ベトナム子会社、海外子会社の管理者であるあなたの悩み、、、。

たくさんあると思いますが、そのうちの1つは、思うように部下、スタッフが動いてくれないことだと思います。

例えば、「オフィスの書類は整理整頓されていた方がいいけど無法地帯」「部屋はきれいに片付いていた方がいいゴミが散らかっている」「エクセルの資料はきれいな方がいいけどフォーム・形式がバラバラ」、、、、。

とても、聞こえがよく正論ではあると思います。しかし、実行が伴わないことがほとんとですよね。悲しい、、、。

本日は、そんな問題を解決する方法について紹介したいと思います。

それは「仕掛け学」です。仕掛学では、人の行動を変化させる「きっかけ」になるものを「仕掛け」と呼んでいます。

これは、大阪大学の松村准教授が、切り開いた学問です。

無理やり行動を変えさせようとしても、、、?

 

上から命令されて行動させられる。短期的な視点では、効果があるかもしれないですけど、ちょっと時間がたったら、またすぐに元の状態に戻る。こんな経験あるのではないでしょうか?

「なんで、できないの?」って叫びたくなることもありますよね?

楽をしたいのは人間の性であると言えます。

例えば、“仕掛け”として、こんな例を引き合いに出しています。

マーク・トウェインの名作「トム・ソーヤーの冒険」の主人公トムも楽をしたいタイプである。罰として塀のペンキ塗りをするはめになった時にも、(本当は楽しくないけど)楽しそうにペンキを塗る姿を友人たちに見せつけることでペンキ塗りをしたくなるように仕向けている。

また、イソップ寓話「北風と太陽」では北風と太陽が旅人の上着を脱がせることを競うときに、北風が無理やり上着を吹き飛ばそうとして抵抗されるのに対し、太陽は燦燦と照りつけることで自ら脱ぐように仕向けけている。

 

これらに共通する点とは、、、。

無理やり行動を変えさせようとするのではなく、

「つい行動を変えたくなるように仕向けてある。」

という事です。

この点、非常に重要な点となります。

仕掛けに必要なFAD要件とは?

 

仕掛学では、仕掛けを満たす3つの要件を「FAD要件」として定義しています。

最初のFは、Fairness(公平性)です。これは、仕掛けによって、誰も不利益を被らないことです。誰かが損をするようなものは仕掛けとは呼びません。

二番目のAは、Attractiveness(誘引性)です。これは、行動を「いざなう」性質のことです。行動変容を強要するものではないことに注意してください。無理やり行動を変えさせるようなものは仕掛けとは呼びません。

三番目のDは、Duality of purpose(目的の二重性)です。これは、仕掛ける側の目的と、仕掛けられる側の目的が異なることです。

 

それぞれ、もう少し海外子会社管理と言う点で具体的に見て行きましょう

公平性 F

例えば、仕掛ける側が一方をだますような事については、この要件を満たしているとはいえません。

海外子会社管理でいえば、管理者とスタッフの公平性だといい変えられます。管理者の勝手な都合でなかく、お互いハッピーになるような仕掛けでなくてはいけません。お願いしたことを実践することでスタッフが成長するということでもいいと思います。スタッフにとってデメリットはありませんよね。

誘因性 A

スタッフ自ら主体的に行動をしたくなるような誘因ですね。仕掛けの仕組みとも言えます。

ベトナム人スタッフが、どのような事によろこびや気持ちよさを感じるかということを調査する必要があります。

 

目的の二重性 D

これは、そもそも意味が分かりにくいので説明しますね。

例えば、ドラゴンボールの単行本の例です。これは、全42巻なのですが、1巻から順番に並べると一つの絵になるようです。筆者がそれを意図していたかはわかりませんが、 「整理整頓してほしい」「順番に並べてほしい」という想い(課題)を、「綺麗な絵にしたい」 という「ついしたくなる」デザインによって実現しています。

「整理整頓してほしい」≠「綺麗な絵を見たい」

目的が一致していません。

これは、ファイルの整理整頓にも使えますよね。

 

日本と比べて、ベトナムでは整理整頓といった教育が小さいころから海外ではされていないように感じます。いい意味でも悪い意味でもなんというか、、、、。雑!ですね。基本は。

しかし、仕事で利用する書類やファイルは整理整頓する必要があります。

この方法は、そのまま利用できるはずです。

「気が付いたらやってた!」までのレベルまでいくとよりいいですよね。

海外子会社管理にも使える?

「仕掛け」には、アイデアと工夫が必要であり、ユーモアも含まれています。そして、なんでそこまでしなきゃいけないの?って感じる人もいると思います。海外で管理・マネージメントをしなければならないあなたにとって、「仕事なんだからあたりまえだろ!」が常識かもしれません。

私も同感です。

しかしながら、冒頭で申し上げた通り、当たり前のことが当たり前にできないというのが海外子会社管理の難しさの一つだと思います。

 

なんでできないの?とイライラせずに、「仕掛け」を取り入れると楽しく、管理ができるかもしれませんね。

整理整頓、成果物の締めきり管理、プロジェクトの時間管理、どんな場面でも「仕掛け」が作用するはずです。

是非、私自身も運用していきたいと思っています。

あなたの会社が、「仕掛け」により、海外生活が楽しく!充実させるこができるようになるのを祈っていますね!

それでは、また!