みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。
今回で、第34回目です。
サウナっていいですよね。やっぱり。イライラした時には、オススメです。自律神経を整えます。
ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。
本日のテーマは、「ベトナムの農業が必ず克服すべきである3つの大きな課題とは?」です。
この記事のもくじ
ベトナムの農業が必ず克服すべきである3つの大きな課題とは?
>>2021年には、ベトナムの農業が必ず克服すべきである3つの大きな課題
ベトナムの農業が直面する3つの大きな課題_1)小規模であること
農業・農村発展省の農相のグエン・スアン・クオン氏によると、過去10年間で、農林水産業の成長率は年間平均2.8〜3%に達し続けました。ベトナムは、毎年、約5000万トンの食糧、580万トンの肉、 800万トンの水産、約2000万立方メートル(m3)の自然の木材と高価値のある工業用樹木を生産します。
しかし、「現在の状況では、農業、農民、農村は3つの大きな課題に直面しています。最初の課題は、ベトナムの農業が主に小規模のある世帯経営だという主観的なことです。」とグエン・スアン・クオン氏も指摘しました。
これがボトルネックのような状態です。国際統合が深くて幅広くなると共に、小規模生産の競争力も低くなります。
2)_気候変動の影響 7つの経済地域すべてで発生
次の課題は気候変動の影響です。ベトナムは気候変動に対して最も脆弱な5ヶ国の1つであり、この問題は、7つの経済地域全てで発生しています。
3)_世界経済との関連
最後の課題は、前述のような小規模の生産という基盤があるベトナムは、世界経済に深く統合する過程にあるということです。
この3つの課題を克服する方法とは?
グエン・スアン・クオン氏によると、現在、ベトナムは世界の全ての主要市場で13の自由貿易協定(FTA)に参加しています。 2020年のみ、多くのFTAが署名され、または発効するようになりました。
EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)が正式に発効することで、EUに輸出される多くの農産物が大きな税制優遇を享受しました。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)が署名されたばかりで、市場も開放され、関税も優先され、経済効率も高くなります。更に、投資の流れ、技術、協調・取引も強化されました。
しかし、すべてのことには2つの側面があります。
FTAに参加することは、ベトナムの商品が他の国の商品と競争し、激しいゲームを受け入れる必要があるわけです。関税障壁が撤廃されても、技術障壁、非関税障壁が構築され、一部の国でさえ保護貿易主義に向かっています。一方、ベトナムのロジスティクス開発レベル、及び管理レベルはまだ完全ではありません。これらは、ベトナムが直面しなければならない大きな課題です。
課題を克服するために、農業・農村発展省は、資源を動員し、農業発展の新しい原動力を創出するためのメカニズムと政策を改善し続ける必要があります。
特に、建設の要求に応じる農業・農村インフラのアップグレード及び近代化に焦点を当ており、また、世界経済に統合し、気候変動に適応するためのスマートで現代的な商品農業を開発するのは大事なことです。
ハイテク農業及び農業4.0を強力に開発
グエン・スアン・クオン氏は「科学技術の研究、応用、移転のレベルを上げる必要がある。また、生産性と品質が飛躍的に向上するために、ハイテク農業及び農業4.0を強力に開発するべきだ」と述べました。
適切かつ効果的な生産組織の形態の更新、適切な生産関係の改善、農産物の生産・消費における協調の促進、世界的な消費システムとの接続などの多くの対策を行う必要があります。さらに、質の高い人材の発展を中心にして、農業界の人材育成の質を改善し続けます。
ベトナムの強みは土地だと思う。けれど課題を克服する必要があり
ベトナムの大きな強みって土地ですよね。土地が豊であり、食が豊であることです。
農林水産業は、成長しているが、農業、農民、農村は3つの大きな課題に直面
①小規模すぎる②気候③世界経済との関連
課題克服のため、ハイテク農業及び農業4.0を強力に開発
農業・農村発展省の農相のグエン・スアン・クオン氏が言及したベトナムの農業に関する3つの大きな課題は、本当にベトナムの現在の農業状況を正しく示していることです。
その中で、最大な課題は小規模である世帯経営の農業ですね。小規模であるために、モダンな技術の応用、品質の向上などの多くの対策の実施が難しくなり、他の国の商品との競争も困ることになります。この問題を解決しないと、ベトナムの農業は発展できないと思います。
ベトナムはITが強いし、IT✖︎農業の可能性は大きそうですね。