いきなりすいません。動画のアップが私……。
マナボックスの菅野(すげの)です。
話すことが苦手で、人前に出ることが得意じゃない私がテレビに出ました。
Manateachのタイン氏とベトナムのインタビュ―番組に出演したのです。
・日本語を話せるベトナム人材のこれからのキャリアアップについて
(日本へのベトナム人の留学生が増えている背景に給与アップなどのキャリアアップがある。)
この記事のもくじ
なぜ、グエン・ドゥック・タインはすごいのか?
まずは、タインCEOについて何者なのか?何をしているのか?のが気になりますよね。
そこで、タインCEOがどれだけすごいか?というのを会計の専門家である公認会計士の私が解説します。
日商簿記1級の資格の保持者!
一言で言うと、日商簿記1級を3か月程度の期間で合格している点です。
これがどれだけすごいか?
検証していきましょう。
- 合格率は、なんと10%程度!(100に受けて90人が落ちる。)
- しかし、そのうちの3.5%程度は「公認会計士受験生」、4.5%程度は税理士受験の受験資格を得ようとする受験生が合格していると推定情報もあり。そうすると、1級だけ目指す人の合格率はたった2%??
- 勉強時間は800時間~2,000時間必要。(3級と2級の知識がすでに身についていることを前提とした上)例えば、2,000時間であれば、毎日8時間でも250日かかります。
どうでしょうか?
控え目に言っても、いや、はっきり言って、超難関なんです!
私は、会計士の勉強初めてから取得まで、1年半超かかりました。
そして、これは、日本人!を前提として情報です。日本人ですよ!
これをベトナム人という異国の若者が、取得したというのです。これがどんだけすごいか!ってイメージできたかと思います。
例えば、日本人のあなたが、ベトナムで超難関の弁護士試験をベトナム語で受講して、合格したという話に置き換えられますね。
タインCEOの生い立ちをもっと詳しく知りたいという方は下記リンクをクリックすると見れます。
親も泣かせるほどのヤンキー時代を乗り越えて簿記1級取得したストーリーが面白いですよ。
また、動画もあります!
日商簿記をオンラインを使って、ベトナム人に教えてキャリアアップ支援をしている。
現在、株式会社マナティーチは、日商簿記1級合格のNguyen duc thanh講師による在留ベトナム人留学生・実習生のためのベトナム語で学ぶ日商簿記講座をオンラインで提供しています。
また、日本でのキャリアアップ支援もしています。
日本で働くベトナム人の数は、年々増加しています。大きな背景としては、日本の人手不足があります。
そして、ホワイトカラーでも、そのニーズが高まっていますね。
彼らの人一つのキャリアアップの選択肢として、“簿記”というのもあります。
日本のラグビー代表で成功したように、ビジネスでも多様化というのが当たり前の時代になってきます。
私が、インタビューで話したこと
私が、この番組で質問されたことは以下の2つです。
1)日系企業で働くベトナム人に専門知識を求めてる会社は多いのか?
(2:55秒あたり)
2)日本語だけできれば、日系企業には入れるか?日本へ行く留学生はなにをすべき?
(4:23秒あたり)
これに対して以下のように回答しました。
⇓
3:10秒くらいから
1)日本語×専門知識のニーズは高い。しかし、実際には少ない。特に会計の知識を持つベトナム人(日本語人材)は非常に少ない。そのため、日系企業では、日本語×会計(簿記)の人材のニーズは非常に高い。
理由は2つ。1つ目は、ベトナム現地法人の日系企業の社長は、会計のバックグランドがない。(製造や営業の専門家)。2つ目は、会計は、会社経営にとって非常に重要である。経営する上で、そこをサポートする人材がとても重要。
4:30秒くらいから
2)結論としては、日本語だけ勉強するのは足りませんね。
理由は2つあります。日本語だけできるベトナム人の市場価値の低下(今は増えている。)そこまで大きな給与を望めない。日本語×○○がないと厳しい。
2つ目は、日本では、“資格”がたくさんあり、教育制度がしっかりしているからです。その資格の多さや教育システムを最大利用すべき。
教育改革実践家である、藤原和博氏の名言です。
自分を100万分の1のレアカード化させよ
スキルの種類を多く持つという事は、自分の市場価値を高めることであり、国籍を問わず普遍的な考え方です。ベトナム人にも通じる考え方です。
タインCEOが、インタビューで話したこと
1)日本に留学に行くのは正しいか?
(1:10秒あたり)
2)日本語だけでは、ダメ。悩んでいる留学生もいます。その悩みを解消する方法は?
(5:56秒あたり)
回答⇓
1)はい。正しいと思います。理由は4つです。
- 文化の共通点があって、適用しやすい環境
- ベトナムと日本の関係性 日本はベトナムに多額のODAにて出資(帰国したときのチャンス)
- 日本の教育システムが優れているということ
- 他の留学先によりも費用が高くなく、アルバイトでお金を稼ぐも可能
2)卒業後、実際に内定もらえるのは30%程度。日系企業が求めているのは、専門知識です。TOEICや簿記やIT。特にTOEICと簿記の評価は高いです。簿記は、企業が求める資格ランキングにも入っている。(6:07秒あたり)
実際のマナティーチの生徒の意見
明日からの“積み上げ”の形が変わる!
年齢を重ねると(関係があるかな)、自分のためだけに頑張るというモチベーションがわかなくなってきます。
今回も、若くて勢いのあるタイン君に、「菅野さん、一緒にテレビでませんんか?」の一言で、決まりました。
不思議ですね。
今までは、動画でのコンテンツは作成したことがありませんでしたが、やってみよう!と思うキッカケになりました。
もし、ベトナム人日本語人材で会計を勉強してほしいと思っているなら……。
ベトナム人によるベトナム語による簿記勉強をお薦めします!
これまでの実績、信頼性:
- 簿記3級は、85%以上の合格率
- 日系の大手企業に就職 2名
- グローバルの会計事務所の就職 1名など
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