こんにちは、マナボックスベトナムの菅野です。

あなたは、海外、ベトナムで以下のようなこをいっているスタッフをみかけたことはありませんか?

「あなたに何がわかるのか?私の方が何年もベトナムの会社にいるんだから、余計なこといわないで。」

「はいはい。そうですね。」(その後、無視。行動なし。)

「あなたの指示なんていけてない。なので、知らない。」

「この会社より、他の会社のほうがいい。」

こんなスタッフと一緒に働いて、なんだか疲れる。ストレスが溜まる。なんて経験があるかもしれません。

特に、新規で赴任されたばかりの人はそう感じることが多いかもしれません。

本日は、組織に「腐ったミカン」の論理はあてはまるのか?といったテーマでお話したいと思います。こちらはあくまで私の意見ですが、海外歴が9年目であり、実際に経営している立場なので、ある程度信頼性があるかなと思います。

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ドラマ「3年B組金八先生」に出てきた「腐ったみかんの方程式」とは?

あなたは、「金八先生」をご存知でしょうか?もしかしたら、若い人は知らないかもしれません。

とても有名なドラマです。

そこで、以下のような会話がされます。

箱の中のみかんが一つ腐り始めると、他のみかんも腐ってしまう。他のみかんを助けるためには、腐ったみかんは早くつまみださなければならない。

これを受けて、金八先生がこのように言い返します。

「辛いことがあって、あちこちぶつかっていれば、そりゃどこか腐ってくる。だが私たちはみかんを作ってるのではない。人間を作っているのだ!人間の精神が腐るということは絶対ない!!」

とても、先生としてすばらしい発言だと思います。

当時(再放送かと思いますが)、とっても感動したことを覚えています。

では、会社では、この理論はどうでしょうか?

結論から言いますね。私の意見ですが。

取り除くべき

腐ったミカンは、チームに悪影響しかない。

シンプルですが、こうなります。ちょっと厳しい!思うかもしれませんね。批判もあると思います。

でも、私自身の経験や今の会社での経験からそのように思っています。一般的には以下の意見もありますけど、私は違います。

  • 人は腐ったとしても、また新鮮な状態に戻ることができる。

素晴らしい意見だと思います。ただ、時間やその人のその後の人生を考えた場合、新鮮な状態に戻ることに労力をかけるべきではないと思っています。

学校との違いはなんでしょう?

教育の現場と最も大きく異なるのは、会社組織は基本的には「プロフェッショナル」の集まりである、ということです。つまり、価値を生み出して給与という対価をもらっているのです。

ここが、学校との大きな違いです。

AbemaTVで

「会社は学校じゃねぇんだよ!」

ってありましたが、まさにそんな感じです。学校じゃないんですよね。

それでは、次に以下の観点からお話したいと思います。

  1. 腐ったミカンの見分け方
  2. 取り除く方法

腐ったミカンを識別する方法

こちらなんとなく!という感じだと個人的な好き嫌いという感情が入ってしまうため、よくありません。まあ、感情はどうしても入ってしまうと思うのですが。

なるべくポリシーをもって、論理的に誰が、腐ったミカンなのか?を識別する必要があるかと思います。

以下の2軸マップで、判断するといいかもしれません。2つ紹介しますね。

  1. モチベーションとスキル
  2. リスペクトとカルチャーマッチ

それぞれ簡単に紹介しますね。

モチベーションとスキル

やる気があるか?楽しそうに仕事しているか?

スキル(知識があるなど)

です。

図にするこんな感じです。

よくあるパターンをお伝えしますね。私も、前職時代はこうでした。

入社したばかりの時は、ウキウキ、ワクワクで仕事が楽しくてしょうがない!って感じです。そのため、モチベーションも高いですよね。

そして、3年後、仕事にも慣れて来て、十分な経験とスキルが身につきました。

そこで!

2パターンの人間が生まれます。

  • 腐る
  • 出世する

です。前者の腐るというのは、「愚痴ばかりいう人」「仕事が惰性になっている人」というような人です。

大抵の場合、長く同じ環境にいたり、出世ができないとそういう風になってしまいます。

リスペクトとカルチャーマッチ

「お互いにリスペクトしているか?」

「カルチャーマッチしているか?」

という視点です。

図にするこんな感じです。

海外でよくあるのは、経験の長すぎる現地のキーパーソンの駐在者への舐めた態度です。もちろんこれが、厳しさ・優しさからくるものであれば問題がありません。しかし、そうではない単なる馬鹿にした態度やお互いにリスペクトに欠ける人であれば、よくありません。

これもよくあるのが、組織に長くいる人間が、いろんなことを抱えて(権限も含めて)しまうことです。このような状況になると上記の舐めた態度になります。これに加えて不正のリスクも高まります。

参考:あなたの会社にジャイアンはいませんか? 海外子会社の不正リスクを軽減する方法

こんなケースもあるかもしれませんね。モンスターって言ってもいいと思います。

これは、もちろん日本人側にも言えます。

現地の仲間をリスペクトしないで、うまくいくはずないですよね。たまーに、現地の人を馬鹿にしたような上から目線の日本人がいるのですが、そういったケースは100%うまくいってないです。

そういった人と一緒に働くこと自体が時間の無駄・浪費になってしまいます。

次に、カルチャーマッチという点です。これは、要するに会社の文化とその人の考えがあっているか?という点です。モチベーションのところとかぶることがあります。

このためには、会社として企業文化を文書化していたり、継続的に伝える必要があります。

腐ったミカンを取り除く方法

組織で働いている限り、どうしても「腐ったミカン」てでてきてしまいます。それでは、どのようにその人を取り除けばよろしいでしょうか?

・ジャブを打っておく

・ポジティブになる。

・仕組みで、準備しておく

主にこの3つがあるのかなと思っています。私は、これらを意識しています。

常にジャブを打っておく

どういうことかというと、上記の2軸(モチベーション・スキル及びリスペクト・カルチャーマッチ)の話を、何度も何度も!あなたの従業員としておくことことです。

このようにすることにより、あなたのスタッフが深く認識するようになりますし、いざ、そのような状態(モチベが落ちる)ってなった時にスーっと理解してくれます。

「あ、そろそろだな」

このように感じてくれるはずです。

っていうことです。

ちょっと待って!「取り除く」は、ネガティブじゃない。

取り除くとか退職というと、ネガティブなイメージがありますよね。しかし、そのように考えないことです。

これがとても重要なポイントです。

具体的には、退職しても、WINWINをコミットすることです。あなたもあなたのスタッフに対しても。

この件については、以下のブログで詳細に記載しています。

参考記事:人はいつかいなくなる。ずっと一緒、、、。それはない。 海外子会社人材マネジメント

仕組みで、準備しておく

データ化、マニュアル化、見える化できない業務は、今の時代でもほぼない。

これが私の考えです。僕らは芸術家(アート)ではないので。言語化できます。

したがって、仕組みを構築しておくことが大事です。

こういうと、スタッフを使い捨てにするようなイメージがあるかもしれません。しかしながらそうではありません。もちろんスタッフにもメリットがありますよ。

・言語化スキル、説明スキル(マニュアル作成は、言語化が必要です。)

・相手のことを考えるスキル(第3者でもわかるように作成しなければいけないので。)

・業務の多様性(仕組み化を通じて、業務を任せることが可能となり、ステップアップ)

もちろん、長期の休暇もとれますしね。旅行ができるなんてスタッフもハッピーじゃないすか!

もちろん、経営者の仕事の一つは、楽しいを作る出すことそして、任せること。

理想は、「腐ったミカン」を作り出さないこと。ほぼできないのですが、社長として意識しなければいけないことがあります。

それは、マーケティングを通じて、いつでも刺激やワクワクを作りだすこと。

これなんじゃないかなって思います。

あとは、裁量権を最大限に持たすことですね。はやり、やりがいとか楽しいを感じるのは、自分で決めれるからです。

この2点を意識することが大事です。

本日は、「腐ったミカンの論理」は会社組織についてあてはまるか?というテーマでした。

私の結論は、「当てはまる。そして、ポジティブに取り除く。」です。

取り除くって冷たいようですが、あなたが幸せに仕事する必要があるので素早く行動を起こす方がいいです。絶対。

ぜひ、試してみてください。