド対応:クラウドではないがVPN接続で遠隔管理可能

LinkQは完全なクラウド型ではなく、基本的には社内サーバーやローカルネットワークで動作するオンプレミス型です。

ただし、

  • VPNやリモート接続を構成することで、本社から支店のリアルタイム監視・管理が可能

  • ローカルサーバーを用いても安定性・セキュリティに配慮された構成が可能

という点で、「クラウド未導入でもクラウド的に使える」柔軟性が魅力です。


👤 向いている企業:多支店を本社で一括管理したい会社

  • 小売・飲食・サービス業などで全国展開している会社
  • ベトナム各地に支社・工場・営業所がある会社
  • 拠点ごとの帳簿を本社で統合して月次決算を早く回したい方
  • ベトナム語以外のUIも必要な多国籍環境の企業

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 LinkQ公式サイトはこちら

第5位:EFFECT|無料から始めて、企業の成長とともに“育つ”ソフト

「会計ソフトって、うちみたいな会社にも必要なのかな…?」
「最初は無料で試したい。でも、ちゃんと機能してほしい!」

そんな“スモールスタート派”の悩みに寄り添ってくれるのが、**EFFECT(エフェクト)**です。

✔️ 特徴まとめ:無料から始めて、規模に合わせて成長できる

EFFECTは、**Effect Software社(ベトナム現地企業)**が開発する会計ソフトで、
小規模事業者向け無料版から、大企業向けのフルカスタムERPまで複数の製品ラインを展開しています。

製品ラインの例:

  • EFFECT Small:創業間もない企業向け無料版
  • EFFECT Standard:中小企業向けのパッケージ版
  • EFFECT 2.0 / 3.0:中堅〜大企業向け。業種別テンプレやカスタム対応

共通する特長は:

  • VAS(ベトナム会計基準)に完全準拠
  • 会計帳簿、財務諸表、売掛・買掛・在庫・固定資産などの管理に対応
  • 業種別カスタマイズが柔軟(商業・建設・製造・サービスなど)
  • データの自動バックアップ、帳票フォーマット自由設計
  • 社内承認フロー、バーコード管理、QRコード出力などのアドオンもあり

ベトナムの中小企業は経営ステージが急に変わる」という現地ニーズを反映し、
スモールからスケーラブルに広げられる設計がこのソフト最大の魅力です。


💰 価格:無料〜6万円、カスタムすれば数千ドルも

EFFECTシリーズは製品によって価格が大きく異なります。

標準的な価格目安:

業種パッケージ価格
商業業向け約600万ドン
サービス業約800万ドン
建設業約1000万ドン
製造業約1200万ドン
  • 買い切り型(永久ライセンス)で、アップデートも定期的に無償提供

  • オプションモジュール(追加帳票など)は1つ200万ドン程度〜

カスタム案件:

  • 中堅〜大企業が導入するEFFECT 3.0などは、数千〜数万ドル規模になることも

  • 専用レポート作成や業種特化モジュールを含む場合は要見積もり

さらに、EFFECT Smallは無料提供されており、「まず試してみたい」というニーズにもぴったりです。


📈 導入実績:15年以上、累計3,000社以上が導入

公式発表によれば、EFFECTシリーズは15年以上の開発実績があり、
これまでに3,000社以上の中堅〜大企業に採用されています。

導入事例の業種:

  • 製造業(多品種・在庫管理対応)
  • 建設業(工事原価管理、進捗レポート)
  • サービス業(顧客別収益管理)
  • 行政・政府系プロジェクト(厳格な帳簿管理対応)
  • また、顧客満足度が高く、長期継続利用している企業も多いのが特徴です。

🈳 対応言語:ベトナム語が標準、英語UIあり(製品による)

  • 🇻🇳 ベトナム語(標準UI)

  • 🇺🇸 英語版あり(Standardや上位版で選択可)

ただし日本語UIは非対応のため、日本人管理者が見る場合は帳票エクスポート→Excel加工などの工夫が必要です。


☁️ クラウド対応:基本はスタンドアロン。クラウド希望は要相談

EFFECTは通常、**オンプレミス型(PCまたは社内LAN環境)**で運用されます。

ただし、同社が提供する「EFFECT Cloud / 3TCloud」などを使えば、VPN経由でのクラウド運用も相談可能です。
クラウドに完全対応したい場合は、別製品ライン(例:Web版)を検討するのがよいでしょう。


👤 向いている企業:とにかく柔軟に使いたい中小企業・成長企業

  • 今は小規模だけど、将来的には大きくしたい企業
  • 自社にあった帳票・UIにカスタマイズしたい会社
  • ITや会計の担当者が中にいて、「こうしたい」が明確な企業
  • 小規模スタートから、コストを抑えて“育てていく”イメージの企業

🔗 公式サイト(ベトナム語)

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第6位:SIMBA|“実務で使える帳票”と“価格のやさしさ”が魅力の現場派ソフト

「安くて、でもちゃんと帳簿も作れて、税務署提出にも困らない」――
そんな実務ニーズにバランスよく応えてくれるのが、**SIMBA(シンバ)**です。

ベトナムの会計ソフト市場では「MISAやFASTほどメジャーではないけれど、コスパで選ぶならSIMBA」…という声もある、中小企業向けの優等生ソフトです。


✔️ 特徴まとめ:中小企業に寄り添った「必要十分」な設計

SIMBAは、ベトナム企業 AsiaSoft社 が提供しているローカル会計ソフトです。
基本的な仕訳・帳簿作成から、税務申告用の帳票出力まで、一通りの業務がこなせる設計です。

主な特徴は以下のとおり:

  • ベトナム財務省の会計制度133号・200号に完全対応
  • 財務諸表、仕訳帳、試算表、税務申告書など税務署向け帳票を標準装備
  • 定型業務の自動化(伝票チェック・レポート作成)
  • ベトナム語UI。操作画面はとてもシンプルで直感的
  • 銀行・税務当局とのオンライン連携(e-tax)も可能
  • 買い切り型なので、一度導入すればずっと使える

「豪華な機能はないけど、最低限はきっちりできる」という設計が、多くの小規模企業や創業初期の会社にマッチしています。

💰 価格:買い切りで約2万円〜。月額なし!

公式発表によると、SIMBAのライセンス価格は以下の通りです:

  • 1社あたり:約4,000,000ドン(約2万円)
  • サポート料:初年度込み、2年目以降は任意(必要なら継続可能)
  • 機能追加やアップデートも一部無料対応
  • 試用版はなし(希望者には営業デモあり)

つまり、一度買えば追加費用なしでずっと使えるという点が、小規模法人や支出を抑えたいスタートアップに高く評価されています。


📈 導入実績:公式な数字は非公開だが、ローカルでの採用多数

AsiaSoft社はベトナム国内で複数の業務ソフトを展開しており、SIMBAはその入門向けポジションにあります。

正確な導入社数は公表されていませんが、以下のような特徴があります:

  • 小規模製造業、サービス業、商業系企業など業種を問わず導入実績あり
  • 会計担当者が1人だけの小規模企業で「Excelからの移行先」として選ばれている
  • 会計事務所などが複数のクライアント帳簿を管理する用途にも使われている

ユーザーからは、

「帳簿の形式がそのまま税務署提出に使えて便利」
「インストール後すぐに使えた」
「サポートが素早くて安心」

というような実務ベースの好意的なレビューが多く見られます。

対応言語:ベトナム語のみ(日本語・英語UIはなし)

  • 🇻🇳 ベトナム語(UIおよび帳票)

外国人管理者が使用する場合は、帳票をExcel出力 → 英語・日本語へ翻訳する必要があります。
ただし、帳票の構成が標準化されていて簡潔なので、言語切り替えにそれほど苦労しないという意見もあります。


☁️ クラウド対応:非対応(ローカルPCインストール型)

SIMBAはクラウド非対応で、スタンドアロン型のPCアプリケーションです。
インターネット環境がなくても使えますが、複数拠点やリモートアクセスを前提とした運用には不向きです。

ただし、社内LANで共有すれば複数ユーザーでの利用も可能です(別途設定が必要)。


👤 向いている企業:税務実務重視の小規模法人にベストフィット!

  • 会計ソフトの導入経験がない中小企業(Excel管理からの移行)
  • 経理担当が1名の企業
  • 帳簿〜税務申告までをきちんと整備したいが、価格も抑えたい
  • ベトナム語で会計処理できる現地スタッフがいる企業

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 SIMBA公式サイトはこちら

第7位:3TSoft|1万円で始められる、軽快&多言語のローカル型ソフト

次は、「予算は限られてる。でもちゃんと帳簿つけたい!」という企業さんに人気のローカル型ソフト、**3TSoft(バーチーソフト)**をご紹介します。

開発元はHài Hòa JSC(旧EZSOFT社)。価格は控えめでも、機能は意外としっかり。
軽快な動作と多言語対応が特長で、地方の中小企業や個人事業主にも選ばれているソフトです。


✔️ 特徴まとめ:安くて多機能、しかも多言語

3TSoftの強みは、「価格の安さ・処理の軽さ・多言語UI」という3拍子そろった設計です。

主な特長は以下の通りです:

  • 会計帳簿、売掛・買掛、固定資産、原価、在庫、税務レポートを一通り搭載
  • 総勘定元帳、試算表、財務諸表、VAT帳票など、VAS準拠帳票を標準で出力
  • UIがベトナム語・英語・中国語・韓国語に切り替え可能(ユーザーごとに設定可)
  • データ処理スピードが速く、古いパソコンでも軽快に動作
  • 複数ユーザーによる同時利用が可能(LAN構成が前提)

帳票の種類も豊富で、税務監査で求められる基本帳票はほぼすべて対応済み。
操作性も**“昔ながらのベトナム系ソフト”という雰囲気で、慣れると逆にわかりやすい**です。


💰 価格:買い切り型で約1万円〜。低コストで導入しやすい

3TSoftの基本パッケージは、およそ2,000,000ドン(約1万円)前後から提供されています。

  • ライセンスは買い切り型(永久利用可)
  • 初年度サポート付き(インストール〜基本設定)
  • 機能アップデートは定期的に提供(法令改正など)
  • 複数台導入や業種特化モジュールは別途見積

基本的な会計業務に必要な機能を1万円程度で備えられる点で、コスト重視の企業には非常に評価が高いです。


📈 導入実績:公式データなし。ただし地方中小企業で根強い支持

現時点で公式な導入社数は公表されていません
ただし、以下のような特徴から、地方の中小企業・家族経営企業での導入が多いと推測されます:

  • ベトナム語UIに加え、多言語対応(中韓英)で越境系企業でも使える
  • 軽量で、スペックが低いPCでも動作可能
  • 低コストで1人経理でも運用可能

ベトナムの会計・経理系フォーラムでは、「価格の割に帳票が揃っていて使いやすい」「サポートが丁寧」といった声が見られます。

対応言語:4カ国語対応。多国籍企業でも安心

  • 🇻🇳 ベトナム語
  • 🇺🇸 英語
  • 🇨🇳 中国語
  • 🇰🇷 韓国語

画面のラベル・帳票の出力言語も切り替え可能で、スタッフの出身国や業務担当に合わせた利用ができます。
ただし、日本語UIは対応していません(帳票翻訳はExcel出力後の加工が必要)。


☁️ クラウド対応:非対応(スタンドアロン型)

3TSoftはクラウドには対応しておらず、ローカルPCへのインストールが必要です。
ただし、同社の製品にはクラウド型の3TCloudも存在します(別途ライセンス)。

LAN接続により複数ユーザーでの同時使用は可能で、支店や部門間での共有も一応できますが、外部からのリモートアクセスには向きません


👤 向いている企業:安く始めたい!でも帳簿はちゃんと作りたい中小企業に

  • 会計にコストをかけられない創業期の会社
  • 越境ビジネスで多国籍スタッフがいる企業
  • パソコンのスペックが高くない会社
  • 月次帳簿を「税務署にそのまま出せるレベル」で整えたい方

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 3TSoft公式サイトはこちら

第8位:Smart Pro|“Excelではもう限界…”な企業の頼れる相棒

「帳簿はいつもExcelで頑張ってるけど、集計が遅いし、手作業ばかりで怖い…」
そんなお悩み、ありませんか?

そんなあなたにおすすめなのが、Smart Pro(スマートプロ)
操作がシンプルで、分析が得意。“軽くて賢い”ベトナムの中小企業向け会計ソフトです。

✔️ 特徴まとめ:見た目はシンプル、中身はしっかり

Smart Proは、Công ty CP Tư vấn và Đào tạo SmartPro(Smart Pro Solutions社)が提供する、ローカル型の会計ソフトです。
導入のしやすさと軽快な操作感、そしてデータ分析に強い機能群
が魅力です。

主な特長はこちら:

  • 日常仕訳・帳簿入力・税務レポートなど、会計業務をすべてカバー
  • メニューや画面がシンプルで直感的(初心者にも扱いやすい設計)
  • ベトナム会計制度(VAS)に完全対応、帳票も標準で出力可
  • 帳簿や伝票を無制限に印刷可能
  • 最大の特徴:「スマートフィルタ」機能
     → Excelのピボットテーブルのように、自由に集計・抽出ができる
  • 自動バックアップ付き

Excelの延長線で、もっと賢く管理したい」という企業にぴったりの構成です。

価格:買い切り型で約2万円。個人用はもっと安い!

Smart Proはライセンス型で、次の2タイプが用意されています。

  • 法人向けフル機能版:約4,000,000ドン(約2万円)
  • 個人向け簡易版:約1,500,000ドン(約8,000円)

法人版は複数ユーザーでの利用も可能。
価格には帳簿機能・帳票出力・フィルタ分析機能がすべて含まれており、追加費用は基本的に不要です。

年次の保守契約なども義務ではなく、必要に応じてアップデートのみ有料対応となっています。


📈 導入実績:具体的社数は非公開。ただし中小企業や記帳代行業で普及

公式なユーザー数は公表されていませんが、以下のような導入傾向があります:

  • 小売業・サービス業などの中小企業
  • 会計アウトソーシング業者(複数顧客帳簿を管理する会社)
  • ベトナムの「使いやすい会計ソフト」系ランキングでも常連

実際のユーザーの声では:

「Excelから卒業するにはちょうど良い」
「レポートの抽出が速くて、分析作業がすごくラク」
「価格に対して機能がしっかりしていて驚いた」

という口コミも見られます。


🈳 対応言語:ベトナム語が基本、英語帳票あり(UIは限定的)

  • 🇻🇳 ベトナム語(基本UI)
  • 帳票テンプレートに英語対応のものもあり

※画面UIの多言語化には対応していませんが、出力した帳票が英語になるパターンもあるため、
日本人や外国人マネージャーが確認する場合は「帳票を英語で出す」という方法でカバー可能です。


☁️ クラウド対応:非対応(LAN接続またはVPNで共有)

Smart Proは**クラウド型ではなく、オンプレミス型(インストール型)**です。

ただし、

  • 社内LANを構築すれば、複数端末で同時使用可能
  • VPNを使えば、支社・リモートアクセスにも対応可能

クラウドに比べると柔軟性は劣りますが、自社でコントロールしやすい環境が欲しい企業にはむしろ安心です。


👤 向いている企業:Excel派の中小企業・会計BPOにも

  • 「Excel管理に限界を感じている」企業
  • 会計データを部門別・月別・取引先別に分析したい会社
  • IT担当者がいなくても扱える、シンプルで実用的なソフトを探している方
  • 会計BPO業者が複数社の帳簿を効率よく管理する用途にも◎

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 Smart Pro公式サイトはこちら

第9位:AccNet Cloud|老舗IT企業が作った、安心と実績のクラウド会計

こんにちは、すげのです。

クラウド型の会計ソフトって、どこか新興企業ばかり…と思いがちですが、
ベトナムでは創業30年以上のIT企業が開発したクラウド会計もあるんです。

それが今回ご紹介する AccNet Cloud(アクセネットクラウド)
開発元は、ベトナムの老舗IT企業 Lạc Việt(ラックヴィエット)社
中小企業のために設計された、安定・安心・低価格のクラウド型ソリューションです。

✔️ 特徴まとめ:安定・安心・多機能。地に足のついたクラウド

AccNet Cloudは、Lạc Việt社が長年培ってきた会計ノウハウを活かし、
中小企業でも無理なく導入できるように設計された完全クラウド型会計ソフトです。

主な特長はこちら:

  • 会計業務全般(仕訳・帳簿・試算表・決算書・税務)を網羅
  • 現金・預金管理、売掛・買掛、固定資産、在庫管理にも対応
  • 最新のベトナム会計基準・税制に自動アップデート対応
  • 電子請求書(e-invoice)プロバイダー(Viettel、VNPT等)と連携可能
  • インターネットさえあれば、場所を問わずどこでも操作可
  • PC・タブレット・一部スマホにも対応

また、初期導入時には旧システムからのデータ移行支援も受けられ、乗り換えもスムーズ。
帳票の形式もベトナム財務省のフォーマットに準拠しているため、税務申告や監査にも強いです。

💰 価格:年額1万円〜。維持費も明快で安心

AccNet Cloudは、サブスクリプション型(年額課金)です。
公式ページでは詳細価格を明示していませんが、ベトナム国内のIT販売業者やFacebookでの公式投稿によると:

  • 年額:約2,000,000ドン(約1万円)〜
  • 月換算:約10万〜20万ドン(約500〜1,000円)程度
  • 初期費用なし
  • バージョンアップ、クラウドサーバー利用、保守費込み

低価格で始められるうえ、更新費用・保守費が明快で、予算計画を立てやすいのが魅力です。


📈 導入実績:具体的な数値は非公開だが、旧製品からの移行が進む

AccNet Cloud単体の導入実績は公式に発表されていませんが、
Lạc Việt社が提供してきた従来のパッケージ版(AccNet BA、AccNetiZ)はすでに数千社規模の企業で導入されており、

「そのクラウド版」という位置づけでの移行導入が進んでいる
ベトナム国内のIT導入ブログや販売代理店記事でも「中小企業向けクラウド会計として安定性が高い」と評価

されています。

行政機関や国有企業でも実績があり、信頼できるバックボーンのあるソフトです。

 対応言語:ベトナム語・英語(UI・帳票とも)

  • 🇻🇳 ベトナム語(標準UI)
  • 🇺🇸 英語UIも選択可能(契約プランによる)
  • 帳票の出力言語も設定変更可(例:P/Lを英語で出力)

英語帳票やUIが使えるため、外国人管理者や日系本社との連携資料作成にも向いています。


☁️ クラウド対応:完全クラウド型。クラウド前提で設計

  • PCインストール不要(ブラウザ操作)
  • 自動バックアップ&セキュリティ対策済み
  • スマホ・タブレットでも一部操作可
  • クラウドに慣れていない企業向けに初期操作トレーニングやQ&Aサポートも充実

IT専任がいない会社でも安心して運用できる」という設計が、導入を後押ししています。


👤 向いている企業:低コストでクラウドに移行したい中小企業

  • パッケージ型会計ソフト(MISA SMEなど)からクラウドに移行したい企業
  • 遠隔地に複数の営業拠点・支店をもつ企業(出張先から入力も可)
  • 会計・税務処理を社内で完結しつつ、保守の負担を減らしたい方
  • 安く・安心して・クラウド運用を始めたい現地法人

🔗 公式サイト(ベトナム語・一部英語あり)

👉 AccNet公式サイトはこちら

第10位:EasyBooks|スマホで帳簿をチェック。手軽さ重視の新世代クラウドソフト

「クラウド会計って、スマホでも使えたら便利なのに…」
「ベトナムの帳簿作業、もっと感覚的にできたらなぁ…」

そんな声に応えるのが、**EasyBooks(イージーブックス)**です。
提供元は、電子インボイス分野でも知られる Softdreams社
スマホ対応・月額安価・承認フローも搭載された、新しい世代のクラウド会計ソフトです。

✔️ 特徴まとめ:クラウド+手軽さ+セキュリティが揃った設計

EasyBooksは、ベトナムの中小企業に必要な機能を、
軽くて使いやすく、どこでも操作できる」形で提供することを目指して開発されたクラウド会計ソフトです。

主な特徴:

  • 会計機能:現金・銀行管理、売掛・買掛、在庫、固定資産、給与、帳簿作成など
  • ベトナム会計制度(VAS)に完全対応
  • 財務諸表、税務申告書もクラウド上で作成可能
  • 電子請求書との連携(Softdreams社が電子インボイス事業も展開)
  • スマートフォンやタブレットからもアクセス可能
  • 誤仕訳・残高不足などを自動検出する安全設計
  • 承認フロー(上司の確認→会計処理)も搭載

また、ユーザーインターフェースは洗練されており、操作に迷わない設計になっています。

💰 価格:年額8,000円〜、長期契約でさらに割安に

EasyBooksの価格は、契約年数に応じて安くなる定額制です。

料金プラン(2025年時点):

契約期間総額年額換算
1年1,500,000ドン(約8,000円)1年あたり:1,500,000ドン
3年3,500,000ドン1年あたり:約1,167,000ドン
5年7,500,000ドン1年あたり:1,500,000ドン → 月額約12.5万ドン(約700円)

初期費用なし。
すべての機能が含まれた「オールインワンプラン」で提供され、課金での追加オプションは不要です。


📈 導入実績:数百社以上で導入進行中(新興クラウドとして成長中)

EasyBooksの導入社数はまだ非公開ですが、Softdreams社の他サービス(電子請求書)はベトナム国内ですでに広く導入済み
そのクロスセル(請求書+会計連携)として中小企業への浸透が進んでいるとされています。

また、現地会計ブログなどで「これから普及が進む期待株」として取り上げられ、今後の成長が期待されるクラウド会計ソフトです。

対応言語:ベトナム語のみ(今後拡張の可能性あり)

  • 🇻🇳 ベトナム語(UI・帳票)

現時点では英語・日本語UIには対応していません。
ただし、帳票をExcel出力後に翻訳して提出する運用は十分可能です。


☁️ クラウド対応:完全クラウド+スマホ対応。場所を選ばない会計

  • Webブラウザでどこでもアクセス
  • スマホ対応画面あり(移動中でもP/Lチェックや承認が可能)
  • 自動バックアップ・IP制限・SSL通信など、セキュリティにも配慮
  • アップデートはクラウド側で自動反映。ユーザーの操作不要

パソコン不要で、スマホだけでも管理できる」という点では、
他のローカル会計ソフトにはない明確な差別化ポイントがあります。


👤 向いている企業:若手経営者や“軽く始めたい”中小企業に

  • 創業間もない会社(スタートアップなど)
  • 月額を抑えてクラウドで帳簿を管理したい企業
  • 電子請求書と連携したい中小法人
  • 「現場でスマホからチェックしたい」ITリテラシーの高い方

🔗 公式サイト(ベトナム語)

👉 EasyBooks公式サイトはこちら

記事のまとめ:あなたにぴったりの会計ソフト、きっとあります。

ここまで、**ベトナム中小企業向け会計ソフト10選(2025年版)**を、
機能・価格・クラウド対応・言語・導入実績などの観点から詳しくご紹介してきました。

ソフトによって向いている企業はさまざまです。あらためて、ざっくり分類するとこんな感じです👇


📊 目的別おすすめ分類

ニーズ・目的おすすめソフト
とにかく定番・導入実績で選びたいMISA SME
クラウドで手軽に使いたいFAST Online、EasyBooks、AccNet Cloud
多店舗・支店をまとめて会計処理したいLinkQ
低価格ではじめてみたい(1万円前後〜)SIMBA、3TSoft
原価計算や製造業特化の機能がほしいFAST、BRAVO
成長フェーズに合わせて育てたいEFFECT
データ分析やフィルタ抽出もしたいSmart Pro
本社が日本、でもベトナム会計にも対応したい企業MISA、FAST、NVC(別枠で紹介可)

すげのからの一言

会計ソフトって、「どれが正解」というより「自社に合ってるかどうか」がすべてなんですよね。
大事なのは、会計担当者が続けて使えること、本社とデータ共有しやすいこと、税務にも対応できること。

このブログが、あなたの会社にぴったりの1本を見つけるヒントになればうれしいです😊


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