こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。
財務諸表は会社の成績通知表と同じです。なぜならば、あなたの活動の結果が客観的な数値として現れるからです。
社長、あなたの行動した結果ですね。
ただ、経理出身でないあなたにとっては、とっつきにくいかもしれません。
本社では経理なんてやったことないですものね。
なんとなーく見ているとか、目を通さず完全スルーして本社に報告なんてしていませんか?
いろいろな言葉が出てくるけど、意味がわかんらんなーなんてことも感じているのでは。それが、原因で目をそらしたくなっているのかもしれませんね。
いけません!よくわからない書類を厳しくチェックするなんて難しい。よくわかります。
しかし、あえて言わしてもらいます!
損益計算書、PLにはいろんなドラマがあるんです。
本日は、損益計算書(そんえきけいさんしょ)を読みこなすポイントをお話ししますね。
ベトナムも日本も同じなんです。その国の言語と違って、世界共通語なんです。
あなたの現場の感覚と数値がリンクして、理解が深まること間違いなしです。
きちんと理解すれば、きちんとした対応もできます。あなたの本当の能力が発揮できるといったほうがいいかもしれませんね。
社長の感覚が一番、大事なんです。自信もってくださいね!
それでは、正しく理解できるように損益計算書を解説していきますね。
いくら儲けがでたの?それが損益計算書!
海外、ベトナムで商売している以上、儲けないといけないですよね。
儲けたのか損したのか?それがわかるのが損益計算書です。
損益計算書の5つの利益を理解する!
⓵売上総利益
粗利(あらり)なんてきいたことりませんか?
商品の販売総額である売上から売上原価を差し引いた金額です。
「売上-売上原価」で計算されます。
ブンチヤを50000万ドンで販売した。ブンなど食材を入手するのに20,000ドンかかった。
50,000ドン-20,000ドン=30,000ドン。これが、粗利になります。
⓶営業利益
本業でいくら儲けたか?です。
事業をやっていくには、人を雇う必要がありますね。人件費がかかります。電気代だってかかります。家賃だって。
レンタカーも利用していますよね。
商品、製品を販売数量を伸ばすために広告宣伝だってしているかもしれません。
あなたの会社の活動をイメージしてください。上記の活動していませんか?
これらのお金を売上総利益から差し引いたのが営業利益になります。
⓷経常利益
本業以外の活動を加えた後の利益です。
本社から借入、外貨の為替換算なんてありませんか?
支払利息や為替差損益を差し引いた金額です。定期預金の受取り利息も含みますよ。
⓸税引前当期純利益
「今年、火事で建物が焼けた。それで何千万損した。」
めったに生じない“特別”な事象ってありますよね。なので特別損益というのですけど、経常利益からこれを差し引いた金額を税引前当期純利益といいます。
⓹当期純利益
最後に税金を差し引くと当期純利益になります。PITの会社版です。会社が払う税金を法人税といいます。
言葉で解説してもパッと入ってこないですよね。図にするとこんな感じです。
それでも覚えにくい?各段階損益の覚えるコツ
多忙なあなたにとってこの図もなかなか記憶に残らないこともあると思います。
そんな時は覚え方もコツがあったりしますよ。
語呂合わせですけれども。
その方法とは…?
【総選挙、AKBのトリは○○だ。】
総選挙 (売上総利益)
A (営(えい)業利益のエー)
K (経(けい)常利益のケー)
B (税引き(びき)前当期純利益のビー)
トリ(当期純利益、トうきじゅんリえき)
くだらない(笑)。はい、くだらないです。
でもこんな感じで記憶すると頭に残るかもしれません。
それぞれの利益の意味に注意し、現場のことを思い浮かべながら、毎月の月次決算書を見てみてくださいね。
あなたにしか発見できない、普段とは違う発見があるはずですよ。
それではまた。