海外駐在員、グロスアップ給与計算の仕組み

こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。

海外駐在されている方、ベトナムに赴任されている方は、こんな言葉をよく聞くのではないでしょうか?

「グロスアップでの給与計算。」

グロスアップってなんだろう?

なんとなくわかるけど、実際に誰が負担しているのか?どういうロジックなのか?

と、ぼんやりしているという方も多いのではないかと思います。

本日は、海外駐在員の給与の“グロスアップ”についてお話したいと思います。

この仕組みがわかれば、「あっなるほど!」って理解して頂けます。

海外進出の際に、駐在員を出向させる時にコストがわかるので適切な利益計画も作ることができますね。

なにが違うの?海外とは所得税率が違う

 

ベトナムと日本の、所得税率です。

 

なにが違うのでしょうか?

ずばり、所得税率ですね。

でもパッと見た感じ、ベトナムも日本も累進課税(給与が増えてくと税率が上がる感じ)だし、税率も同じくらいだしって感じですよよね。

しかも、ベトナムの通貨の単位はでかい(笑)!

それでは、日本円にしたら?

ざっくり(200で割った金額、私はいつも200で割ってイメージしてます。2で割ってゼロ二つを抜く。)ですが、以下のとおりになります。

これでも、ちょっとわかりずらいですよね。ピンとこないと思います。

もう少し具体的な数値をつかって理解してみましょう。

例えば、あなたの年収が800万だとしましょう。

とすると、ベトナムでは最大の税率である35%が適用されます。(960百万ドン、480万円を超える給与)

高所得者です。

しかし、日本ではどうでしょう?

まだ、23%ですよね。最高税率には到達していません。

つまり、日本よりもベトナムのほうが所得税率が高いのですね。

(2,000万円クラスの超高所得者となると違ってくるのですが。)

なんといっても、公平性が大事!

 

あなたがもし、日本本社から海外駐在、ベトナム赴任に命じられたとします。

税率が違うことにより、給与の手取りが下がったら、どう思いますか?

「やってらんねー!」

「ずるい!」

と感じるはずですよね。

そのため、日本とベトナムの税率を調整するために、日本駐在員の給与を日本での給与手取り額で保証しているケースが多いのです。

つまり、公平性が会社側に求められるのですね。

 

グロスアップ計算の仕組み

 

公平性を担保するため、駐在者のネット給与の手取りが保証されます。

簡単な数値を使って比較してみましょう。

(あくまで概念の理解のためですので社会保険料等は無視してますし、累進課税の部分も無視して、その他論点も無視し、シンプルにしています。)

 

まず、手取りが先にありきということになります。

そこから、所得税率を考慮し、総額(グロス)を逆算して計算します。

そのため、グロスアップ計算と言われるのですね。

税率の違いにより会社の費用が変わる。

税率が異なることによって増えた所得税は、会社が負担することになります。

駐在者様を出向させることによって総額がいくらなのかという情報が、会社にとって大事になりますよね。

ちなみに、会社が負担している所得税は、課税所得に含まれることになります。

そこで、ベトナムでは、実務指針にグロスアップ計算表(速算表)を公表しています。

これで、グロスつまり総額がいくらなのかすぐ計算できます。

あなたの会社が適切な所得税と給与総額を計算することによって合理的な将来計画を策定できることを祈っています。

 

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