こんにちは、マナボックスのすげのです。
- ベトナムに2020年の2月25日以降、設立する予定だ
- ベトナムで社長をされていて管理もしないといけない方
- 教育関係の会社を設立するかもしれない
- ベトナム事業登録税が気になる方
参考記事:ベトナム事業登録税って何だ?
本日は、ベトナム事業税の改正について、ベトナムの公認会計士のアンさんに解説してもらいました。
事業登録税の改正政令で注目すべき点
今回のベトナム事業登録税の改正の概要や留意すべき点について教えてください。
了解です。
結論から説明しますね。日系企業に影響ありそうなところは以下です。
〇事業登録税の免除
- 新規設立会社の事業登録税が初年度に免除(申告必要なし)
- 個人事業主からSME(中小企業)に変更した場合の事業登録税が3年免除
- 学校などの教育機関は事業登録税が免除
〇稼働してない場合には事業登録税を支払わくてもいい。
新規設立会社の事業登録税が初年度に免除が影響があると思うのですが、図にすると以下のようになります。
ふむふむ。
事業登録税の免除の①は、わかる!新規設立のお客様を支援しているので、納得です。
ERCの日付から1か月後に支払いだと、スケジュール的にちょっと無理があるよね。だって、資本金の入金は90日後だからね。
だから、ケースによっては、マナボックスが立替払いしてるもんね。
笑
そうそう。
他に留意点はありますか?
新規設立した会社の場合の免除ですね。2月末付近に設立した会社は、保守的に従前の規定通りに支払ってもいいと思います。
金額が小さいですし。それで、心配を取り除けるなら大きいですよね。
なぜ、免除の規定が制定されたのか?2つの理由
なるほど、事業登録税、ビジネスライセンスフィーの免除ってことですね。
これは、利益とか関係なく発生する税金だよね。金額は確か、大きくても、3百万ドン(1万5千円)くらいだから重要性はないとは思うけど。
2月25日以後に、ベトナムに新規で設立する場合は影響ありますね。
でも、なんでかな?背景等を教えてください!
参考記事:ベトナム事業登録税って何だ?
はい。これには2つあると思います。
①初年度の事業税の申告・支払いが煩雑だったこと
②ベトナム国個人事業主から会社への移行を奨励していること
②つめの理由は?どうなの?
ふつうだと初年度だけが事業登録税が免除だけど、個人事業主から会社(中小会社)に移行した場合は、3年の期間免除だね。
優遇されてるね。
はい。背景としては、個人事業主から会社への移行を奨励していると考えられます。
個人事業主は、きちんとした帳簿も必要でないですし。ちょっとホアドンを悪用してしまうケースもあります。
これを、ベトナム国は、減らしたいんだと思います。きちんと、会計を導入して、税収を確保する。ということをしたいのです。
なるほど~!
こういった背景とリンクさせると面白いね。
でも3年の免除って、数万円……。ですよね。
なんか進まなさそう(笑)
確かに。
そうですね。これを期に移行するケースは少ないかも。
稼働していない場合は事業登録税を支払う必要はない
あとは、稼働してない場合には、事業登録税をし支払う必要がなくなるんですね。
はい。
事業登録税は、事業を行うことによって発生する税金だという趣旨なんですね。
★本日のまとめ★
・2020年2月25日以降に新規設立した会社はERCの日付から1か月以内の事業登録税が免除
例えば、2020年2月26日に設立した会社は、2021年(~2020年12月まで)の1月31日まで事業登録税を申告。
・個人事業主から会社(SME)に移行した場合は、3年のベトナム事業登録税を免除
・稼働していない場合は、事業登録税が免除となります。
本日はありがとうございました。
いいえ、こちらこそ!