みなさん、こんにちは、ベトナム在住公認会計士の菅野です。

「マーケティングは、3つのMが正しい時にのみ成功する」

by ダン・ケネディ

この3Mとはご存知でしょうか?本日は、3Mを説明していきたいと思います。

「社長の仕事はマーケティングです」

とはっきり言っているダイレクトレスポンスマーケティングの最高の権威のダン・ケネディ氏の教えです。

いろいろなフレークワーク、例えば、SWOT分析やPEST分析、3Cなどありますよね。どれもめちゃくちゃ大事です!それはわかっていますが、この3Mは、ずば抜けて大事だと思います。なぜならば、あなたの売上に直結するお話だからです。

どんなにいい事、社会のためなんだ!って主張しても、結局お金がなければ、従業員にも給与を払えないんです。ロマンも大事ですが、算盤(そろばん)がなければ達成できません。

本日は、3Mについて海外子会社経営という観点から解説していきたいと思いますね。今まで知らなかった!という人もいると思いますが、是非、理解しましょう。必ず役にたちます。

マーケティングに絶対必要な3M

マーケティングの成功の基本的な原則です。必ず理解しておく必要があるくらい重要です。

3Mとは?それは、マーケット・メッセージ・メディアの頭文字を取ったもので成果の三角形と呼ばれています。

  • Market(マーケット)(Who、Where)「お客様はどこの誰か?」
  • Message(メッセージ)(What)「何をどのように伝えるか?」
  • Media(メディア)(How)「どこで伝えるか?」

これは3本足の椅子のようなものでどれが最も重要でどれが2番目ということではなくどれも同じくらいの重要度を持っています。そして、マーケティングで成功するためにはこれら三つがすべて正しく噛み合っていなければなりません。

わかりやすく言い喩えると以下のような構成要素になります。あくまで喩えですよ。

  1. あなたのターゲット(マーケット)が→どこの海?どんな魚を釣りたい?さんま?マグロ?

  2. 欲しがる(メッセージ)を→どのエサで与えれば釣れる?

  3. どこに置くと反応してもらえるのか?(メディア)→どんな釣竿で釣りすればいい?

こんなイメージです。

それでは、それぞれもう少し、詳しく解説していきますね。

マーケットとは?

マーケットとは市場のことで誰に売るのか「誰が顧客なのか?」ということです。3Mは、どれも大事なのですが、このマーケットというのは特に重要だと感じます。

魚がいないところで、魚釣りをしても、意味がないですよね。

「誰に売るのか?」

ビジネスに置き換えて説明すると、

「あなたの商品・サービスのターゲットとなるお客さんのいない場所でビジネスをしても、お客さんは来ない」

ということです。

既存のマーケットなのか?マーケットを作りだすか?

そして、マーケットには、

  • 「市場の刈り取り」(既存)
  • 「市場の拡大」(作る)

の二つの側面があります。

前者は、顕在化されたニーズに対して働きかけることです。そのため、過去のデータに基づく直接的な訴求が有効と言われています。

一方で後者は、新しいマーケットを創り出す。ということです。創造ですね。潜在的なニーズ、人々の欲望にアプローチして、マーケットを作りだすのです。

自社の顧客名簿を眺める。そして、理想のお客を妄想する

ダン・ケネディ氏は以下のように考えることを主張しています。

  • 現在の顧客リストを眺めて顧客の傾向を掴むこと
  • 理想の顧客は誰か?を妄想すること

この2つです。前者であれば、性別・年齢・業種の共通点を見つければ、マーケティングの効率は一気に高まります。

そして、もう一つは、理想の顧客は誰か?ということについて、考えて考えて考え抜くことです。

  • 夜も寝れないくらい悩んでいる人は誰か?その人を救えるか?
  • あなたのサービスを一番望んでいるのは誰か?
  • 業者扱いしないで、共に尊敬しあい、楽しんでビジネスできる人は誰か?

あなたが、もし、搾取され、疲弊しないで、イキイキとビジネスを楽しみたいのなら、ここに時間を使ってじっくり考えるということはとても 大事ですよね。

なぜならば、お金はもちろんのこと、ぼくらの幸福感に関わってくるからです。

メッセージとは?

メッセージとは、セールスメッセージのことです。

これは、「何をどのように伝えるか?」ということです。ダン・ケネディ氏によれば、あなたの商品・サービスの良さを伝えるのは、商品・サービスそのものでなく、なんと「メッセージ」だと言うのです。

そんなことない!一生懸命、商品やサービスをしていれば、自然にお客様が増える。と感じる人もいると思います。

しかし、残念ながら、実際にはそうではないんですね。

このメッセージには、広告のコピーや、ウェブサイトのランディングページの文章などがあります。コピーライティングやセールスライティングなんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。例えば、思わず電車の中で、「あ!これ欲しい」って思う広告などを見たことがありますよね。このように思うのは、コピーつまり、メッセージが素晴らしいからです。

このほかにも、「オファー」例えば、小冊子や無料の情報や商品パッケージや会社の接客雰囲気など、顧客が目にするもの全て含まれるようです。

コピーライティングについては、いろんな有名な書籍がありますが、いくつか紹介しておきます。どれも有名で実用的なものです。

ジョセフ・シュガーマン/佐藤昌弘 フォレスト出版 2006年03月
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神田昌典/横田伊佐男 ダイヤモンド社 2016年04月15日頃
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メッセージの留意点、マーケットとの一致

このメッセージを作るうえで、重要なことは、マーケットとのコンセプトの一致です。例えば、魚をマーケットにしたのなら、魚が好きなエサ(メッセージ)としなければいけません。ネズミをマーケットとしたのなら、チーズを餌(メッセージ)としなければいけませんよね。

つまり、あなたの顧客の深い理解が必要になるのです。どんなことで悩んでいるのか?と言うことを相手目線で常に考えてないと、メッセージが生まれないということになります。

マーケットに一致した、メッセージであればあるほど、つまり、ターゲットを絞れば絞るほど、反応率は高くなります。

以下の書籍の『PASONA』の法則は、普遍的な知識だと思います。

神田昌典 ダイヤモンド社 2016年02月13日頃
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メディアとは?

メディアとはメッセージをマーケットに届けるための媒体のことです。メッセージをマーケットに伝える方法は?と言うことです。

突き刺さる、行動してもらうメッセージを「どの場所におくのか?」とも言えます。

場所によって、全く反応率が違ってきます。現代風で、例えならば、LINEでは、ダメだったけど、FBでは、すごい反応あった!みたいな感じです。

どの場所におくのか?というのを2つに整理できます。それは、

  • オンライン
  • オフライン

です。

オンラインのメディア

オンラインのメディアとしては、以下の具体例があります。

  • ホームページ
  • ブログ
  • ウェブ上のランディングページ
  • SNS(FB,LINE)
  • リスティング広告
  • テレビ
  • メルマガ
  • 動画(Youtube)
  • 音声

などだと思います。

インターネット上で、あなたの見込み客がが、あなたのお店・商品・サービスを見つけるための出会いの場所です。

オフラインのメディア

最近では、あまり聞かないかもしれませんが、状況によっては、かなり効果が高いです。例えば、ベトナムの日系企業向けだとDMの開封率が高いという特徴があります。

  • 新聞のチラシ
  • DM

お金を払ってくれるお客様との出会いの場所を、リアルな世界で、きちんとつくるということですね。

まとめ

 

本日は、マーケティングはこの3つのMが正しい時だけ成功するというテーマで解説させて頂きました。ものすごい大事なお話です。

以下の3つでしたね。

  • Market(マーケット)(Who、Where)「お客様はどこの誰か?」
  • Message(メッセージ)(What)「なにをどのように伝えるか?」
  • Media(メディア)(How)「どこで伝えるか?」

私も常にこれを意識しています。現状のマナボックスだと…。

ベトナム進出の日系企業で経営管理に困ってる人が及び海外子会社の社長が「マーケット」です。

そして、メッセージの一つの例としては、「会計がわからんで経営ができるか?」を使っています。

最後にメディアですが、現状だと、ブログやウェブ上のLPとなっています。

これを知らないっていうのは、物凄い機会損失が発生している可能性がありますので、是非、知っておくといいと思います!少しでもお役にたてると幸いです!