こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。
この記事のもくじ
めちゃくちゃ忙しいぞ…。
日本に限らず海外も含め社長様の業務は多岐にわたります。めちゃくちゃ多いですよね。
当然ですが、時間も限られています。
何から手を付けていいかわからない。雑務も多い。気が付いたら1日があっという間に終わってしまっている。
ベトナムで社長業をされているあなたは、こんな風に感じたことがあるのではないでしょうか?
やるべき仕事が山のようにある中、やらない仕事を決める(任せる)というのが大事だというのは優秀なあなたはもうご存知ですよね。
社長が絶対に任せてはいけない仕事
しかしながら、社長が絶対に任せてはいけない仕事があります。もちろん一つではないのですが、本日は、その任せてはいけない仕事の一つのお話をしますね。
それは、お金の管理です。銀行預金とお金(実際の紙幣)のことです。
これを理解して頂ければ、ふと気が付いたら銀行残高がゼロなんてことも防止できます。そして、取り返しのつかない不正だって防止できるのです。
お金の管理を社長がしなければいけない理由とは?
なぜなら、なんだかんだ言っても取引は最終的にお金(預金か現金)のところに流れつくからです。
イメージしてください。
- 売上が計上された。→最終的にお金が入金される。
- 物を仕入れた。→最終的に仕入れ先にお金で支払う
- 給料を計上した。→ 最終的に従業員に給料をお金で支払う。
あーそうだよね!ってなるはずです。
しかも、お金はとっても…。 キ・ケ・ン
お金は、時に他人の人生を狂わせるのです。いろんな事が実際に起きています。例をあげるとすると….。
海外子会社の経理担当者が、現金預金の横領が8億円。現地での女性関係にすべて使ってすっからかん。実際に私もお金関係ではいろいろ聞いたり、実際に経験していますが、さすがにここでは言えません…。
そして、最近こんな番組をユーチューブで見ました。
「しくじり先生」という番組です。
ちょうど、新庄選手の話でした。
22億円が2,200百万、、、、。
彼は、プロ野球選手として数十億稼ぎました。その後、引退し稼いだ金額で悠々自適に暮らそうとするのですが、預金を確認すると残高はたった2,200百万。
お金を任せていた人が使い込んでしまっていた事が原因です。
番組の最後に、新庄選手はこう言っていました。
「他人に任せた私が悪い。」
「年に1回か、2回はチェックしたほうがいい。」
実際に体験した人の話ですからものすごく重みがあります。どうでしょう。海外だけではありませんよね。
日本だって、お金の管理を他人の任せきりにするのはとってもリスクのあることなんです。
では、いったい社長は何をすればいいのか?
忙しいあなたに細かな手続きが必要!だなんて言いません。必要ありません。以下のことを実施するだけでいいのです。
面倒くさい?
いえいえ、投資対効果は抜群です。保証します。
ネットバンキングの支払いは社長が承認する。
あなたの従業員が、もし、これができるとしたら…。
- 多額なお金を、自分の口座へ振り込んで海外へ高飛び。
- 業者と癒着。
- 会社の現預金を私物化。
こんなこと想像したくないですよね。わたしも一緒です。他人に大事な従業員がそんなことするなんて言われたら怒ります。むかつきます。
しかしですね。先で述べた過去に起きた実際の例を思い出していただければ、理解できるのではないかと思います。
帳簿と銀行明細の一致は、社長が確認する。
月次決算資料の現金預金残高(帳簿)と銀行からの情報である銀行明細が一致しているか確認してください。時間は、2分~5分ほどです。 面倒くさくないですよね。
これが一致しないということであれば、それはになにか起きているということなんで調査する必要があります。
現金実査に関わる。
あなたの会社には、現金はありますか?実際の紙幣です。一般的には、金庫に紙幣を保管しています。
現金実査とは、実際に現金を数えて、その合計が帳簿残高と一致していることを確かめることです。社長はこれをきちんと実施しているかを確認するだけでいいです。
現金実査なんて、経理スタッフにまかせればいいだろ。そんな声が聞こえます。
しかし、これを実施することによって従業員は、「見られている」という感覚を覚えるのです。良い意味でとらえてください。
「見られている」というのは、不正抑止効果だったり、従業員がピリッと引き締まる効果もあります。あえて、従業員の前で披露するという形も効果的ですよ。
「社長、お金きっちり見てるんだなー。」ってなります。
社長がやらなければいけない仕事の一つ、それは、お金の管理です。社長が、お金をきちんと管理することにより、大きな不正から従業員を守ることができます。
本当ですよ。
今まで、まったくやってなかったという方がいればぜひ実践してくださいね。
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