こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。
先日、齢60を超える方とお仕事をする機会がありました。
その方は、「Google Analytics」を使いながら、自社のホームページの訪問数を分析していました。
そして、悶絶しながら悩んでいたのです。「う~~ん。」
思わず「カッコいい!」と思ってしまったのです。
なぜでしょうか?
それは、新しい事に対して常に挑戦していたからだと思います。
このように、私がかっこいいと思う大人の方は、いつも子供のような心をもっていて好奇心満載なんですよね。
本日は、あなたが「老けない方法」についてお話していきたいと思います。
髪の毛が薄くなってきたのを防止するとか、皺を減らす方法などの肉体的なことではありません(笑)。
年齢を重ねると、「どうせ、歳だからなー」と、ネガティブになってしまうことってありますよね。
ある記事を読んでいて、「うん、そうだ!」と思ったことがあったので、それをシェアしたいと思います。
「まだまだ、若い。やれる!」という気持ちになれるはずですよ。
この記事のもくじ
ゴットタンという番組をご存知ですか?
流行り廃りの激しいお笑いの世界で、12年ものあいだ、視聴者を引き寄せ続ける番組がある。テレビ東京「ゴッドタン」だ。
すごいですよね。12年間ですよ。
これだけ長く続けられているテレビ番組は少ないと思います。
「マジ歌選手権」や「キス我慢選手権」などの数々の人気企画を生み出してきた名番組です。
この番組の佐久間宣行プロデューサーが続けている事が、まさに「老けない方法」だと言えます。
12年間、若者に飽きられずに番組が続き、しかも、人気番組なのですから説得力がありますよね。
佐久間プロデューサーの思考法を整理すると、それは4つに区分されます。
1)時代は誰が作っている?
最近の若いもんは、、、。
「最近の若いもんは、、まったく。なってないんだよなあ。」
この言葉、あなたも聞いたことのあるでしょう?
そして、私たちも年を重ねるほど「最近の若いもんは…」なんて口では言わないにしても、そう思っているかもしれませんね。
「これだからゆとり世代はねー、、、、。」 これも同じことです。
でも、この言葉って、古代エジプトの時代から、日本だと『枕草子』から使われているそうですよ。
何千年も前から言われている言葉ですから、これが本当なら相当ひどい世界が来てそうです、、、。
でも、実際は、より便利な世界になっていますよね。
この番組の佐久間宣行プロデューサーは、記事のインタビューでこんなこと言っていました。
「ノスタルジーの発想」で作ることが怖い
発想が古くならないように、常に新しい文化を吸収するようにしています。この仕事は忙しくて、意識しないと学生時代に好きだったものだけで番組を作ってしまうんです。
僕らの年代だと、ADからディレクターになってようやく「番組を作るぞ!」って時にフリッパーズ・ギターばかりBGMに使うとか(笑)。今を知らないから、ノスタルジーの発想で作ってしまう。遭遇するたびに「ヤバいな」と思います。
特にこの世界は怖い。これは若林くん(オードリー)が言ってたんですけど、昔ドラゴンボールで例えたら客席がまったくウケなくって。で、その後澤部(ハライチ)がワンピースで例えたらドカンとウケたことがあるそうなんです。
そして、こんな事も言ってます。
「昔の方がいい」は違う。いまが一番面白い
単純に、”いま”が一番面白いものが生まれ続けていると思っているからです。
「昔の方がいい」という人もいますけど、まったくの誤解です。
こういう知識がないまま、今まで通りアニメやドラマのビジネスをやろうとしても絶対うまくいかないと思うんですよ。きちんと吸収しながら、じゃあどんなものだったら僕らは生き延びれて、面白いものを作っていけるかというのと……。
このような事も言っているんですよね。
つまり、、、
若者の考え方を吸収する!
このような考え方がとても重要なんですね。
これまでの過去を分析してみましょう。社会を大きく変えて来たのは誰でしょう?
それは、いつだって若者です。
世の中にある革新的なサービスって、ほとんどが若い人が作ったものですよね。
フェイスブックだって、アマゾンだって、そうでしょう?
古い人の固くなった頭、こういうものだろうと受入れてしまった我慢や常識を、柔軟で新鮮な若い人達が、どんどん変えてきたのです。歴史とはそういうものなのでしょう。
今の「最近の若いもん」の価値観が、今後世の中で主流になる可能性は高いといえますよね。
「最近の若いもん」はまったくと非難するのではなく、若い人達が何を考えているのか、そして、それを受けいれていくという方が理にかなっていますね。
●「最近の若いもんは……。」と非難する一方では、老けてしまう一方と言えますね。
2)インプットをやめないで続ける
佐久間プロデューサーは、インタビューでこんなことも言っています。
「テレビを見る時間」までカレンダーで管理
昨日も映画の試写2本と、深夜に映画を1本見に行きました。僕、Googleカレンダーに2ヶ月先ぐらいまで「テレビを見る時間」とか入れてるんです。本を読むのは「B」って書いて予定を抑えたり、映画の公開時期も全部調べて予定に入れてます。予定がかぶると、調整くんみたいなやつでふるいにかけて、いける日を決めて(笑)。
そこまで管理してでも、インプットを続けたいんです。ドラマも1週目は全部撮って、土日に全部まとめて見ます。本当に苦行で、朝までかかったりするんですけど(笑)。
すごいですよね!
佐久間プロデューサーのことです。多忙を極めるというのは想像に難しくないでしょう。
しかし、上記のように大量の「インプット」を続けています。
ビジネスをされているあなたも。仕事で忙しいでしょう。
しかし、将来的に活躍するためには、このインプットを続けなければいけません。
・英語のスキルのインプット
・経済や会計、金融の知識のインプット
・法律の情報のインプット
・テクノロジーのインプット
・マーケティング手法のインプット
なんでもいいと思います。時代は変化していきます。
あなたのビジネスに関連する知識や情報を大量に「インプット」し続ける必要があるといえますよね。
●インプットを止めてしまっては、老けてしまう一方と言えますね。
3)過去に縛られない
佐久間プロデューサーは、インタビューでこんなことも言っています。
「成功した企画」は封印する
ゴッドタンには映画化した「キス我慢選手権」や、武道館ライブを行った「マジ歌選手権」など人気企画がたくさんあります。正直、これらを繰り返しやっていればもっと視聴率はいい(笑)。
でも、番組ってどこか「驚き」がないと飽きられてしまうんです。同じことを繰り返すと、見なくても安心できる番組になってしまう。
意外ですよね。
確かに、「マジ歌」などもっともっとやっていいような気がします。
しかし、ずーっと「マジ歌」に依存するようでは、私もファンではなくなってしまっていたかもしれません。
この考え方、あなたのビジネスにも当てはめることができますよね。
現状では、とても人気で売れ筋の商品やサービスが、これからずーっと永遠に売れ続けるということはありませんよね。
テクノロジーの発展が著しい現在では、とくに環境の変化が著しいです。
将来のことを常に見据える。考える。という時間は、継続的に活躍したいあなたにとっても重要なこと言えますね。
●過去に縛られているようでは、老ける一方と言えますね。
4)ユーザーがあくまで中心
佐久間プロデューサーは、インタビューでこんなことも言っています。
時代に潰されないのは「ユーザー目線」を持っているから
僕の番組の作り方は、僕が高みの上からどうぞって言ってる番組じゃなくて。いろんなポップカルチャーを見て感じたものを、混ぜて炊き込みご飯みたいにして出すものです。
クリエイターっぽく「自分の中から出るものを待つ」っていうのもいいんですけど、受け手と作り手が一心同体で、ユーザー目線が常にある方が今はいい気がしています。
もし本気でゴールデンで勝負するなら、今までのテレビの考え方ではダメだと思っています。今後は、ネット配信や収益構造など「常識」を一つずつ見直して、まったく新しいスキームで番組をやってみたいです。
テレビは偉そうで、空気読めてない
いま世の中がこれだけ「偉そうなもの」に対して厳しい見方をするのに、その空気を感じずに前時代の覇者だったテレビが偉そうにしてるのは、本当に空気読めてないと感じています。
思考をちょっと変えるだけで……。
誤解されそうですが、あなたが過去に得てきた知識、経験が無駄になるわけではありません。
あなたの得てきたそれが、大きな武器であることに変わりはありません。
しかし、それに加えて、、、。
- 時代は若者が作っている。
- インプットを継続的にする。
- 過去の成功に縛られない。
- ユーザー目線
になる。
これを意識し実践するだけで、あなたが“老ける”ということはないでしょう!
あなたが、老けずにずっと活躍できることを祈っていますね!
それでは、また。