こんにちは、海外子会社管理コンサルタントの菅野(すげの)です。

「あっやべ!忘れてた(汗)」

普段生活しているとこんな事ってありますよね。

 

●上司からの質問があり、その回答を先延ばしにしてしまう、、、。

●お客様への電話を忘れる、、、、。

●電気代の支払いを忘れる、、、、。

 

人は、誰でもミスをします。人間ですから。でも、ミスをしても、再発防止すれば問題ありません。

人間だもの、、、、。

しかし、うっかりミスでは、絶対、済まされないってことも世の中あります。

本日は、会社設立後に留意しなければいけない点の一つとして“資本金”について説明させて頂ければと思います。

以下のお悩みがある方のお役にたてます!
  • ベトナムで進出・設立を考えている。
  • 資本金についていつまでに支払うか不安。
  • 資本金で定められた金額をすべて支払わなかった場合、どうなるか不安。

このベトナムの決まりをしっかりしていただければ、ベトナムできちんと事業始めたかったのに、実はできなかった(汗)というサプライズがさけることができますよ!

資本金に関するベトナム統一企業法上の決まりとは?

 

日本の会社法にあたる“ベトナム統一企業法”(改正企業統一法)の48条、74条及び112条においては、以下のように規定されています。

会社設立後における資本金払込の期限は、会社が設立後90日以内に資本金全額を払い込まなければならない。

(所有者は,企業登記証明書の発給を受けた日から 90 日以内に,企業の設立登記時に誓約した財産の数量,種類どおりに財産を出資しなければならない。)

会社設立日とは、具体的にはERCが発行された日です。

参考記事:どこよりも詳しく、ベトナムERC(企業登録証明書)を徹底解説してみた!

注:IRC上にも、資本金の払い込み期日が記載されてあります。通常はERCの日付から90日と記載されているのですが、場合によっては、IRCの日付からと記載されています。これは、計画投資局のミスだと考えられます。しかし、ベトナム全体形式主義的なところがあり、この日付けを根拠に銀行側が資本金入金を認めてくれない場合があります。そのため、IRCの日付も事前に確認することが必要です。

もしも、忘れてしまうと、、、。洒落になりません!

 

この資本金ですが、もし、払い込みが出来なかった場合についてはどうなってしまうでしょうか?

この場合、出資者としての権利を失ってしまいます。仮に、一部のみ支払ったとすればその支払った分だけの持ち分を有することができます。

そして、一部しか支払いが出来なかった場合には、出資を行わなければならない最終日から60日以内に資本金の金額を修正(ERC,IRC)しなければいけません。つまり、設立後90日後から起算して60日後ですね。(150日以内)

実際に、過去、日系企業で100%保有のベトナム法人のケースで90日後たっても払い込み資本分の支払いがまったく行われなったケースがあったようです。

その場合、出資者が存在しないことになってしまいます。その結果、会社として存続できなくなったようですね。つまり、会社が存在しなくなったという事です。

せっかく、ベトナムで頑張ろう!って思ってたのに! 会社が存続できず、消滅してしまう。

悲しいですよね。

また、投資登録で定款資本金額が完全に払いこまれていない場合はVAT還付ができなくなる可能性もあるようですのでその点も怖いですね。

うっかりミス、、、。取り返しのつかないこともあります。

資本金は、会社設立後の90日後までに必ず全額、銀行口座に振り込む!大事ですね。

あなたの会社が、ベトナム企業統一法を正しく理解して、ベトナムですばらしいビジネスが開始できることを祈っています。

それでは、また!