こんにちは、すげのです。
海外でお仕事して、こんな悩みはありませんか?
- コミュニケーションがうまくいかない。
- 指示しても、まったく動いてくれない。
- スタッフとの関係がギクシャクしてしまっている。
あると思います。ただこれは、海外に限らないですけどね。
本日は、「伝え方が9割」という書籍を、海外マネジメントという観点から、まとめて行きたいと思います。
私は、海外歴が8年(2013年から)です。インドとベトナムです。そして、日本語の通訳を介せず、言語は英語を使ってコミュニケーションをしてきました。
当然ながら、失敗は数多くしてきました。その中でも、思考錯誤しながら、いろいろ試してきました。
その中で、この書籍「伝え方が9割」のエッセンスの実践がかなり効果があったんですよね。これを図解も加えながら解説していきますね。
今まで、現地スタッフとの関係がうまくいったなかった。仕事が進まなかった。などの悩みが解決されるはずですよ!
最近では、中田さんのYoutube大学でも取り上げられましたね。
この記事のもくじ
なぜ、伝え方が9割なのか?とくに海外では?
人は、1日に頼み事を平均22回している。
らしいです。すごくないですか?これが全て、受け入れられて、仕事が進むとすればストレスが減るはずです。
特にベトナムなどの海外では、どうしても日本人が知らないやできないことが多数あります。なぜならば、日本とは、常識も法律も、文化も異なるからです。
「えーそうなの。びっくり。」
みたいな経験はみなさんにもあるでしょう?
つまり、海外では、もっともっと、頼み事をすることが多いのです。現地の人の協力なしでは、仕事は進まないのです。
仕事の成功の成否は、「伝え方」によって決まるといっても過言ではありません。
「伝え方が9割」の図解 マップで全体像を見る!
まずは、全体像を図解で見てみましょう。そうしたほうが、頭にすっきり入ります。
クリックすると大きくなりますよ。
ノーをイエスに変える3つのステップ!これはかなり強力!
では、どのような方法で、あなたの仲間に行動してもらうのでしょうか?この書籍では、以下の3つのステップを紹介しています。
あなたのことに誰も興味はない。かえって反感をもらう。
脳味噌をすりかえましょう。それには7つの切り口
人は、自分にメリットがないと動かない。
自分の頭の中をそのままコトバにしない
「これやっておいて」
上司の命令だから、当然、従うでしょ!
そんな考えをお持ちかもしれません。もちろん、超トップダウン、めっちゃ厳しく命令する、時には怒鳴る。ということをすれば従うでしょう。
でも、これって長期的に見ると、効果的じゃないんですよね。なぜならば、受動的だし、指示されたこと以外はしないからです。あと、楽しくないですよ。命令された側は。
また、日本のように組織のために働くという意識が低いので、退職率も高くなってしまいます。
相手の頭の中を想像する。脳味噌をすり替える。
これが一番の肝ですね。そしてのそのためには、以下の7つの切り口があります。
- 相手の好きなこと
- 嫌いなこと回避
- 選択の自由
- 認められたい欲
- あなた限定
- チームワーク化
- 感謝
それぞれ海外マネジメントという視点で、解説して行きます。
相手の好きなこと
脳味噌を相手にすり替えた上で、あなたスタッフ・相手の好きなことをイメージします。
デートしてください
↓
驚くほど旨いパスタはどう?
こうすることで、お願いされたほうはイエスと言いやすくなるのです。
では、海外のベトナムではどうでしょう?まず、前提条件として、以下のキーワードがあります。
それは、国が成長しているということです。発展中!ということです。この波があるというのを意識すると結果が期待できます。
この業務をしておいて!
↓
この業務をすると、〇〇というスキルがつくからいいと思うよ。価値上がるよね。
日本人には通じにくいかもしれません。ただ、インドもベトナムも、この国の成長というキーワードは、個人にも浸透しています。したがって、こういう言い方をすると効果がありました。
嫌いなことを回避
例えば、
- 虫歯で痛い。泣きそう。治したい。
- ホワイトニングして歯をきれいにしたい
どちらであれば、あなたはすぐに行動を起こしますか?おそらく、前者だと思います。
人間の心理として、嫌なことは避けたいという真理があるのです。
脳味噌を相手にすり替えた上で、あなたスタッフ・相手の嫌いな事ことをイメージします。
例えば、この書籍では、以下のような例を使っています。
「芝生に入らないで」
↓
「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」
こうすることで、芝生に入らないことが相手のベネフィットに変わりました。
では、海外のベトナムではどうでしょう?これも、前提条件の成長を絡ませるといいのかなと思います。
メールする時には、ダブルチェックして
↓
間違ったメールを送付してしまうと、お客様から信頼を失って相談されなくなるよ。だから仕事も少なくなってしまうかも。そうすると、実務に関係する時間が減ってしまうよね。
これは、〜にしないで。的なお願いするときに有効かもです。
選択の自由
人は決断が苦手です。したがって、手助けしてあげる必要があります。つまり、選択肢を与えてあげるのです。
例えば、この書籍では、以下のような例を使っています。
「デザートはいかがですか?」
↓
「デザートはマンゴープリンか、抹茶アイスがあります。」
2つ以上の選択肢があると思わず、人はそこから選んでしまうという心理があります。
では、海外のベトナムではどうでしょう?
Youtubeを挑戦してくれない?
↓
ニュースレター書くのとYoutubeの動画、どっちがいい?
こうすることで、実際にスタッフは動画をやっていますね。
認められたい欲
他人に認められたい、褒められたい、いい顔したい。という要求は誰にでもあります。これは、人間のDNAに組み込まれています。
例えば、この書籍では、以下のような例を使っています。
「残業お願いできる?」
↓
「きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」
これは、そのまま海外マネジメントで利用できると思います。
このプロジェクトやってくれない?
↓
○○さんは、〜〜が得意だし、お客様も喜んでくれるんだよね。だから、このプロジェクトをお願いしたいの。
こうすることで、やるぞー!ってなるはずです。
あなた限定
相手が、寂しがり屋とか自分が好きという時に効果を発揮するようです。
例えば、この書籍では、以下のような例を使っています。
「自治体のミーティングに来てください。」
↓
「他の人が来なくても、齋藤さんだけは来て欲しいんです。」
ありますよね。特に、ジャイアン的なボスは、寂しがり屋ですし、自分が好きですからね。
これは、そのまま海外マネジメントで利用できると思います。とくにアドミンワークですかね。パーティーとか。
社内パーティーにきてください。
↓
〇〇さんがいないと盛り上がらないんです。お願いきて〜!
こうすることで、スタッフはハッピーですしね。
チームワーク化
相手が、面倒臭いとかやる必要性がそこまでみつからないいう時に効果を発揮するようです。
例えば、この書籍では、以下のような例を使っています。
「勉強しなさい。」
↓
「一緒に勉強しよう!」
人は本能的に誰かと一緒になにかをやりたい生き物のようです。一人だと寂しいですしね。
これも使えますよ。
ニュースレターとか動画やって
↓
私も、ブログとか動画やってるから、一緒にSNSにアップしない?
こいつ口ばっかで、行動しねーな。っていうのは、世界共通かもしれません。もちろん、地位によって、何をやるべきか?というのは違いますし、やってはいけない行動とかもあります。
例えば、現地の社長が、総務作業ばかりやってるなど‥。これは、よくない例です。
しかしながら、自分自身も一緒に動いて、その背中をアウトカムを見せるというのは大事です。
実際に、私自身が動画を毎週土曜日と日曜日を収録してから、会社のチームメンバーも収録するようになりました。
感謝
これは、シンプルで最大の方法です。万国共通ですね。
「ありがとう。」
と感謝を伝えられると、ノーとは言いにくいことを昔から人は知っているのです。
例えば、この書籍では、以下のような例を使っています。
「領収書をおとしてください。」
↓
「いつもありがとうございます!領収書お願いできますか?」
感謝から入ると、ノーとは言いにくいものなのです。
これは、私は、いつも使っています。
これやっておいて!(上から目線)
↓
いつも協力ありがとう。この仕事お願いしてもいい?
ベトナムであれば、「Cam on(カム オン)ネ」語尾にネをつけることが多いですね。私は。
そうすれば、お互いリスペクトを感じて、行動してくれるようになりますよ。
強い言葉を作るための8つの技術。そのうち4つを解説します!
伝える際には、言葉を強める技術があります。言葉を強めた方が行動を起こしやすいため、これは、大事です。
この書籍によれば、以下の8つがあります。「伝え方が9割2」
- サプライズ法
- ギャップ法
- 赤裸々法
- リピート法
- クライマックス法
- ナンバー法
- 合体法
- 頂上法
それぞれ海外マネジメントという視点で、ベトナムで有効だった方法のみをピックアップしますね。
それは、以下の方法です。
サプライズ法
驚きを演出する言葉には、
「びっくり、~」
「そうだ、~」
「ほら、~」
「実は、~」
「すごい、~」
引用元:(伝え方が9割より)
などがあります。
オイゾイ!
とか
語尾に、「Nheネ」「Maマ」
です。
ちょっと、サプライズ法とは違うかもしれませんね(笑)。ただ、こうすると、親近感わくようです。
リピート法
同じ言葉を繰り返すだけで、強い言葉になるという点です。シンプルですよね。
うまい、うまい
引用元:(伝え方が9割より)
ベトナムでも試してみました。弊社の場合は、会話が英語なので、英語です。
THINK!THINK!THINK!
とかですね。考えてほしいので。
言葉を繰り返すというのも大事なのですが、同じ論点や考え方を、繰り返すというのもかなり重要です。
例えば、会社のビジョンや評価の仕組みなど。ジャブのようにひたすら繰り返すのが意味のある行為になってきます。
クライマックス法
人の集中力は、長くありません。したがって、あなたがいくらプレゼンなどをしても全部聞いてはくれないのです。
「ここからが大事な話です」
「ここだけの話ですが、~」
「誰にもいわないでくださいね、〜」
「これだけは忘れないでください、~」
「3つのコツがあります、1つ目が~」
引用元:(伝え方が9割より)
ベトナムで、もちろん有効です。
This is quite important~~~
Today I have 3 points, 1 is~~~
ただでさえ人の話を聞くというのが苦手という印象があります。ビジネスでもプライベートでも、基本的に伝わらない。伝わったと思っても行動してくれない。ということが多いです。
いい意味でも悪い意味でも他人に興味がないというか。話を聞いたもらうのがとても難しいので工夫の一つとして考えているといいかもしれません。
ナンバー法
伝えたい言葉に数字を入れて伝える方法です。
「5つのポイント」
「101匹わんちゃん」
「伝え方が9割」
などです。伝えたいワードを決め、伝えたい言葉の「数字」を決めていきます。
引用元:(伝え方が9割より)
ベトナムでは、ちょっと違った視点で活用します。
なにかを伝える時、いちいち番号をいれて構造化する。
1~,2~,3~,4~
など。
話を整理し、構造化すると話が伝わりやすいからです。番号をつけて、説明するとコミュニケーションがスムーズにいくようになりますよ。チャットでもよく使っています。
逆にベトナム人スタッフからの説明も番号をつけてもらうようにすると効果的です。なぜならば、番号をつけるためには話を整理して、構造化するスキルが必要だからです。
⭐️本日のまとめ⭐️ 図解とマインドマップ
本日は、『伝え方が9割』という書籍のまとめ・感想と海外マネジメントを関連させて解説させていただきました。
マインドマップでもまとめましたので、参考になれば幸いです。
https://mm.tt/857275786?t=OgTr6yMNUs
また、図も再度貼っておきますね。
是非、実践してみてください!