こんにちは、すげのです。

この記事はこんな人のために書いています。
  • ベトナムへビジネス展開している。社長だ
  • ベトナムの給与計算の仕組みについて知りたい
  • 給与計算シートをレビューできるようになりたい

このようなお悩みを解決できる記事です。

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ベトナム給与計算の全体像

まずは、ベトナム給与計算の全体像を確認しましょう。この全体像をおさえるとかなり便利ですよ。

「このどこかの箱のお話なんだな」という視点を持つことをオススメします。

1
集める

1基本給与及び手当など、

2
計算する プラスする

勤怠管理 情報から残業代を計算する

3
計算する プラスする(会社が負担)

会社負担の社会保険料も理解する必要あり

4
計算する 差し引く

強制保険料(社会保険料・健康保険・失業保険)

5
計算する 差し引く

課税所得が計算されるのでこれに所得税率を乗じる

6
給与明細を作成して支払う

月末締め10日までの会社が多いです。

STEP1 ≪集める≫基本給与及び手当

労働契約書に記載してある、基本給与及び手当を把握します。

まずは、基本的な情報ですね。氏名や従業員は、もちろんの事、基本給与及び手当を情報を入力します。

例えば、職位手当や日本語手当、スキル手当などがあります。マナボックスは、会計士及び税理士手当を設定しています。こちら、個人情報となるので通常、人事部が管理します。

>>M-Lab_手当等で個人所得税と強制保険(社会保険など)を合理的に減らす方法 9つ列挙してみた【実務上の留意も解説】

STEP2 ≪計算する≫残業代を計算する

  • 勤怠管理表から残業代を計算します。
  • 時間給は、年間の稼働時間÷12で計算する。
  • 所得税の計算には留意

勤怠を管理して、残業代を計算します。タイムシートですね。

ベトナムの場合、指紋認証などで勤怠管理することが多いです。この端末からデータをダウンロードもできます。

また、残業申請書でも残業時間をチェックすることが多いです。

基本給与をベースに残業代のレートを計算します。時間については、年間稼働時間÷12で月当たりの時間を算出します。

以下のイメージです。

  • 2,160時間(年間稼働時間)
  • 12ヶ月
  • 2,160÷12=180 180を残業代のを計算する基礎の時間
  • 月の基本給:100,000ベトナムドン
  • 100,000÷180=55,556(時間給)

残業時間に係る給与計算については留意です。なぜならば、割増分(150%とか)には、所得税がかからないからです。

参考記事:>>ベトナム残業代、個人所得税という観点からはお得?

 

STEP3 ≪計算する≫会社負担の社会保険料を計算する

会社負担の社会保険料を計算する。

こちらも経営者目線からすると、留意する必要があります。

20%強を負担しなければいけません。例えば、総額1,000㌦の方がいれば、200㌦が会社負担です。

料率については、STEP4で解説します。

STEP4 ≪差し引く≫社会保険や基礎控除を控除する

  • 従業員負担の強制社会保険を控除する
  • 所得控除を実施する

この二つです。

強制社会保険について

ベトナム保険料率

ベトナム人の現在の保険料率は以下のとおりです。こちらは、時期は政策(コロナによって影響を受けた個人や会社の支援)によって変更するので留意が必要です。

 

①社会保険

BHXH
Social Insurance

②健康保険

BHYT
Health Insurance

③雇用保険

Unemployment Insurance

合計

会社負担

17.5%

3%1%21.5%
労働者負担

8%

1.5%1%10.5%

算定基礎となる賃金

社会保険料を計算するにあたり、算定基礎となる金額です。

○○*8%の○○部分です。

こちら留意が必要です。基本的な範囲は以下です。

  1. 基本給
  2. 賃金性手当(スキル手当・責任手当等)
  3. その他の補充項目(その他)ただし、食事手当などの職務・地位に関連しない手当は含まない。家賃手当など。

ただし!例外あり。

社会保険及び健康保険については、毎月の賃金が公務員の最低賃金の20ヶ月分を越える場合には、社会保険料等の算定の基礎となる賃金の上限は、公務員の最低賃金の20ヶ月分となります。

つまり、どんなに高い給与の人でも、この金額分以上については、社会保険料がかかりません。

失業保険は、地域の最低賃金の20倍です。イメージは以下です。※金額は時期によって変わるので確認してください。毎年、引き上げがあります。

 誰の?

最低賃金(VND)

 月 上限(VND) 円(おおよそ)

公務員

1,490,0002029,800,000 15万円

最低賃金(地域により異なる)

4,180,0002088,400,000 44万円

その他、扶養控除なども控除できます。お子さんがいる場合ですね。

参考記事:>>【図解!】ゼロから理解する「個人所得税の仕組み」日本とベトナムの比較表付き

基礎控除の金額を控除する

ベトナムの基礎控除は、11,000,000ドンです。

将来的に変更するかもしれません。

>>朗報!【ベトナム税務ニュース】個人所得税における基礎控除と扶養控除の引きあげが決定!No. 954/2020 / UBTVQH14が施行 あなたの手取りが増えるかも

STEP5 ≪計算する≫所得税を計算する(源泉所得税の計算)

STEP4で、総額から差し引いて「課税所得」を計算しました。

課税所得とは、所得税を計算するための基礎の金額です。

課税所得を計算します。そして、ベトナムの累進課税に基づいて、所得税を計算します。

繰り返しになりますが、残業代については、割り増し分については、個人所得税の対象にならないのでそこは留意が必要です。

STEP6 給与を支払います。

最後に、ネットの支払いを計算して支払いを承認します。

給与明細も作成して、従業員に渡します。

ベトナムの場合、月末締め10日支払いの会社がほとんどだと思います。

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