「ととのう」「羽衣」「ロウリュ」
こんな言葉聞きませんか?
最近、サウナはやってるらしいですね!
- 「サ道」のテレビドラマ化(2019年7月)
- 「サウナウーマン~汗か涙かわからない~」ドラマ(2019年8月)
サウナブームと言ってもいいかもしれません。
私も、サウナ好きです。2019年7月くらいから週3~4ペースで通うようになってしまいました。サウナ―っていってもいいかもしれません。
- 仕事でストレスが溜まっている。鬱かな?って心配。
- 7つの習慣の第2領域の時間が欲しい。
- ぐっすり寝れなくいつも疲れている。良質な睡眠をしたい
- サウナの効用や入り方を知りたい。
以下の書籍に全部、答えが買いてありました!
人生を変えるサウナ術の基本情報と全体像
- 書名:人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?
- 著者:世界の食とサウナをめぐって旅をする経営者・本田直之と、
“ととのえ親方”ことプロサウナー・松尾大 - 出版月:2019年11月11日
- 出版社:株式会社KADOGAWA
以下について、私の実体験も交えてまとめていきたいと思います。
- ビジネスに効くサウナの効用 ビジネスパーソンにこそサウナが必要だ!
- 最大の効果を得るサウナの入り方
- 経営者たちサウナ哲学
それでは早速行きましょう!
まず、サウナの最大の効果である”ととのう”の意義を言語化します。
ととのうとは?
「心と身体がリフレッシュされた、調和のとれた理想的な状態」
です。
むずかしいですね。実際に試してみないとわからないかもです。これを読んで頂き実践するのが一番いいと思います。
ビジネスに効くサウナの効用
以下の点に着目しました。
1:フィジカル的効用
- ①運動後の爽快感、リフレッシュ効果
- ②良質な睡眠が得られる
- ③ご飯が驚くほど美味しくなる
- ④免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる
- ⑤心臓病、アルツハイマー病などの健康リスク低減
2:メンタル的効用
- ⑥自律神経が鍛えられ、精神が安定する
- ⑦幸福を感じやすくなる
- ⑧デジタルデトックスとマインドフルネス
①運動後の爽快感、リフレッシュ効果「フィジカル」
サウナは、運動後に得られる同じ爽快感、リフレッシュ効果があり。サウナには軽いトレーニングと同程度の心臓や血管を鍛える効果がある。
また、頭がシャキッとすっきりする。
①運動と同等と②リフレッシュ感ですね。
2019年の医学雑誌に掲載されたドイツの研究によれば、25分のサウナと30分の休憩によってかかる心臓の負荷は、中程度の強度のエアロバイクを漕いだ人のかかる負荷と同じくらいだそうです。
「運動したいけど、なかなか……。」という人にはぴったりですね。運動の効果が得られるんです。
次に、リフレッシュ!ですが、交換神経と副交感神経が関連しています。
私、これがよくわかりませんした。詳細はググってほしいのですが、
「交感神経」⇒活動しているときに働く神経(目がさえる。集中する。)
「副交感神経」⇒休んでいるときに働く神経(眠くなる)
サウナの楽しみ方は、サウナ⇒水風呂⇒外気浴です。
サウナ⇒水風呂で、交感神経優位(目がさえる!)になります。
水風呂⇒外気浴で、逆に副交感神経が優位となり(眠くなる)
その結果、身体が一気にリラックスモードになるようです。
交換神経優位から副交感神経が優位に自立神経がスイッチする感覚、つまり熱いと冷たいという環境から平常に戻ると「ホッ」とするようです。
②良質な睡眠が得られる。「フィジカル」
サウナによって、良質な睡眠が得られる。深い眠りは割合は2倍。
眠りたいのに寝れない。というお悩みのビジネスパーソンは多いのではないでしょうか?海外駐在員も同じですよね。
日本は眠れない国だ。睡眠障害に悩む人は多い。
なぜならば、PCやスマートフォンのブルーライトが目を冴えさせるからです。眠りたいのに寝れない……。
これ自体ストレスですし、なによりも仕事のパフォーマンスに影響を与えますよね。
私も、過去は、よく寝れず、4時くらいに寝て6時半くらいに起きる生活が結構長かったです。もちろん、次の日のパフォーマンスは悪いです。年齢を重ねてからは余計にです。
サウナに入れば睡眠薬は必要ない。
フィンランドでこう言われているそうです。
こちら化学的な裏付けもありますよ。
加藤医師という方が、サウナに入った日と入らなかった日の睡眠状況を計測しました。
その結果、
サウナ入った日⇒深い眠り28%
サウナ入らなかった日⇒深い眠り14%
だったそうです。深い眠りは、脳や体の疲労を回復させてくれます。
これは、確かに私も感じています。サウナに入った日は基本ぐっすりで、翌日の仕事のパフォーマンスもいいですね。
また、深い眠りの睡眠効果を得たいときは、「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」のサイクルを3セットくらいがいそうです。長時間すぎてもよくないみたいですね。
③ご飯が驚くほど美味しくなる。「フィジカル」
サウナの後は、ご飯が美味しく感じられる。それも体感的には通常の2倍。
サウナに入る前にたらふく食べることはオススメしないそうです。消火のための血液が、消火器に集中して体の負担が大きくなるからです。
サウナ後にビタミンミネラルなどを摂ることで、身体の内側からキレイで健康になれます。
④免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる「フィジカル」
体調を崩さない。免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる。
ビジネスパーソン、あなたにとって、「体調をくずさないで仕事で成果を出す」というのはとても重要ですよね。
サウナは、こんなことにも効用があるんです。すごいですね。
これもエビデンスありますよ。
オーストリア・ウィーン大学の研究チームの研究です。
6か月にわたる調査
サウナ入るグループは、サウナ入らないグループと比較して、約50%も風邪にかかる率が低かった。
習慣的にサウナに入ることによって、身体の免疫力が上がったと言えます。
私も、風邪ひきそうになった時などは、サウナに行って治しますね。効果ありです。
⑤心臓病、アルツハイマー病などの健康リスク低減「フィジカル」
長期的な健康にもいい。・心臓病のリスク低減。・認知症も予防する。
人生100年時代!!
最近、よく使う言葉です。よく聞きますし。
このような時代、健康年齢の維持はとっても重要です。
サウナはこの点も効果ありです。これも、エビデンスあります。
◯東フィンランド大学
中高年男性(42~60歳)2315人
週に4回以上サウナに入る人と週1回を比較すると、前者の方が、心臓死のリスクが63%も低かった。
日本人の三大死因は、がん、心疾患、脳血管疾患なので、これもサウナでリスクを減らせます。
また、認知症(アルツハイマー)に予防する!というデータがあるそうです。
◯東フィンランド大学、ロッカネン博士
中高年男性(42~60歳)2,315人
ほとんど毎日サウナに入る人と、週1回しか入らない人を比較すると、前者の方が、軽度の認知障害になるリスクは66%低く、アルツハイマ―病になるリスクは65%も低くかった。
驚きの結果ですね。
ただし、現時点では、具体的なメカニズムや、進行中の病状を食い止めたりできるのか?などは不明だそうです。
⑥自律神経が鍛えられ、精神が安定する「メンタル」
精神がとにかく安定する。鬱にも効く。
①で、サウナでは、交換神経優位になり、水風呂では、副交感神経が優位になり、「ととのう」。
メンタルの安定にサウナは絶大な効果がある。
熱い、冷たいを繰り返し、外気浴での休憩のサイクルの中で血液の流れが促進され、自律神経の働きが鍛えられるためだ。
そもそも、交換神経と副交感神経のバランスが不規則な生活やストレスによって崩れると、自律神経失調症やうつ病?といった疾患になるといわれている。
こうした病気にかかる人は、日本では増えてきているようです。おそらくストレスが多い社会なのでしょう。
仕事だけでなくすべての事に、メンタルは、影響を及ぼします。そのため、メンタルの安定はとても大事ですよね。
⑦幸福を感じやすくなる。「メンタル」
サウナに入ると幸せになれる?
サウナの発祥地であるフィンランドが2018年と2019年と2年連続で世界幸福度ランキング1位に輝いています。これもググるとわかります。
これもサウナが関係しているという推測は、合理的です。
今のような、ストレスフルな時代、より幸福を感じやすくするためにもサウナを活用しない手はないです!
特に海外では、日本とはまた違うストレスもありますしね。
⑧デジタルデトックスとマインドフルネス「メンタル」
サウナに入ると強制的にスマホからシャットアウト。ストレスフルな外界の情報をシャットダウンしてリラックス。頭をクリアにして自身の内面と向き合わせる、究極のマインドフルネス(瞑想)である。
これもエビデンスあります。
サウナに入る前と入った後の脳の状態について機会で測定したところ、サウナ後は、人間の認識系を司る頭頂葉の1部分が活性していたという。
この部分が活性していると、自身の内面への感覚が明敏になり、「瞑想」「マインドフルネス」に近い状態となるようです。
・サウナでは、スマホ持っていけない⇒デジタルや雑音から解放⇒デジタルデトックス
・交感神経と副交感試験のスイッチングを通じて、自然と「マインドフルネス」の境地に行くことができます。
最大の効果を得るサウナの入り方
サウナの効用を解説した後は、具体的にどのように利用すればいいか?という話です。
サウナに入る意味とは、次の事を言います。
サウナ⇒水風呂⇒外気浴
でワンセット
このサイクルを何度か繰りかえす事。
水風呂こそ大事なんだ!
外気浴、すなわち休憩の時間を味わい尽くすためにサウナと水風呂があるといっても過言ではありません。
サウナ⇒水風呂⇒外気の時間配分
著者によれば、
サウナ4:水風呂1:外気浴5の割合
外気浴がメインなんですね。これは意外でした。
サウナの時間のポイントは、ストレスを感じる1歩手前。あまり無理しすぎると逆効果らしいです。むしろ、依存症になってしまいます。
時間で言うと、8~9分がいいという(心拍数が2倍になる)意見もあります。
サウナでの留意点、楽しみ方
- 自分のペースを保つために、適度な水分補給
- ロウリュを楽しむ
- 温度の羽衣をまとう
- 良い水風呂の条件とは?
- 外気浴は心ゆくまで楽しむ
- セット数は1~3セット
脱水症状になってはいけませんので適度に水を補給する必要があります。ウォーターサーバーがあるサウナもあります。
ロウリュとは、ストーブで熱せられたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること。です。サウナの醍醐味ですね。
日本ではできないところが多いですが、ハノイの銭湯のサウナはできるところがあります。
「温度の羽衣」ってわからないですよね。サウナ後の水風呂の際に、じっとしていると肌の近くがじんわり暖かく感じられることを「温度の羽衣」と言います。
①36度以上の皮膚の表面温度⇔「温度の羽衣」⇔②水風呂(17度ほど) みたいなイメージです。
①と②の空間にできる水の層のことを言うみたいです。
良い風呂の条件の一つとして、温度があるが、この本では、16.5度くらいが最適と言っています。
外気浴こそサウナのメインだそうです。サウナで熱い思いしてきたのも、水風呂で冷たい思いしてきたのも、すべてはこの外気浴のためなのです。このためにスペースや椅子などがあるサウナがいいですね。
ハノイのサウナでは、そこまではないので、お風呂の淵とかを利用する感じになりますね。
経営者たちのサウナ哲学
経営の視点でみると、最もハードなスケジュールなビジネスマン(海外駐在者)や激動の時代を生きる、ストレスを抱える経営者の方にとって、サウナは最強のソリューションとなると言っています。
具体的にどの経営者が?
サウナを利用している具体的な人物で見てみましょう。
ヤフー株式会社のCEOの川邊健太郎氏:「あなたは、サウナでととのう必要もないくらい、恵まれた環境で生きているのですか?」という名言
NEWSTANDARD株式会社の代表取締役社長:久保尚太郎氏
ニコーリフレ会会長:中市忠弘氏
Twitterのジャック・ドーシー:脳をシャープにするために、「摂氏104度のサウナに15分入り、そのあとで、氷を入れた摂氏2度の風呂に3分間入る」(この書籍には記載されていません。)
なぜ、新しいアイデアが生まれるのか?
経営者の仕事は、考えて、新しいアイデアを生んで実行することです。それによって利益を増加させ会社を継続させることです。
サウナに入ると、「重要度が低いものと緊急性が高いもの」がスッと消えます。すなわち、日ごろは、後回しになりそうな、「重要度が高く緊急性が低いもの」(本当に考えなくてはいけないもの)だけだ残って、じっくりと考えやすくなります。あの名著の7つの習慣でいう第2領域のことですね。
だから、新しいアイデアが生まれやすくなります。
『サウナで考え、水風呂で決断する』
アイデアだけ生まれても意味がありません。実行するか!の意思決定が重要となります。行動無きアイデアは価値ゼロです。
重要な経営課題についてサウナでじっくり考えた後、冷たい、水風呂で全身へキーン!という冷たい刺激とともに思考が一気にクリアになります。
そうすると、やる気と確信とともに、「決断」することができるのです。
これは私実践しています。毎日意思決定です。
忙しい経営者の最強の家
サウナに入っているときが自分を唯一強制的に休ませてあげられる時間。サウナがなかったら無理して、精神的にまいってしまう可能性もあった。
久志社長の言葉です。
仕事での忙しさとストレスが最大限に高まったときも、サウナは味方になってくれます。
確かに、経営者は、常に考えている状態の時間が多く、ストレスも抱えています。これを強制的にサウナで休むことによって、より生産性が上がるという効果があります。
実際、私の場合もそうですね。サウナを利用する前は、常に疲れており、生産性も落ちていました。
本日は、「人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?」を要約した上で私が感じた効果も説明させて頂きました。
サウナによる効果が大きそうです!あなたも、鬱?寝れない?アイデアが生まれない?というような悩みがあれば是非試してみてくださいね。オススメ!