こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。
経理部門をいったいどう成長させていくか??
難しい問題の一つですね。ましてや海外子会社で社長、ベトナムで社長されているあなたは、もともとは経理の経験が直接ないと思いますのでなおさらですね。
本日は、経理部門がイケてる部門に成長させる方法についてお話していきます。
この方法を実践して頂ければ、経理部門のレベルが劇的に上がり、あなたへ経営に必要な情報がタイムリーに来て、適切な経営判断ができるようになります。
そうすれば、売上の獲得のチャンスをゲット、コスト改善など、経営に本当に必要なことに時間が使えますよね!
「本当はこれやりたいのに!」でも、ほかのことのフォローに時間がとられて、、、。
こんな悩みも解決されるはずです。
この記事のもくじ
経理の仕事を大学生であっても実行可能にするプロセスの標準化・マニュアル化!それも圧倒的に!【段階1】
先日、「経理の仕事は何か?」というテーマで記事を記載しました。
参考記事:意外? 経理人材の本当の仕事とは?
経理の業務は3つの区分に分類されるというお話でした。下記の図の通りです。
あなたの会社のチーフアカウンタントはどの領域にいますか?
もしも、あなたの会社の経理マネジャー、チーフアカウンタントが、定型業務型に多くの時間を取られているとするとそれははっきり言って、
とっても、
危険な状態です。
自分の部下で、愛着もあって可愛げがある。このままでいいよ。
よくわかります!私も、そう思ってしまうことがあります。
でも、このままの状態だとチーフアカウンタント様のためになりません。
なぜなら、その人が成長しないからです。いつまでたっても成長しないままでは、その子のためになりませんよね。
この領域の業務は、繰り返し行われる作業ですので誰でもできるような仕組みを構築することがとっても大事です。
仕事を新入社員でも実行可能にするために圧倒的に標準化・マニュアル化が必要です。
これをすることにより、経理マネジャー、チーフアカウンタントの時間は増えます。
そして、担当を任された人が経理の仕事の基礎を効率的にマスターしていくことができるのです。
経理部門を専門家集団にする方法 【段階2】
次は、真ん中の部分です。税務や法律、会計基準の知識的な部分ですね。
専門家としての専門知識です。
それには以下の方法で対応して、レベルを上げていきます。
1、外部の専門家に聞ける体制を持つ。
典型的には、会計事務所、法律事務所との顧問契約があります。
わからないところがあれば聞ける体制を作ります。
彼らは、会計基準や法律のみならず、たくさんの会社の事例を知っています。
彼らは、その分野に恐ろしいほどの時間と人を投入しています。
やっぱり、専門じゃない領域のところには、専門家に頼って解決するというのがいいと思います。
費用が高い?お金のムダ?
あなたのストレスや不安を解消してくれて、あなたが社長業に専念できる。そして、売上があがる。
そう考えると、コストベネフィットは抜群です。
これ、真実です。本当にそうなんですよ。
2、法律、会計の最新の情報が自動的に入ってくる仕組みを構築する。
専門の機関が、発行している専門誌などを定期購読する。この方法によって最新の情報を入手することができます。
顧問先の会計事務所があれば、ニュースレターを定期的に発行してくれますよ。
また、会計事務所などが行っているセミナーに参加することも有用です。
会社内に企業参謀を育てる。【段階3】
図でいうと1番上の部分です。
これは、はっきり言って難しいです。
コンサルタントですからね。私の経験上も、あまり、出会ったことがありません。
このような人材を育成するには、、、。
1)まずはあなたの会社のビジネスをきちんと理解してもらう必要があります。
そんなのあたりまえじゃない?
そう、思いますよね。でも、実際には「全然、会社のことわかってないじゃん」というアカウンタントの方がよくいます。
商流が、フワッてしている。製造過程がわからない。設備がどの製品に使われているかわからない。などです。
それでは、社長にいい助言なんてできません。
そのためには、“現場”を深く理解する必要があります。
事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!
と言う有名なセリフの通りです。
経理部門が作成している決算書は、会社の実態(活動)を表したものです。
そう整理すると、現場で起こっていることを知らないと話になりませんよね。
質問してもチンプンカンプンな回答が返ってくるのはそのせいです。
「経理は、オフィスにずっと座っている人達」
という固定概念を取っ払いましょう!
経理の人だからこそ、現場に行かせる。
そして、他部門とのキーパーソンと接点を持つ仕組みを作る。
それが重要です。
2)経営資料(レポート)に“型”を組み込む。
次にあなたの会社で作成している経営資料に、これはほしい!という情報を型として入れ込んでしまいます。
増減分析のコメントを入れる欄。単価要因、数量要因。市場の状況、資金繰り表のフォーマットなどなどです。
仕組みを構築して効率化する。そして、任せる。
このようなレベルの高い経理人材を育てるためには、限られた時間を有効に使うことが重要です。
それには、やっぱり、定型業務について、誰でも実行できるように業務の標準化、マニュアル化を行う必要があります。
これにより、チーフアカウンタントの時間が余ります。
その時間をもっと高度な仕事の時間に充てるのです。専門知識のアップデート、社内コンサルタントしての勉強などです。
ポイントは、
「標準化することによって仕事が減ってしまう。」
のではなくもっと本来やるべきレベルの高い仕事の時間に充てる時間が増えるといったことをあなたが理解し、経理マネジャー、チーフアカウンタントに理解してもらう必要があることです。
そうすることにより、チーフアカウンタントのモチベーションも上がって協力してくれます。
イメージにすると下記のような感じになります。
経理部門のやるべきことは、実はたくさんあります。単純作業だけじゃありません。
そして、それが出来たとき経営管理のレベルが上がり、社長、あなたの経営の質も上がっていくのです。
ぜひ、実践してみてください!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
間接業務の仕事を大学生でも実行可能にする業務プロセスの標準化!
経営管理の専門家が、標準化する方法を伝授します。
経理業務を標準化、見える化して
社長の本業に集中したい!経営判断に必要な情報を正確に、しかもてっとり早く入手したい!
そんな風に思っている方は以下をクリック。