みなさん、こんにちは「経営管理デザインラボ」の菅野です。
今日から、新しい試みです。ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していきたいと思います。
一緒に学べたらいいかなと思っています。
文化や経済について、面白いニュースを選びます。日本との違いにも着目します。
インターンのリンさんが、日本にわかりやすく翻訳します。
なにかコメントがあれば、解説していきたいと思います。
ベトナムのテトの時に働いた場合はどうなるの?
法律と経済ニュースが豊富で、正確性が 高く、ベトナムの正統的な新聞です。
はい。以下が私の日本語の翻訳になります。
2021年の新正月におけるベトナムの労働者の給与と賞与のポイント
ベトナムには、新正月と旧正月という2つのお正月があります。
2021年の新正月は、2019年の労働法が正式に発効し始める時期でもあります。それによる給与と賞与の制度がどのようになるかという問題は非常に労働者に注目されています。
2019年の労働法により、新正月(1月1日)には、労働者は有給休暇が取れます。つまり、2021年の新正月は金曜日なので、労働者はその日に作業をしなくても、給与が受け取れるという権利があります。
更に、祝日やお正月の休暇が毎週の休日と一致する場合、労働者は次の就業日に休暇を取得させます。例えば、新正月が日曜日だとなると、労働者は月曜日に仕事を休むことができます。
ただし、仕事の性質、または企業の生産や営業活動のニーズのため、新正月にも、多くの企業は、労働者に働くように要求します。
この場合には、労働者が貰える給与は大きく変更します。2019年の労働法の98条を通して、新正月に働く労働者は、通常の就業日の給料の400%以上が受け取れるということが分かります。特に、新正月に、夜勤で働く人は、通常の就業日の給料の少なくとも490%が貰えます。
また、労働者が必ず注意するべきなのは、新暦正月賞与が、現金ではない可能性のあることです。2019年の労働法の103条によると、賞与とは雇用主が従業員の作業の結果、また仕事を完了する程度により、従業員に与える現金や財産や他の手段という報酬です。要するに、新暦正月賞与の普通の形式に加え、雇用主は、ツアーを行い、または家電製品、バイク、車という現物など、様々な形式で従業員に授与することができます。
正月やテトに働く場合ってあるの?
正月と旧正月(テト)の取り扱いですね。ポイントは以下ですね。
- 第 112 条(ベトナム 2019 年労働法)にて、1月1日(2021年の場合は、金曜日)とテトは、休日
- その場合に働く場合については、残業代の料率に留意する必要がある。
- 賞与は、現金以外の支給の方法もあり(旅費など)
はい。日本に留学していた時には、テト休暇がありませんでしたね。
以下は参考情報です。
第 98 条 時間外労働,深夜労働の賃金 1.時間外労働をした労働者は,以下のように,賃金の単価又は現在の業務に より実際に支払われた賃金に従って計算された賃金の支払いを受ける:
a) 通常の日の場合,少なくとも 150%;
b) 週休日の場合,少なくとも 200%;
c) 祝日,旧正月,有給休暇の場合,少なくとも 300%。日給の労働者につ いては祝日,旧正月,有給休暇の賃金をさらに支払う。
2.深夜に労働する労働者は,単価又は通常の勤務日の業務に従って実際に支 払われた賃金の少なくとも 30%の割増賃金が支払われる。
3.深夜に時間外労働をする労働者は,この条 1 項及び 2 項の規定に従った賃金 が支払われることに加えて,賃金単価又は通常の勤務日若しくは週休日,祝 日,旧正月の昼間の賃金に従って計算される 20%の割増賃金を支払われる 27。
4.政府はこの条の詳細を規定する。
第 104 条 賞与
1.賞与は,生産,経営結果,労働者の業務達成程度に基づいて,使用者が労 働者に支給する金銭,財産又はその他の形式によるものである。
2.賞与の規則は,事業所の労働者代表組織がある職場では事業所の労働者代 表組織の意見を参考にした後に,使用者が決定して職場で公表,公開される。
引用元:ベトナム 2019 年労働法 (法律番号 45/2019/QH14)