みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第7回目です。

ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。

本日のテーマは、「ベトナム教師の日」の歴史と意義とは?です。

「ベトナム教師の日」の歴史と意義

りんさん
りんさん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。VIETNAMNETです。

>>「ベトナム教師の日」の歴史と意義とは?

1946年7月、フランスのパリでFISEが結成

1946年7月に、フランスのパリで、世界教員組合連盟(Fédération Internationale Syndicale de l’Enseignement)が結成され、FISEという略称を持っています。

1949年に開催されたワルシャワ会議で、FISE15の章からなる「教師の憲章」を作成し、公表しました。その憲章の中の主な内容は以下の通りです。

  •         封建と資産の全ての旧式で、反動的な教育の視点及び方法との戦い。
  •         教職と教師の精神的および物質的な利益を正当に保護すること。
  •         教職の人情味と進歩的な教育を重視すること。

1954年に、ベトナムの教職員組合は、FISEのメンバーとして認められた!

1954年に、ベトナムの教職員組合は、FISEのメンバーとして認められました。

1957年に、ポーランドの首都ワルシャワで、FISEの会議に参加したベトナムの教職員組合を含む57ヶ国は、翌年の11月20日を「教育者国際憲章の日」とすることを採択しました。

ベトナムでは、1958年11月20日に、初めて「教育者国際憲章の日」が北部全域で開催されました。その日は直ぐにベトナムの教育者向けの伝統的な記念日になりました。

それ以降、この祭日はベトナム南部の各地域でも祝われます。毎年の11月20日に、教育小委員会は、臨時占領地域における教師たちの闘志を奨励するため、通常にいくつかの特別な雑誌を出版し、発行しました。

1975年、全国の教育制度も統一!1982年には、 167-HDBTという決議

1975年4月30日に国が統一されたと共に、全国の教育制度も統一され、ベトナムの教育者団体は団結し、ベトナム共産党の社会主義的志向に従って教育を構築することを合意しました。その時に、「教育者国際憲章の日」の歴史的な使命が完了しました。しかし、11月20日はベトナムの教師だけではなく住民の伝統的な記念日になったので、廃止されません。

1982年9月28日に、閣僚評議会(現在は政府)はNo. 167-HDBTという決議を発行しました。それにより、毎年の11月20日が「ベトナム教師の日」と呼ばれる記念日として定められました。

この決議の内容は、次のように述べています。「11月20日が重要な意味を持つために、毎年10月から、全国の各級の官庁と組合は、会議を行ってそれぞれの地域の教師の仕事と活動に関する状態を確認し、教師たちがベトナムの教育者団体の良い伝統を発揮し、自分の資質と能力を訓練し、学生が従うべき役割モデルになるように彼らを激励する必要があります。教師の側では、現在のベトナムの社会における教師の名誉と責任に対する認識を高めるための多様な活動を行うことで、自分の高貴な義務を十分に果たすよう努めるべきです。」

また、閣僚評議会の決議により、毎年の11月20日に開催されるのは、各級人民委員会と教育評議会が主催する教育部門と大衆組織の協力のある記念式典です。各級の地方政権の幹部は、教師の家を訪問し、教師との親密な打ち合わせを行い、また、この機会に、功績のある教師への報酬を与えることができます。「ベトナム教師の日」は、厳粛に開催し、学生とその両親に迷惑を掛けるような誇示の形式を避けるべきです。

ベトナムの教師の日は、かなり特別な日!

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

ベトナムでは、教師がものすごい尊敬されていますよね。これは、ベトナムで実際に生活して感じています。日本にはそのような日がありません。なので、ベトナムのカルチャーを強く感じました。ベトナムっぽいなって感じです。

以下でも記事にしています。マナボックスは、教育というカルチャーが強いのですし、先生が2人いますよ!

 

りんさん

自分の意見としては、「ベトナム教師の日」が本当に有意義な記念日で、子どもたちに「感謝」と「知識の重要性」を教える最適な機会だということです。

どうしてこの日が今でもベトナムにあるが、日本にはないかというと、ベトナムが中国の隣に位置し、儒教の思想の影響を深く受けていたため、社会における教師の地位が非常に高いという庶民の観念が昔からあり、戦争中にFISEという世界教員組合連盟に参加したからであると思います。

数年前卒業した学生たちがもう一度自分の青春時代がそこで過ぎ去った学校を訪問し、多くの個人に出会えるのは本当に素晴らしいことです。


菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

いい文化ですね。今後は、先生も、若い人から学ぶという時代になると思います。

TICK TOCKってマーケティング的にどうなのー?とか