こんにちはマナラボの菅野です。
先日こんな趣旨のTweetを見たんですよね。
「エビデンスは?」
の質問に
「経営者なら自分で実践してみたら?」(エビデンスを軽視するような感じに受け取ってしまいました)
という回答です。そこについて私の考えがあるのでまとめたいと思います。経営にも役立つ普遍的な考え方だと思いますのでお役にたてると思います。
この記事のもくじ
人生はたった4,000週間、そしてビジネスをできるのは2,000週間くらい。自分の経験じゃ足りなすぎる
なぜ私がエビデンスやデータを重要視するのか?答えはこうです。
人間の人生は短すぎる。エビデンスやデータに基づかない自分の実践だけだとあまりにも遠回りすぎる。何も結果を出せずに死んでしまうのはもったいなくない?
からです。とっても話題になっている書籍『限りある時間の使い方』によれば人生は4,000週間(80歳)しかありません。そしてそのうちビジネスをできるのはその半分の時間くらいでしょう。
「個人的な考え」に基づく実践だとあまりにも時間が足りないのかと思っています。
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「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
という有名な格言にも通じてきます。
「愚者」は自分で失敗して初めて失敗の原因に気づき、その後同じ失敗を繰り返さないようになるという意味です。つまり自分だけの経験からしか学べません。
一方で「賢者」は自分自身が経験できないことも私たちの先人たちが経験つまり歴史を学ぶことで多くの経験を身につけることができるのです。賢者は過去の他人の失敗から学び、同じ失敗を繰り返さないのです。
似たような事を発言している人はたくさんいます。例えばメガネOWNDAYS(オンデーズ)の社長である田中修治氏がある番組で放った言葉
「成功はアート、失敗はサイエンス」という言葉があります。
「成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある」
同じような意味の言葉に元ヤクルトスワローズ監督の野村克也氏の
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
があります。これも同じですよね
犬の道にいかないためにエビデンスは重要
安宅氏の書籍『イシューからはじめよ』の内容とも関連してきます。この書籍の一番のポイントは「バリューのある仕事」とは? のところです。
- 縦軸に「解の質」(要は結果の品質)
- 横軸に「イシュー度」(要は大事か大事じゃないか)
で一心不乱にやみくもに大量の仕事を右上(解の質もイシュー度も高い)行こうとすると(左回りから右上)それは犬の道となってしまいます。この道だと入り込むと永遠に「バリューのある仕事」は生み出されないし、変化もおこすことができず、やれやれ感だけが残ってしまい疲弊しちゃいます。
イシューの見極めのためにはやっぱりエビデンスやデータが必要になります。そのため「学ぶ」ことが必要だと強く考えています。
安宅 和人 英治出版 2010年12月 売り上げランキング :
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「自分の経験では」という人ほど優秀じゃない!
一番の方法は「書籍」を読むことでしょう。これは「経験を時間を買っている」と同意義です。これほどいい投資はありません。
数千年でものすごい経験を買う事ができるのですから。「書籍」を読まない人が成功できるのは基本的にありませんし、著名な経営者の共通点は「読書」です。ビル・ゲイツさんはThink Weekという習慣を作って書籍や論文を読んで深い思考をしていますよね。
またミリオネアの習慣を研究した結果によれば以下の共通点もあったようです!
熱心な読書家(なんと88%に共通!!かなり高い)
- 一日最低でも30分読書している
- ミリオネアは自己改善の為に読書をする
- ミリオネアの読書は成功者の自伝 マネジメント等
重複するのですが人生は短すぎるので「自分の経験」だけではとてもじゃないですが足りません。私たちは正直言ってとてもいい時代に生まれてきました。なぜなら、超絶優秀な人の脳みそや経験を見る機会が身近にあるからです。
その一番の例が「書籍」なのですがそうでなくてもブログやyoutubeなどでほぼ無料で触れることができます。これはヤバい!ですよね。とってもいい時代だと思います。
なので「自分の経験」だけに頼って判断する人は私は優秀じゃないと思っています。「この人ダメな人だわ」とすら思っています(笑)。
またミリオネア(お金持ち!)の習慣を研究した結果によれば以下の共通点もあったようです!
熱心な読書家(なんと88%に共通!!かなり高い)
- 一日最低でも30分読書している
- ミリオネアは自己改善の為に読書をする
- ミリオネアの読書は成功者の自伝 マネジメント等
重複するのですが人生は短すぎるので「自分の経験」だけではとてもじゃないですが足りません。私たちは正直言ってとてもいい時代に生まれてきました。なぜなら、超絶優秀な人の脳みそや経験を見る機会が身近にあるからです。
その一番の例が「書籍」なのですがそうでなくてもブログやyoutubeなどでほぼ無料で触れることができます。これはヤバい!ですよね。とってもいい時代だと思います。
なので「自分の経験」だけに頼って判断する人は私は優秀じゃないと思っています。「この人ダメな人だわ」とすら思っています(笑)。
科学者マインドで工夫する
学んだ上での仮説だからこそ意味があります。
#1仮説の質を高めながら✖️#2徹底期的に行動して検証
するが正解なのでしょう。だから経営者なんだから「エビデンス」を無視して「実践する」みたいなことが好きじゃないです。
もちろん成功は「アート」ですから自分なりの「試行錯誤」「実践」が必要なのはわかっています。けれでも#1の高める努力をしてない人の「アート」もないのだと思っています。
イチローさんが「無駄が大事」というのとなにも成し遂げてない人が「無駄が大事」と言っているのではまったく意味が異なってくるでしょう?
私は科学者マインド、つまり、好奇心を常に持ちながら仮説を立て、検証を実践する人でありたいと思っています。