みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第90回目です。

コロナによるパンデミックは、グローバルガバナンスや環境問題への対応を考えるきっかけとなりましたね。デジタルトランスフォーメーションも急激に進みました。将来も「テクノロジーによる監視」やこの間に広がった遠隔医療やリモートワークのようなトレンドが後退する可能性は低いでしょう。やはり我々は変化しなくてはいけません。

ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。

本日のテーマは、「新規設立された企業の数は、倒産した企業のより高い!!!」です。

りんさん
りんさん
こんにちは!リンです。

新規設立された企業の数は、倒産した企業のより高い!!!

りんさん
りんさん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。8月29日付けのニュース

>>新規設立された企業の数は、倒産した企業のより高い!!!

計画投資省の統計局によると、深刻な第4波の新型コロナウイルス流行と社会隔離措置の継続は企業、特に南部における企業の生産・営業活動に多くの悪影響を与えています。2021年の8か月で市場から撤退している企業数は85.5千社であり、前年同期比24.2%増加しました。その中に、ホーチミン市で市場から撤退した企業が24千あります(全体の28.1%を占めている)、前年同期比6.6%増加しました。事業活動を一時停止する企業数は43.2千社であり、全体の市場から撤退している企業数の50.5%を占めています。

 

平均して、毎月市場から撤退する企業数は約10.7千です。

 

新型コロナウイルス流行の深刻さにもかかわらず、2021年の8か月で、全国に81.6千の新規登録企業があり(前年同期比8%減)、登録した総資本金は約1,133.4兆ドン(前年同期比7.5%減)で、登録労働者数は598.9千人(前年同期比13.8%減)です。

 

新規設立企業の8か月間の平均登録資本金は139億ドンに達し、去年同期比0.5%増加しました。資本金を増やす約30.1千の企業の1,539.4兆ドンの追加登録資本を含めると、2021年の8か月でのベトナム経済への総追加登録資本金額のは約2,672.8兆ドンで、去年同期比17%減少しました。更に、32.4千の企業が事業活動を再開したことによって、8ヶ月での新規設立企業と事業活動再開企業の総数は114千社になり、毎月平均14.3千ぐらいの新規設立及び事業活動再開の企業があります。

 

エコノミストは、「毎月平均10.7千ぐらいの企業は市場から撤退する一方で、約14.3千の企業は新たに設立され、または事業活動を再開する。新型コロナウイルス感染症が悪化になり、社会経済活動に大きな損害を及ぼしている背景で、これは本当に有望な数だ」と評価しました。

去る企業もあれが新しくくる波もある

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

コロナによって撤退という意思決定せざるを得ない状況の会社はたくさんあります。それでも新しい会社が設立のほうが上回っているのですね。

新型コロナウイルスによる経済の影響で倒産する企業が増える一方で、新しく会社を設立するケースも増えている。そして、新しく会社を設立する数のほうが多い!

りんさん

自分の意見ですが、計画投資省の統計局のデータから、2021年の8か月での新規設立及び事業活動再開企業の数が市場から撤退する企業のより多いということがわかりますが、このデータはまだベトナムの回復力が高いかどうかを示していません。更に、新型コロナウイルスの深刻な状況で、どうやって新規設立企業と事業活動再開企業の生産・営業活動が維持できるかはまだ問題です。それに対する政府の経済政策の役割は重要だと思います。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

撤退する企業の業種と新しく設立した会社の業種を知りたいですね。