VSIPハイフォンにて2012年4月設立(EPEライセンス取得)、2015年4月に操業開始。従業員の数は約200名。最新鋭の設備を導入し、海外製薬メーカー様からの受託製造に対応できる体制を整えている。ベトナム人の勤勉な国民性と充実したインフラを基盤に、ベトナムから日本品質の医薬品を安定的に世界に供給する。日本とは勝手が違うベトナム税務リスクに対しての対策が課題となった。その課題をどのように解決したのか?管理系の駐在員として赴任した堤氏に聞く。 この記事のもくじ 1. 税務リスクレビューにより、網羅的にリスクを把握ができて、事前に対策が可能に。 -大局的な視点により、事前に税務リスクを洗い出し、入念に準備することが大事だと感じた。 マナボックスが開催したベトナム個人所得税に特化したセミナーがきっかけです。セミナー後、実際に個人所得税の税務調査が入る報告があったんです。その際、セミナーの内容が役に立ちました。セミナーでの個人所得税の指摘されやすい実際の事例共有やセミナー資料から、事前に個人所得税のリスクを洗い出しました。 その結果、潜在的な個人所得税のリスクを金額として把握することができました。管理者の責任者として、それを事前に、日本本社に報告や相談できました。加えて、事前に、調査のために必要と判断した資料準備も可能な限りできました。 税務調査の結果、やはり、いくらかの指摘はあったのですが、大きなサプライズとはなりませんでした。 この結果から、個人所得税以外のその他の税務についても、事前に準備することが大事だと感じたんですよね。 ベトナム税務は、日本の税務実務とは違うことから漠然とした不安がありました。また、講師の永井さんが、セミナー中に言っていたことが気になっていました。それは、「リスクアプローチ」です。税務調査官から指摘されやすい箇所、金額的に大きくなりやすいところに時間と知恵を使って対応するというアプローチです。 ベトナム人スタッフは、税法上の細かくて小さい論点については強いこだわりを持つ傾向にあります。しかし、大局的な視点を持って金額的に大きな税務リスクを正しく認識しているかは正直不安がありました。 このように個人所得税の事前準備が効果的だったことや大きな税務リスクを事前に把握する必要があると感じたことから、マナボックスの個人所得税以外も含む税務クイックレビュー支援を受けることにしました。 -「税務チェックリスト」により網羅的にリスクを把握。継続的にアップデートし、チームみんなで共有。 事前に税務に関する質問に対してワードファイルにて回答した上で、永井さんからの実際のヒアリングに回答している形でベトナム税務リスクを把握していきました。それに加えて、ベトナム人コンサルタントが、弊社にてチーフアカウタントへのヒアリングや資料確認していき「税務チェックリスト」を一緒に完成させました。 このチェックリストを作成することにより、これまで認識していない税務リスクを把握することもできました。事前に効果的な税務対策が可能になったと思います。 例えば、法律改正の税務セミナーなどで新しい論点があれば税務チェックリストに加筆修正を加えていきます。これにより、ニプロファーマベトナムのオリジナルのチェックリストが出来ました。これを、経理チームメンバーみんなで共有しています。記憶ベースや属人的な管理ではなく、仕組みによって税務リスク管理する体制を築くことができたと感じています。 さらに、今では、チーフアカウタントが、リスクアプローチができるようになりました。「堤さん、確かにそれリスクあるかもしれないけど、潜在的な金額はそんなに大きくないですよ。」というような具合です。これはかなり、頼もしいですよ。 このような考え方のベトナム人チーフアカウンタントを育成できたことは、非常に意味があることだと思っています。 -「税務チェックリスト」により網羅的にリスクを把握。継続的にアップデートし、チームみんなで共有。 事前に税務に関する質問に対してワードファイルにて回答した上で、永井さんからの実際のヒアリングに回答している形でベトナム税務リスクを把握していきました。それに加えて、ベトナム人コンサルタントが、弊社にてチーフアカウタントへのヒアリングや資料確認していき「税務チェックリスト」を一緒に完成させました。 このチェックリストを作成することにより、これまで認識していない税務リスクを把握することもできました。事前に効果的な税務対策が可能になったと思います。 例えば、法律改正の税務セミナーなどで新しい論点があれば税務チェックリストに加筆修正を加えていきます。これにより、ニプロファーマベトナムのオリジナルのチェックリストが出来ました。これを、経理チームメンバーみんなで共有しています。記憶ベースや属人的な管理ではなく、仕組みによって税務リスク管理する体制を築くことができたと感じています。 さらに、今では、チーフアカウタントが、リスクアプローチができるようになりました。「堤さん、確かにそれリスクあるかもしれないけど、潜在的な金額はそんなに大きくないですよ。」というような具合です。これはかなり、頼もしいですよ。 このような考え方のベトナム人チーフアカウンタントを育成できたことは、非常に意味があることだと思っています。 -バックオフィス業務全体を管理する仕組みで管理レベルを向上さえていきたい。 私は、管理系の駐在員ですので、業務構築やルール作り等の業務がメインです。税務リスク対応のみならず、人事、総務、経理、ITなどのバックオフィス業務全般の管理レベルを向上させるというミッションがあります。それを達成するために、まず管理部のすべての業務を洗い出して、整理した上でリスト化しました。このようにバックオフィスの各業務を「見える化」することにより、締め切りの管理を効率的にできるようになりました。抜け漏れも防止できています。今後は、この見える化の質を高めると同時に、詳細なマニュアルなども作成し、完成度をより高め、効率化を図り生産性を高めていきます。ここがポイント!
2. 「税務チェックリスト」は、情報更新の都度、アップデート。自社オリジナルのチェックリスト。
3. チーフアカウタントが、リスクアプローチにより税務リスクを対応するようになった。マナボックス税務レビューサービスを受けた理由を教えてください。
課題はどうなりましたか?改善点はありましたか?
今では、このチェックリストを、その都度、アップデートしています。課題はどうなりましたか?改善点はありましたか?
今では、このチェックリストを、その都度、アップデートしています。今後の目標について教えてください。
また、今後は、ベトナム税関調査のリスクについても、事前に把握した上で、対応していく予定です。
NIPRO PHARMA VIETNAM CO.,LTD“ベトナム税務チェックリスト”により、事前にリスクを把握。 仕組みをバックオフィス業務全体に浸透させる。
概要
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