こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。

損益計算書はなんとなくわかる。けど、貸借対照表はとっつきにくいと感じていらっしゃる方もいると思います。

本日は、貸借対照表の項目のなかで、“怪しい”という項目について説明させて頂きます。

これをきちんと理解して頂ければ、より決算書を深く理解できます。「決算書を読み解く」社長様に必要なスキルですよね。

資産側であやしいのこいつだ!

 

貸借対照表の資産を見る時に、“将来、お金になるのか?”という視点がすごく重要です。資産額が大きい会社は裕福ですが、実際その分の価値がなかったら意味がありません。以下の記事にその詳細を記載しています。

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この視点で見ていくと、あやしい!かもというのが浮彫になってきます。

一番あやしい?それは、仮払金

いったい仮払金とは、なんでしょう。

現金の支払いは行われたが適切な勘定または金額が未定であるような場合,それが確定するまで一時的に収容しておく仮勘定。帰属すべき勘定または金額が確定したときは,ただちに該当する勘定へ振替えなければならない。企業会計上,仮払金は資産に属する。

要するに、お金を支出したけど、用途がまだわかってない一時的な勘定です。例えば、社長が、とりあえずお金を使ってあとから精算することもあると思います。

この金額は、仮払金という勘定科目から、費用項目に振り替えることがほとんどです。

そのため、資産性(お金になるか?)はありませんよね。

また、ベトナムの場合には、仮払VATの還付という論点も大きなトピックですよね。この仮払VATという金額があまりにも大きくなって場合には留意しなければいけませんね。還付できるか?いなか?と言う点が問題になるからです。

“仮”がついたら怪しいと思って頂けて問題ありません。着目しましょう!処理漏れの可能性がありますよ。

これも?前払費用も

 

次に、前払費用という項目にも注目しなければいけません。前払費用の定義は以下の通りです。

一定の契約に従い継続的にサービスの提供を受ける場合,まだ提供されていない役務に対して支払われた対価をいう。前払保険料,前払割引料,前払利息,前払賃借料などはその例で,当期の損益計算から除去するとともに経過的に貸借対照表の資産の部に計上する。

モノの場合には、前渡金として処理される。

ただし、ベトナムの場合には少し留意しなければいけません。以下に記事にしているので、参考にして頂ければと思います。

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この前払費用や前渡金も、資産性と言う視点でみるといいでしょう。

お金に代わるか?と言われるとそうとは言えませんよね。将来的に、損益計算書の費用として按分されます。

(間接的に、収益は関連しているのですが、、。)

前払費用が、異常に大きい場合には着目する必要があります。

 

負債側は?

 

貸借対照表の負債を見る時に、“将来、お金が出ていくのか?”という視点がすごく重要です。

資産とは逆の視点ですね。

前受金は負債側だけど、実はいいやつ

 

前受金とは、

前受金とは商品売買やサービス契約などを行った際に、商品(またはサービス)代金の一部または全部を前もって支払ってもらったものに対する勘定科目のこと。

ベトナムでは、売買契約後、代金の一部をもらうことが多いですよね。

例えば契約締結した時に一部(例えば50%)をお客様から頂くことも多いでしょう?

これは、将来、売上に振り替えられます。損益計算書の収益部分ですね。

そう考えると、“お金が出ていく”という性質をもった他の勘定科目とは違うことがわかると思います。

ただし、前受金を受領したとしても、将来的に商品やサービスを引き渡さなければならない義務が生じていますのでその点は留意です。

 

☆本日のまとめ☆

 

・資産と負債を見るべきポイントは、お金になるか?お金が出ていくのか?という視点

・この視点と合わない勘定科目に留意する。

・具体例:資産側は、仮払金と前払費用で、負債側は、前受金。

 

本日は、貸借対照表で見るポイントについて説明させて頂きました。この視点に留意してみた頂くと、なにかこれまでとは違った発見があるかもしれません。気になったら、経理担当者の方に聞いてみてくださいね。

あなたが、貸借対照表のあやしい項目をきちんと理解することによって、決算書の理解が深まることを祈っています。

それでは、また!