こんにちは、マナボックス の菅野です。

本日は、ベトナムで「無犯罪証明書」を取得する方法について解説してきます。

どんな場合に、「無犯罪証明書」が必要となるのか?ベトナムで働く人にとっての、典型的な例として、労働許可証及びTRCの更新だと思います。

今回は、弊社のコンサルタントのHuongさんにも解説を手伝ってもらいました。

なお、 ベトナムの無犯罪証明書の正式名称は 「司法証明書(Phiếu Lý lịch Tư pháp」のようです。

ベトナム無犯罪証明書の入手のステップ

Huong さん
まずは、大きな流れから説明します。

以下のステップをご覧ください。

1
申請に必要な情報を準備

パスポートや一時滞在書などです。

2
オンラインで司法局に申請

申請します

3
「無犯罪証明書」を受け取り

司法局に行く必要があります。

1_ベトナム無犯罪証明書の申請・取得に必要な資料の準備

Huong さん

以下の資料を準備します。一部、公証などの手続きが必要です。

  1. パスポート(公証が必要)
  2. 公安が発行する一時滞在証明書
  3. 司法局へ申請を代理する場合の委任状

それぞれ解説していきます。

1-1_パスポートの準備と公証

まずは、パスポートの準備です。こちらは公証が必要となります。

この公証手続きについては、以下をご覧ください。

>>ベトナムでパスポートやテンポラリーレジデンスカードを公証する方法を徹底解説!【写真あり】

時間の目安:3時間(1日で終わります)

1-2_ベトナム公安が発行する「一時滞在証明書」の入手

次に、「一時滞在証明書」の入手です。以下の2ステップで入手ができます。

  • STEP1:大家さんに「一時滞在証明書」欲しいと連絡します。
  • STEP2:公安に提出してスタンプをもらう

時間の目安:5営業日

Huong さん
  • 場合によっては、公安のスタンプがある「一時滞在証明書」を入手する必要があります。

TRCなどの手続きにも利用できるので、複数持っておくといいですよ。

サンプルの写真も貼っておきますね。

1-3_司法局へ申請を代理する場合の委任状の公証

続いて、委任状の準備です。ここだが特徴的です。

「無犯罪証明書」は、本来は本人が申請すべきです。しかし、例えば、私は、ベトナム語が堪能ではありません。したがって、ベトナム人に委任する必要があります。今回でいえば、HUONGさんに依頼する必要がありました。

この委任状について、公証が必要です。しかし、通常の公証とは、違い、

・日本語を通訳できる人(大学卒業証明書が必要)

の協力が必要なのです。

Huong さん

大学を卒業した日本語の通訳者が必要です。

公証人が、私(菅野)に向かっていろいろ説明してくれます。この内容について、「通訳の人」が私に説明してくれます。

これについて理解しましたと宣言し、一筆します。

菅野 智洋 会計士  
はい。お話して頂いた内容について理解しました!

というような感じです。

サンプルの写真も貼っておきます。

2_オンラインで司法局へ申請

Huong さん

必要な資料を準備したら、司法局に「無犯罪証明書」入手のために申請します。

以下のステップです。

1
司法局ウェブサイトにログイン

専用のウェブサイトがあります。

2
選ぶ

ベトナムに滞在している日本人を選ぶ

3
必要な情報を埋める

申請フォームに必要な情報を埋めて行きます。

司法局オンライン登録サービスにアクセスし、選択する!【STEP1,2】

Huong さん

それぞれ解説していきます。まずは、以下のリンクをクリックしてアクセスしましょう。

そうすると、5つのカテゴリがあります。今回は、Foreigners currently residing in Vietnamを選びます。ベトナムに居住している外国人だからです。

>>オンライン司法局登録サービス

  1. Vietnamese citizens permanently / temporarily residing in the country

  2. Vietnamese citizens residing abroad

  3. Foreigners currently residing in Vietnam

  4. Vietnamese citizens with unspecified permanent residence / temporary residence

  5. Foreigners who have resided in Vietnam

 選んでスタート!

STEP3 必要な情報を埋める

Huong さん

次からは、いよいよ、申請内容です。フォームに従って、情報を埋めていきます。

以下の3つにカテゴリーされます。

  1. 本人の情報
  2. 家族の情報
  3. 受任者(委託された人)(今回はHUONGさん)の情報

結果をデリバリーでお願いすることもできるそうです。

申請画面のサンプルを添付しますので参考にしてください。どのような項目を入力するのか?わかるかと思います。家族の情報など結構細かいです。

上記のほか、細かい留意点もございます!保管すべき番号など。

ベトナム無犯罪証明書取得代行で時間を買う!

マナボックス ベトナムでは、無犯罪証明書の取得代行もしています。面倒な事務手続きは、まかせて、本業(売上を増やす、組織づくりをする)に集中しませんか?

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3_期限がきたら、実際に司法局に「無犯罪証明書」を取りにいきます

Huong さん

おおよそ10営業日後に、「無犯罪証明書」を実際に受け取りに行きます。その際、以下のものを持参する必要があります。以下のものですね。

  1. パスポート(公証済み)
  2. 公安が発行する一時滞在証明書(オリジナル)
  3. 司法局へ申請を代理する場合の委任状(公証済み)
  4. オンラインでの申請の情報
  5. お金200,000ドン

場合によってTRCのコピーが必要なようです。

番所は以下のとおりです。タクシーなどが必要でしょう。

本日のまとめ

本日は、ベトナムにおける「無犯罪証明書」の取得の方法について、実際に手続きを行った、コンサルタントの経験も聞きながら解説させて頂きました。

公証、委任状、申請、実際に法務局での入手……。

期間は、15日超です。そのため、余裕を持っておくことをオススメします。また、時間がどうしてもかかるので、外注することもいいと思います。事務手続きを外注して、本業や熱中できることに時間を使えば、結果的に売上が増えますし、幸福度も増すはずです。

時間ドル思考法と言って、時間を有効に使うことで、年間で、何十万円から数百万円得するという研究結果もあるそうです。

外注しないっていう選択肢がなくなりますよね。

弊社マナボックス では、代行支援もしていますので、外注したい場合はお声がけください。

それでははまた!