こんにちは、すげのです。
本日は、財務分析の一つである収益性についてわかりやすく解説していきます。全体像や概要については、以下の記事を参照してください。
参考記事:5つの財務分析とは?収益性・安全性・生産性・活動性・成長性 この覚え方の3つのコツを教えます。
- 経理の専門家じゃないけど決算書を見ないといけない社長
- 海外子会社の管理責任者になった
- 成長性分析についてわかりやすく理解したい人
財務分析の成長性の意味合いがあらためて理解できます。
明日から成長性分析を実施することが可能となります。なにか発見あるかもしれませんよ。いや、あるはずです。
それでは、さっそくいきましょう!動画も作成しました。
この記事のもくじ
6つの成長性分析の指標
そもそも成長性でなにがわかるでしょう?言葉からもなんとなくイメージできると思います。こちら基礎的なことになりますが、重要ですので確認しましょう。
成長しているの?
会社の「成長力」を見る!
このように言語化するとよりイメージができると思います。
1:損益計算書が関連
売上高成長性
営業利益成長性
経常利益率
2:貸借対照表が絡む
総資本成長率
純資産成長率
3:人に着目
従業員成長率
この6つの成長性について以下の方法によって理解を深めていきましょう。
- 言語化
- 図解
- 比較(具体例)
成長性(PLのみ)について言葉と計算式で理解する
「成長性」とは、どれくらい成長しているか?ということです。しかし、ちょっと別な言い方をすると企業における経営拡大の度合いや将来の可能性はどうなの?という言い方もできます。
売上高と営業利益と経常利益の成長性ありました。
例えば、100から150に増加したとしたら、50%の成長率です。
成長率=(当期〇〇ー前期〇〇) ➗前期〇〇✖️100%
〇〇には、売上高と営業利益と経常利益が入ります。
例え:
筋トレのメニューをこなす数。速さ。腕立て50回から100回
成長性(BS)について言葉と計算式で理解する
続いてBSの成長率です。
成長率=(当期〇〇ー前期〇〇) ➗前期〇〇✖️100%
〇〇には、総資本と純資産と経常利益が入ります。
こちらも成長していたほうが基本的には望ましいです。しかし、総資本については、ちょっと留意しなければいけません。なぜならば、借入金などの負債も含まれるからです。
例え:
体が大きくなっているか?マッチョになってるか?でも、太りすぎは、要注意
成長性(人数)について言葉と計算式で理解する
続いて従業員です。
従業員数の増減で企業の成長性を測る指標となるのが「従業員増加(成長率)」です。
売上高との比例関係や設備やテクノロジーの利用関係との絡めて分析する必要がありますね。
この指標の率だけではあなたの会社の成長率を判断できないことがほとんどです。そのため、実際は他の指標と併用して総合的に分析することが重要です。
成長率=(当期〇〇ー前期〇〇) ➗前期〇〇✖️100%
〇〇には、従業員数が入ります。
例え:
筋トレ仲間が増えてるか?(微妙。すいません。)
実際の会社の成長性を見て理解を深める
成長率について具体的に実際の会社を見てみましょう!そうすることで、熱い業界がわかったりします。
先日の日本が4連休の最中に、アメリカで大きな決算発表があったようです。IT世界大手・マイクロソフトの通期決算です。
例えば、マイクロソフトの好決算をけん引しているのが、クラウドサービス「Azure(アジュール)」です。
本日は、財務分析の成長性分析について解説させていただきました。
シンプルですが、大事なのは、利用して眺めて考えることです。売上高が成長していなければ、それはある意味、成長していないという事です。
これをきちんと意識することが大事なんですね。
あなたの会社の財務諸表を使って是非試して見てください!