こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。
損益計算書に登場する売上が増加していれば「よし、業績が好調だぞ!」と嬉しくなっちゃいますよね。
私も自分の会社の売上が伸びていたら嬉しくて飛び上がっちゃいます。
ベトナムでマッサージに行っちゃいますね!
売上があがっても喜ぶのは早い?
ところがです。こんな言葉聞いたことありませんか?
「勘定あって銭たらず」という言葉です。
たとえバンバンあなたの会社の商品、製品を売上をしても回収しないと会社がつぶれてしまいます。
ほぼ100パーセントの会社の商売が掛け商売ですよね。代金は後から回収するというケースです。
あなたの会社の製品、商品はどのようにお客様のところへ届けられますか?
おそらく下記のようになっているはずです。
注文を受付、出荷し、請求書を発行する。そして、資金、お金の回収が最後のプロセスです。
結局をお金を回収しないと会社は生きられないんですね。そう!お金は人間でいうと血液と同じなんです。ないと死んじゃうんです。
私が、実際にインドで経験したケースとして8千万以上の債権が回収されず、そのままほったらかしになり、結局、裁判までいってしまったケースがあります。
債権回収の件で得意先と揉めたときに交渉したときにも
「あなたがたが請求を催促しなかったからだ。だから、あなた方の責任でもある。今はお金がないから払えない。」
って言われてしまいました。
「えっマジか?」
正直、その時は怒りが収まりませんでした。新興国での裁判だったので回収までどれくらいかかることやら。10年以上かかることもあるそうですよ。
その時に費やした時間やストレスといったら相当なモンでした。
あなただって、こんなことにパワーを使いたくないですよね。
社長様が本業じゃないところでストレスを抱える。そんな状況は避けたいはずです。
本日は、売上の代金を確実に回収する管理のコツ、ポイントをお伝えしますね。
ベトナム管理者であるあなたが、本日説明する売掛金の管理方法を実施して頂ければ…。
・売掛金が確実が回収でき、多額の損失を阻止できます。
・得意先様と揉めるの防止できます。
・資金繰表の予定の精度もあがります。
売掛金管理の3つのポイントとは?
売掛金の回収を確実にする3つのポイントをお伝えしますね。
●契約書に署名をもらう。
あたりまえかもしれませんね。でも、意外とないケースもあります。
必ず契約書を作成し、お互いの責任者が署名、押印してください。署名、忘れてはダメですよ!
言っただけじゃ不十分です。口約束はなんの意味もありません。
●回収条件を確認して売掛金が滞留しているかを毎月末に確認する。
月末締め翌月10日払いとか言いますよね。細かいことはよくてつまりは回収まで何か月なの?というところを押さえてください。
個別のお客様によって異なる条件になると思います。非常に多いケースは1か月ですね。でもたまに3ヶ月や4ヶ月というケースもありますので契約書を注意してみてください。前払いというケースもあります!
滞留しているかどうかを確かめるための簡単な方法をお伝えしますね。
ずばり、①一か月の売上と②貸借対照表の売掛金を比較してみてください。
この時に貸借対照表の売掛金のほうがとても大きいときは危険ですよ。回収されずほったらかしになっている場合もあります。
例えば、回収までの期間が一か月という条件のお客様が多ければ①と②の金額はほぼ同様の金額になります。
●顧客ごとにきちんと催促する。
どろくさいですね。でも海外では、これが一番大事かもしれません。支払いを遅らせる経理担当者はいい担当者とも聞きます。とにかく、どこの会社も支払いはなるべくならしたくない、遅らせたいと思っているのです。
なので顧客ごとに回収期限を理解し遅れているかどうかを確かめ、遅れたら催促するという仕組みを構築することが大事ですね。
売上、大事ですよね。でも、回収がもっと大事です
売掛金を管理することで回収の漏れが防止でき、あなた受けなくていいストレスを事前に防止できます。
損益計算書の次は貸借対照表の売掛金、つまり回収してない代金がいくらかに着目してくださいね。